五月晴れとはいきませんでしたが、曇り空のもと、お寺フェスを開きました。
本堂では落語です。満丸屋團地さん(素人)、桂小鯛さん、桂出丸さんの話芸に、大いに笑わせていただきました。小鯛さんは、「反対俥(いらち俥)」というネタでした。人力車を引く車屋とお客のやりとりで話が進んでいきます。大きな身振り手振りでの大熱演でした。

出丸師匠の「禁酒関所」というネタ。禁酒のおふれが出ている城内の侍からお酒を注文された酒屋が、どうにかしてお酒を持ち込もうと苦心するお話です。
出丸さんは師匠の師匠にあたる故桂米朝さんの人柄にもふれてくださいました。派手なことが嫌いで個人後援会も作らなかったそうです。若くして戦争で亡くなった同級生を想い、華やかなことは極力固辞されたというのです。そして、落語家は何も作らない(生産しないという意味)からこそまわりに感謝しなければならないのだとおっしゃっていたそうです。


「日本一派手な高座」と出丸師匠にも認定していただいています。来年以降も、この高座でお3人さんの話芸を楽しみたいと思います。

境内では、鹿カレー、イワナの塩焼き、鶏のから揚げ、焼きたてパン、クロワッサンたい焼きなどなど、とさながらミニフードコートでした。



魚の行商歴半世紀の網代のMさんのカレイの干物はあっという間に完売!
鳥取医療生協さんの健康チェックは今年も大好評でした
初めて出店いただいた地元岩井の「お菓子 とわ」さん
鳥取を代表する仏具店「お仏壇のふじた」さん
料理が映える見事な器を作り続ける牧谷窯さん
ありがとうございました。
昨日の準備、そして今日の本番と、お寺の役員が力をあわせ、無事開催することができました。私の1日の歩数は20000歩近くでした。足が痛い!

「ブログを見てきました」と声をかけていただいたり、法事の際にお知らせした若いご夫婦がきてくださったり、新聞社につとめているご門徒さんが取材を兼ねてきてくださったり。ありがたいことです。
来年は5月31日(日)の開催を予定します。よろしくお願いします。