旧統一教会問題を手がかりにして

久しぶりに本願寺派広島仏教学院のオンライン講座を受講しました。
というのも、宗教学者の釋徹宗さんの講義があったからです。

今日は、旧統一教会問題を手がかりに「現代社会と宗教」について、約1時間ほど説明されました。

以下、勉強になったことを何点か。

*その内容が私たちから見て、どれほどおかしなものであっても信仰の自由は尊重される。だからといって差別、虐待などは認められない。社会の構成メンバーとして生活しないといけない。
*社会と向きあいつつ、宗教は鍛錬され、教団も成熟してく。社会もそれによって倫理を発展させる。それが望ましい関係。
*旧統一教会は、偏狭な家族モデルを押し付ける。その家族は社会と共存することが難しくなる。カルト2世は、理念、信仰で縛られ、子どもたちは、教団に依存しないと生きていけないように意図的にそだてあげられる。
*カルト宗教は、宗教的な理想(遠景)と家族や日常生活(近景)をくっつけてしまう。伝統教団には、文化、音楽、倫理、地域社会など中景が分厚い。多様な要素をさまざま持っているのが強み。

学ぶことの多い講義でした。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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