雪のない大晦日となりました。朝、坊守とともに網代道場にお供えのお餅を供えに。その後、市内のコーヒー店で遅めの朝食。今日の新聞に目を通すと、世界気象機関が2024年は観測史上、最も暑い年だったと発表したというニュースが。スーパーに寄って買い物を少し。白菜やキャベツなど野菜の高いこと。キャベツや白菜は400円ほどの値札がついているのが当たり前になってきました。夏の高温による影響です。
近所のご門徒さんから、「白菜や大根食べんだか?」との電話が。「喜んていただきます」。

ご夫婦で毎年、立派な野菜をつくっておられます。夏にもきゅうりやナスをいただきました。
今年最後の仕事は除夜の鐘。大晦日の夜を除夜といいます。旧い年を取り除く夜なので除夜。除夜に打つのが除夜の鐘です。108の煩悩をはらうために打つのですが、浄土真宗は煩悩を滅することができない私を阿弥陀仏が救いとるという教えです。ですから別に打たないでもいいのです。ではなぜ打つ寺院もあるのか? 答えは、「他のところが打つから」。これは中央仏教学院の先生の名(謎?)解答です。
西法寺の場合はどうなんでしょうか。戦争で供出して以来、存在しなかった鐘が、ご門徒さんにも尽力いただいて復活して以降、打ち始めたというところです。ですから、平和であってこその除夜の鐘、という意味もあるのではと思います。
ということで、今日で2024年も終わりです。お休みの方も、今日も仕事の方も1年間お疲れ様でした。
