過去帳を眺めていると

お預かりした6冊の過去帳にご法名を記載しています。午前中にうち3冊は書き終わりましたが、分量としては全体の1/4ほどでしょう。残りの3冊のうち、新調する1冊を眺めていると、江戸時代の後期に亡くなられた方のご法名があります。当時は苗字がなく、時折、屋号が記している場合があります。例えば越後屋とか、備後屋など。この過去帳もまさにそうでした。しかも見覚えのある屋号です。以前、江戸時代からつづくご門徒さんの過去帳を新調した際にみた屋号です。同じ集落ですから、もしかしたらそこで働いておられて、屋号を使うことを許されたのかな、などと想像するのでした。こちらは明日からの仕事にします。

午後は仏壇じまいと、移動しての入仏法要です。ご門徒さんの引っ越しに伴ってということです。同じ鳥取市内ですが、新居は南部になりました。お寺からだと車で50分近くかかるでしょうか。

仏壇はサイズが小さくなりましたが、ご本尊はぴったりおさまり、仏さまの引っ越しも無事終わりました。仏壇の飾り方について少し説明させていただきました。

新しい家には仏間がなく、リビングの一角にご本尊・お仏壇です。それはそれでいいのではないかと。天井が高く、私の声もよく響きましたし。新居でもよろしくお願いしますとごあいさつ申し帰路につきました。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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