葬儀が終わりました。昨日のお通夜の前に臨終勤行にうかがって故人さまのことをお聞きしないといけなかったのですが、葬儀が続き、日程が取れませんでした。昨日のお通夜の前に少しお話をお聞きして今日の朝、法名を考え、葬儀にのぞみました。
故人さまはとにかく、「ありがとう」とよく口にされていたそうです。その言葉に、施設の職員の方が「ずいぶん励まされました」と感謝しておられたとうかがいました。お孫さんがお見舞いに行っても、「ありがとうなあ」と喜んで涙ぐむことも。
外に出かけるのが好きで、老人会の旅行に参加したり、町の公民館で開催される行事などによく足を運んでおられたそうです。男性としてはかなりの長寿でしたから、出かけることが元気の素だったのではないでしょうか。
23日に予定されているお寺の研修会で、「お寺の可能性について」お話ししないといけません。お寺にお参りする、お寺の行事に参加することで元気になる、ということを強調したいと思っています。出かけることで元気になるし、認知症予防にもなるという報告があるそうで、病院関係者である坊守から関連する資料をもらうことになっています。
明後日にも今月5件目の葬儀となり、忙しくて準備に取り掛かれていませんが、せっかくお寺の研修会に積極的に参加されている方達です。「それこそが、元気の素なのですよ」とさらにお寺に関わっていただけるような方向に持っていければなあと頭の中で考えているところです。