自宅でのお通夜

夕方、お通夜のお勤めのためご門徒さんのお宅へ。仏間と居間にご家族や親戚、近所の方がお参りでした。

昨年の8月にご主人がご往生され、この度は奥さんです。「仲が良かったけえ、初盆も一緒になった」と施主さん。お勤めが終わるとひ孫さんがお経本を集めてくれました。

お通夜は親しい方がかけつけて最後の看取りをする時間です。逮夜・大夜ともいわれます。葬儀の前夜のことです。夜を通して語り合う時間です。故人さまが何を願っておられたのか、何を引き継いでいくかと。

「今日は母の枕もとにきょうだいで寝ます」と施主さん。夜を通して語りあうのはたいへんですが、本来の意味どおりのお通夜をされるのでしょうね。

あすは葬儀です。よく知るご門徒さんが一昨日、「同じ職場で、世話になっただが。葬式にはまいらせてもらうけえ」とおっしゃっていました。

故人様が生前、本願寺から授かった法名には、念仏を称えることを喜ぶという意味が込められていました。おごそかななかにも、そのことを頭に入れて明日はお念仏申します。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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