マイナ保険証はつくらなくても大丈夫

坊守です。
きょうは前坊守が病院のご厄介になるなど(まったく大事はありませんでした)、早朝からバタバタな土曜日でした。

そんな具合なので、午後に予定されていた学習会は、前住職夫妻のご飯の支度をしながら、キッチンからの聴講となりました(便利になってありがたい)。

報告者の一人。世田谷区長の保坂さん

テーマは奇しくも医療。マイナカードと健康保険証の一体化について、多角的に検証するシンポジウムです。開業医さんや弁護士さん、自治体の首長、研究者やデジタル化の専門家などのメンバーでのディスカッションでした。
そもそも私は、医療機関の窓口にいらっしゃる患者さんを思い起こしても、自分自身を考えても、大量の個人情報を連動させたカードを持ち歩くのは危険きわまりない、それを上回る利点はどこにありますねん??という立場でした。
その懸念が今回、やっぱりか、と確認できる場でありました。
全部書けないのですが、印象に残ったことを3点くらいで報告するとしたら、
▪️マイナンバーカードを健康保険証と一体化している国は先進国にはひとつもない。しかも、日本の制度設計では、ひとりひとりの国民が、自分の情報がどこに流れたか、確認するしくみさえない
▪️12月2日からこれまでの保険証は廃止になると宣伝されているが、マイナ保険証に切り替えなくても、今の保険証で一年間、その後も資格証が届くのでそれで病院にかかれる。
▪️マイナ保険証に連動させてしまった!やらなきゃ良かった…と思う人は10月から解除できるしくみがスタートする

デジタル大臣が強烈にすすめてしまった、という指摘も出ていましたが、1大臣の暴走を許す責任者もいい加減やなあ、と驚きました。

ということで、マイナンバーカードすらつくっていない私も、今後の医療アクセスを心配することがないんだ、と胸を撫で下ろしております。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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