「父を突き動かしたもの」

坊守です。
第二土曜は休診日なので、お休みです。午前中は寺でウロウロ、掲示物を整理したり、草引きや剪定作業をしていました。

午後は鳥取の学習講座へ。
鳥取県反核運動を牽引した父を突き動かしたもの、がテーマ。鳥取の被爆者運動の中心になった伊谷周一さん(2017年没)の足跡をたどり、平和と核兵器廃絶を考える、という内容です。


娘の柴田杉子さんが講演してくれました。
柴田さんは、鳥取でお父さんの跡を継いでブライダルショップや砂丘のレイガーデンを経営されています。
陸軍の試験を受けに行った16歳の伊谷さんは、爆心地から1キロの旅館で被爆。放射線障害で命の危機に瀕しながら、たくさんの友人たちの輸血で生き延びた人でした。その22年後に広島に足を向けて初めて、被爆者として、核兵器の廃絶と平和を訴える運動にかかわるようになったそうです。
記事がありますので↓

https://mainichi.jp/articles/20211127/k00/00m/040/182000c

晩年、檀家寺に「戒名には[不核]の文字を入れてほしい」と檀家寺に頼まれて、ご本人の位牌には不核院堅持日周居士の名が刻まれています。
柴田さんは、平和運動に奔走したお父さんは、自分は生きていて良いのか、という問いに許しを求めるように、動かずにおれなかったのだろう、と話しました。ご自身は、被爆二世として、こうした場にも積極的に出ていきたいという決意表明もされました。

戦争も核兵器もまっぴらです。
ぜひ、リンクの記事をみてください。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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