午前中の法事に大阪の交野(かたの)市からお参りされた方から聞いた話です。「来年の3月、市内を走る京阪バスが路線を廃止することになって困っているんです。運転手の確保ができないということらしくて。市は代替バスを検討しているようだけど、万博のシャトルバスに運転手がとられているみたいで、どうなるかわかりません。車の運転ができない年寄りは病院や駅にも行けなくなります」
路線バス廃止は地方のことかと思っていましたが、そうではないということを教えられました。
80歳近いご門徒さんが「ときどきの法要にお参りできなくて申し訳ないです。なかなか都合がつかなくて」と話していました。いまも週に3回、清掃のアルバイトをつづけているそうです。そういうなかで工面していただいたお布施なのです。護持のため大切に使わせていただきます。
午後は市内で県東部の本願寺派寺院のあつまり、因幡組の執行部会でした。住職さんが不在となっているお寺さんで、役員の方が中心となり、立派に支えておられるようすをうかがいました。寺報にまとめて知らせているとのこと。我が事としてお寺にかかわっておられます。ここに浄土真宗のつよさがあると思いました。