時折強い風がふきつけるなか、午後、本堂で報恩講をおつとめしました。準備は万端と思っていたのですが、結局朝からバタバタして、昼に時計をみると1万歩も歩いていました。
午後1時に開式です。親鸞聖人のご生涯に思いを馳せつつ、今日はいつもよりていねいに正信偈をあげました。
法話は5年続けてお願いしている出雲のご住職さんです。豊富な入り口から阿弥陀さまの慈悲と智慧、そして親鸞聖人のお導きをお話しされました。笑あり、胸に詰まる話あり。

人の楽しみで最上のものは法楽楽(ほうがくらく)ですよとある僧侶の方からうかがったことがあります。仏さまの教えを聞かせていただくことがいちばん楽しい。そんなバカなと笑われそうですが、意外にそうなんですよ。
あすは午前中、網代、そして午後は田後です。講師さんはその後、滋賀にすぐ移動されるとのこと。娘さんが結婚して入寺された寺院で継職法要が予定されていて、なんとお父さんが記念法話をされるということです。奥さん(坊守さん)は一足早く滋賀に向かわれるのだとか。お父さんの法話を娘さんが聴聞されるわけです。いやはや、すごいことです。これほどのお祝いは、そうそうないと思います。
ちなみに私の今日はまだ終わらず、夜は知り合いの方に頼まれたご法事にお参りしてきます。