師走をむかえて

あっという間に12月です。お寺の掲示板にも除夜の鐘の案内を掲げました。

きょうは朝から引き続き法事の案内づくり。間違いがないか確認しつつ昼過ぎに印刷完了です。

午後は西法寺通信新年号のインタビューです。お寺によくお参りいただいている60代のご門徒さんからお話をうかがいました。

「仏前で手をあわせていた祖父が亡くなり、それを父がひきつぎました。その父も数年前に亡くなり、私も手をあわせるようになりました。それまではお寺との付き合いは法事くらいでした。祖父、父に育てられたのかなと思います」

30代で転職された苦労話も興味深くきかせていただきました。「会社が小さい頃から働きはじめ、最後は相談役まで。潰すことなく次の人たちに引き継ぐことができました」

ハト麦茶や杜仲茶など健康茶をおもに製造する会社で働かれました。得意先や販路の開拓で全国各地に足を運ばれたそうです。飲んだことがある方もいらっしゃるかもしれませんよ。

実家には誠という言葉が記された書がありました。このほど寄贈していただいたのですが、ご先祖が大事にされてきた言葉です。今年法名を授与される際、「誠」を希望されました。「阿弥陀経」には「仏の言葉は誠」との下りがあります。きょうもそのことをお話しでした。私もうかがいながら、そうだよな、そうだよなとうなずいておりました。

親鸞聖人の教え、阿弥陀さまの教えを大切に生きておられるご門徒さんの姿にふれ、ほんとうにありがたいひとときを過ごさせていただきました。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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