秋の彼岸法要

9月の中旬とは思えない猛暑の中、秋の彼岸法要をおつとめしました。開始1時間前からクーラーをかけ、冷たい飲み物を用意してみなさんをお迎えしました。

島根から布教使さんも来寺されました。この数年の秋彼岸はコロナの影響で、講師さんにきていただくことは控えていました。

今年は親鸞聖人が誕生されて850年の節目の年です。親鸞聖人は90歳でご往生されましたが、88歳当時に書かれたお手紙(御消息)がはっきりしている最晩年のものだということです。他に日付だけ記されたものがあり、筆跡などからご往生される直前のものではという可能性も指摘されているそうです。手紙のやり取りの相手は、関東在住のご門弟がたです。「念仏を称えるだけで誰もが仏に救われる」という親鸞聖人の教えは人々に受け入れられ、関東で広まっていきました。20年ほどの布教伝道を終え、京都に帰京された親鸞聖人と関東の方たちは手紙による交流とともに、ときにははるかな道のりを辿って京都までこられています。講師さんは、こうした心の通った交流を紹介し、「共に過ごす人々の存在が人生を豊かにする」とお話しされました。

住職含め21人での秋彼岸法要でした。ようこそのお参りでした。

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投稿者: 西法寺

西法寺のHPを管理している釈大朗です。よろしくお願いします。

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