法事から葬儀へ

今日は朝から大変な蒸し暑さです。

午前中はお寺での法事が2件(13回忌と四十九日法要)あり、クーラーと扇風機を稼働させました。13回忌の方は中学時代の同級生もお参りでした。お互いおじさんになって、法事の場で再会するのもいいものです。

2件目は、四十九日のお勤めです。初七日からずっと逮夜法要をご一緒して、今日が満中陰法要となりました。昨日からお話しする内容を時間をかけて考えました。私に、浄土真宗の教えを生きた形で教えてくださったご門徒さんです。「人は去っても 拝む掌(て)の中に帰ってくる」(作 中西智海さん)という詩も最後に紹介しました。ご門徒さんは、そのようにして生きてこられたのだなという思いを強くしました。

午後は市内に出かけて葬儀のお勤めでした。私はお会いしたことのない方です。法務省で働き、更生保護の仕事に70代半ばまで尽力されました。「オヤジ」と慕われていたそうです。「一人でも更生してくれたら」という思いで、仕事にあたっていたとご家族からうかがいました。おくさんが何度も顔を撫でて、「長い間ごくろうさま」と声をかけておられました。お孫さんは、「私たち孫には甘々のおじいちゃんでした」と涙。

ご葬儀からのごえんですが、娘さんに、「何かありましたら、なんでもご相談ください」とお伝えして、火葬場を後にしました。

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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