取り掛かれていなかったお寺の過去帳のデータ化を始めました。歴代住職が手書きでつけてきた帳面をパソコンに入力作業です。この数年、年忌法要に該当する故人さまの名前・ご法名などはパソコンに入力していますが、空白の年がたくさんあります。当面は、1976(昭和51)年以降の方たちの整備が目標です。それができたら、それ以前にさかのぼってというのが目標です。間違って入力することは避けたいので、何回も見直しつつ。結構時間がかかりそうです。
こうして過去帳を見つめていると、よく知るご門徒さんの親御さんの名前を発見します。どんな方だったのか、あれこれ想像しつつ、みなさんのおかげで、今があるのだなあとしみじみ思ったり。当歳で亡くなった子どもたちの名前が少なくありません。一昔前はお子さんの死亡率が高かったことも感じさせられます。
午後は、永代法要を希望されるご門徒さんが相談にお見えになりました。長く東京で生活されていたそうです。「東京から帰ることはない」と田舎を出て、頑張って事業を起こされました。10数年前に親の介護のため、「一時的に帰る」と地元に戻り、それからはふるさとにずっと。
私も同じように東京からのUターン組です。不便なところですけれども、地に足をつけた生活ができるよさがふるさとにはあります。東京に戻りたいという気持ちが不思議とわいてこないですね。
法要の日程を確認し、2月、お参りしていただくことになりました。どうか雪が降りませんように。