半年ぶりの東京出張

坊守です。
東京から戻る道中です。
半年ぶりの東京は、明らかに海外の方が増えています。人の多さには驚きませんが、アスファルトの街の暑さに汗だくになり、あちこち再開発中で、記憶していた景色とずいぶん変わって、目の前にあった東京駅の入り口に気づかず、人にたずねてしまいました。

さて今回の出張は、超真面目会議なので、書いてもおもしろくありません。
寄り道と食べたものの報告でもいたしましょう。

私がいちばん行きたかったのは、駒場の日本民藝館でしたが、休館中。欲求の方向性を変えずに、住職が調べてくれた民藝店のたくみさんに寄りました。お店は銀座にあります。
パソコンや会議資料入りの重いリュックを背負った坊守は、「銀ブラ」というより銀座をヨロヨロ歩く「銀ヨロ」でしたが、一歩踏み入れた憧れのお店は、上を見ても下を見ても民藝に溢れて、ぼうっとしてしまいました。
初夏を迎えた店先には、芹沢銈介さんをはじめ、型染め作家さんたちのうちわがディスプレイされていました。※芹沢作品には「おひとり様3本までしか販売いたしません」の注意書きが!
型染の素晴らしいタペストリーや世界の民藝品がありました。惚れ惚れしながら、手にしてみると「たかっ!たかっ!たかたかたかたか!」と、心の中で叫ぶことになりました。笑
たとえば、鳥取の古物商で私が購入したような蓋つきのカメの値段は4100円。鳥取では1000円も出さずに手に入れました。我が家では複数購入して、ゴミ箱や猫砂保存容器などに使っています。鳥取が民藝の国だからこんなに売値が違うのでしょうか? 銀座の道端でうちのゴミ箱を売ったら、ひと儲けできるのかもしれません。衝動買いせずに、棟方志功の版画のてぬぐいをお土産にしました。

さて、食べたものですが、東京に来た時はアジア料理か立ち食い蕎麦を食べることにしています。初日の昼ご飯は、銀座の通りでタイ料理の写真を出していたビルに入りました。メニューを開くとランチセットが2500円(再び脳内で「高っ!」)単品1600円で鶏そぼろご飯のガパオを注文しました。大山鶏を使っているとのことでした。実は東京で大山鶏が出てくることが多いです。ネイティブのコックさんが作ってくれたガパオライスは辛くて美味しかった。タイには「辛いは美味い」という言葉があるそうです。

夕ご飯は、宿の近くの立ち食い蕎麦屋さんに入りました。関東で食べるなら、うどんより断然そばが美味しいのです。


朝はビュッフェスタイルのホテルの朝食。昼は会議弁当でした。

2日だけの出張ですが、はやく猫たちと住職に会いたくなってきました。

ホテルの部屋からスカイツリーが見えました

投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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