しみじみと感じる

昨日は3回忌のお参りが2件ありました。葬儀は2022年9月。その月の前半、昨日も記した通り葬儀が6件も続きました。

悲しいご縁ではありましたが、ご家族との関わりは、葬儀を縁にしてつづいています。折に触れて私にマスクを届けてくださる歯科医師さん、何かとお寺にお供えをくださり、いっしょにお母さんのご遺骨を京都の大谷本廟まで預けに行った元漁師のYさんと娘さん。思い出したことをしゃべっていたら、いつもより法事の時間が長くなってしまいました。

歯科医師さんのご門徒さんは昨日もたくさんのマスクを届けてくださいました。「まだあるかなあと思ったんですが」。「いつもすみません」とお礼を申し上げると、「イヤな人にはあげません。お布施だと思って受け取ってください」。本堂に置いている学校給食の無償化を求める署名をみて、「政治はこういうことにお金を使わないと」と。まったく同感です。

元漁師のYさんは、「おかあ(の遺骨を)を本願寺に連れて行ってほんとによかった」と話していました。昨日もたくさんのお菓子をお供えされました。今週はお寺清掃、16日には秋彼岸があります。みんなでいただきたいと思います。坊守の職場にもお裾分けしたのでよろこばれたことでしょう。

悲しい別れからしか見えてこない世界があるものだと、昨日、そして記している今、しみじみと感じています。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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