2011年3月11日、当時東京で生活していた私は、翌日の祖母の3回忌に帰るため、仕事を早退し、最寄りの亀有駅からいったん家かえろうと歩き始めたときでした。すると経験したことのない巨大な揺れを感じます。当時はまだ電話ボックスが駅前にありました。それが大きく左右に揺れています。きゃーという悲鳴をあげ、地面にかがむ女性も。その後も身体に感じる地震が。急いで家に帰ると東北の沿岸部を津波が襲っている様子をテレビが伝えていました。
それから1週間後、仙台での仕事を依頼され、約1か月半過ごしました。
被災地を訪れ、自然災害の恐ろしさ、原発事故をもたらしたつくられた「安全神話」のウソ。なにより亡くなられた方達の無念さ、そして生きていかねばならない大変さ。社会や政治は誰のためにあるのかという問い。そして自らの人生観や死生観についても問われました。
あれから14年。自然災害は頻発しています。南海トラフなど大災害がいつ起こってもおかしくない状況です。
昨日の確定申告の際、復興特別税の項目に目がいきましま。ああ、この一部は防衛予算に転用されているのかと。石破さん、せめて復興特別所得税の一部を防衛費に転用することはせめてやめませんか。