土日は四十九日のおつとめが2件、引っ越しをされた方の新居にうかがっての入仏法要もありました。
四十九日のおつとめでは、親鸞聖人の「正信念仏偈」の一節「必至無量光明土 諸有衆生皆普化」を取り上げて、亡き方と私たちとの関わりということについてお話しさせていただいています。「お浄土に生まれ仏となった方は、あらゆる人びとを救うはたらきをされている」ということなのですが、僧侶の勉強を始めた当時は「???」だったのです。そんな私も、ご門徒さんの姿を通し、ここに書かれていることの意味を深く考えさせられるようになりました。本を読んでわからないことも、一つの大きな出来事にぶつかって、学ばされるということがあります。いい加減な気持ちでぶつかっていても真実というものは全く見えてこないのですが、真剣に考えたり、格闘すると見えてくるものがあると思います。そういう私の経験談としてもお話ししています。
入仏法要はおめでたい法要です。ご門徒さんからは、「日曜の午後、新しい家に仏壇が来るけえ、その日にきてくれんだか」とお願いされていました。阿弥陀さんが家の主人(あるじ)なのです。家財道具などはまだありませんでした。クーラーもまだ^^; 家族が住む前に、まず、仏さんです。そういう考え方ってすごいなあと感心させられるばかりです。とても暑かったですが、いい汗かきました。
先日の大雨によりお墓が痛んでしまったご門徒さんご家族から、お寺の納骨堂を利用したいとの相談がありました。実際に見ていただいて、安心されたようで何よりでした。
さて天気予報によると、来週が夏の暑さのピークとのこと。そうなって欲しいものです。