坊守です。
年末、皆さんもお忙しいと思います。私も職場で次から次へとイレギュラー案件の波にのまれております。一昨日もなかなか仕事が終わらず、住職がお風呂に入るころに腹ペコで帰宅しました。
いつものように住職がととのえてくれた夕飯をよばれるまえに、2階で着替えをしていたら「あれれれれ?!」という叫び。
なにごと?と階下に降りたら「鮭がない!」確かに空の皿が一枚、食卓の上にありました。本来は味噌漬けにした鮭の焼き物があったらしいのです。
容疑は…保護猫オン爺に向けられました。ター坊はオリの中。ナモはニンゲンの食べ物には興味がない。オン爺には、坊守のカレイの干物をかじった前科まであるのです。

まあまあ、と、お味噌汁をすすっていたら、住職がテーブルの下あたりに鮭の残骸を発見。半分ほど食べ残してありました。
そして、抜き足差し足でオン爺登場。残りをまた、食べはじめたようでした。

幸い薄かった彼にとって、食べることは生きること。塩気の多いお魚は猫の体には悪いでしょうが、オンちゃんにお迎えがくるのと、食生活の影響が彼の体に出るのと、どちらが早いか考えると微妙。
ならば、好きにしたまへ。鮭は好物だけど、自由を謳歌中の爺さんにゆずってやる。クスクスと笑いが込み上げます。幸せだな。オンちゃん。