雨が流れていくように

1月も、はやいものであすから下旬です。上旬、中旬というのは例年、それほど年忌法要の予定はありません。下旬から徐々に増えていくような形になります。明日から来週の後半にかけては年忌法要、四十九日と納骨、永代法要と続いていきます。

法要の中でメインは読経ですが、それぞれ法話の時間があります。何をお話しさせていただくのか、即興というわけにはいきませんので、事前に考えないといけません。いつも、圧倒的に勉強が足りない、伝わる言葉に落としきれていないと思いつつ準備をしています。

お話を考えるにあたって、私にはいくつか参考にしている本やホームページがあります。よく読むのは3冊の本ー「拝読 浄土真宗のみ教え(布教読本)」、「正信偈講義」、「浄土真宗 臨終・通夜・中陰法話集」ーです。本願寺のホームページで過去の法話を読むこともあります。

「参考になりますよ」と以前、ある僧侶の方から教えていただいていたことを思い出しました。本願寺総合研究所のホームページを久しぶりにクリック。

今日は朝から雨ですが、「雨」を例に教えを紹介したページがありました。興味のある方はご一読ください(僧侶向けなので、なかなか理解しづらいかも)

http://j-soken.jp/ask/2118

「雨の堕つるに、山の頂に住(とど)まらずしてかならず下れる処に帰するがごとし。もし人、憍心(きょうしん)をもつてみずから高くすれば、すなはち法水入らず。もし善師を恭敬すれば、功徳これに帰す」

日常生活にも当てはまるかもしれませんね。

自分を低くして聞いていく。

それでまた思い出したことが。先日、お見えになられた方が、職場での人間関係に悩んでいるということを話されていました。「なぜこの人はこんなことをいうのだろうかと聞き役になってみると、関係が徐々によくなってきたんです。聞くのはしんどいですけどね」

ホームページに記されている内容を直近のお話で紹介することはないと思いますが、そういう気持ちで学ばないと、そして、聞いていただかないといけないなあと改めて思いました。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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