朝から生ぬるい風が吹いています。秋らしいさわやかさがありません。午後、タイヤまいりにうかがう道すがらご門徒さんと立ち話。集落のバス停に設置された公民館の行事案内を見ておられました。「暑かったけえ半袖でおったら、昼からの風は冷たくて」。
タイヤ参りには、お孫さんもいらっしゃいました。都会に出てアイリストとして働いているそうです。いまが夏休みで帰省中とのこと。わたしには縁のない仕事ですが、目元をはなやかにする専門職です。指にはキレイなネイルアート。お参りしていたおばあちゃんは、「これでどうやってご飯食べるだ?」とびっくりしていました。
仏間に掲げられたご先祖さんの写真をみながら、はじめてひいおじいさんのことを知ったようでした。
仏間がある、お仏壇があるということは、いのちを自分までつないでくれた先人に思いを馳せることになるのだなと感じるタイヤ参りでした。