午後、市内の方が1周忌でお参りでした。
昨年の葬儀の際は、住職入院中のため、前住職につとめてもらいました。
こうして法事でお会いするのは初めてのことです。きょうだい2人できていただきました。
「しんらんさまを歌ったのは数十年ぶり。作曲は古関裕而さんなんですね」
「私の主人は亡くなって27年になります。大阪の主人の実家も浄土真宗ですから、法事の時にうたいました」
「しんらんさま」は時を超えて愛されているとあらためて思います。
メロディーもいいし、歌詞もいいんです。
100歳をこえたご門徒さんがいます。4年ほど前にお見舞いもかねて施設でお話をうかがった際、「毎朝、『そよかぜわたる』を歌います」とおっしゃっていました。
「そよかぜわたる あさのまど
はたらくてのひら あわせつつ
なむあみだぶつ となえれば
しんらんさまは にこやかに
わたしのとなりに いらっしゃる」
法事で歌を歌うというのはあまりないことなのでしょうか。真宗寺院の大事な特徴なのかもしれませんね。
それにしても本堂はカメムシさんのご聴聞がすごいことになっています。私の五条袈裟にもいつの間にかはりついていました…。