坊守です。
東京にいた時の、知人からひさしぶりに連絡がありました。
編集の仕事をしてきた彼女、DV(身近な人からの暴力暴言)を経験した女性むけの連載を手がけているとのこと。「必要な人がいるかもしれないので、よければ広げてください」という内容でした。
暴力をふるう配偶者から、2人の娘を連れて逃げた自らの体験を通じて、公的な相談窓口やその際準備しておけばいいことなど、当事者だからこそ分かる、必要な情報を伝えてくれています。
彼女と知り合ったのはたしか13年前でした。わたしが編集者として手がけていた紙面に、協力いただいたのがきっかけでした。文学少女が、なんでもできる賢い編集者になった…という印象で、人知れずそんな深刻な悩みを抱えていたとは想像もできませんでした。
ご本人もDVの悩みを語るのは恥ずかしい、という思い込みがあった、とのちに自覚したようです。
エッセイストの藤井セイラさんの連載はこちらです。家族の暴力など、そもそもこの世から無くなればいいのですが、いま必要な方に届けば、と思っています。