お世話になっている業者の担当Oさんが郷里に帰ることになり、あいさつに来られました。
年齢をうかがうと47歳。私が家に帰ることを決めたのも47歳でしたから、他人事とは思えません。
私の場合は、帰っても仕事がありましたし、おかげさまで多くのみなさんに支えられております。
この時期は、人生の進路を決めたり、あるいは変更したりという岐路に立たれている方がたくさんいらっしゃると思います。
『無量寿経』に「和顔愛語」(わげんあいご)という言葉が出てきます。お経では、「和顔愛語にして意(相手の思い)を先にして承問す」とあります。相手の身になって穏やかな顔で接し、優しい言葉をかけ、自らが先んじて動くという意味となります。
受け止める側にできることは、よく来てくれたと歓迎し、新しい生活になじめるように気を配ることではないかと思います。私もそうした人たちのおかげで、こちらにかえってから3回目の春を迎えようとしています。
Oさん、故郷に帰られてもお元気にお過ごし下さい!