きょうの午後は習字教室でした。教室に通われている最高齢の方に、今年いくつになられますか?とうかがうと「昭和4年生まれ。90歳になるんですかなぁ」と。お元気で何よりです。車でお迎えに来ていた息子さんを待たせて、最後まで熱心に机に向かっておられました。
生活環境や食生活の改善、医療の進歩などによって平均寿命は大幅に延び、今後も延びるとみられます。齢を重ねても生き生きとされている姿にふれるのはなんもいいものです。
一方で、県の人口は減り続けています。きょうの朝のニュースで、鳥取県の先月1日時点の推計人口は55万5225人と、この1年間で4782人減少したと知りました。
昨年、ある方から、「子どもたちは一度出たら鳥取に帰ってこないんですよ。同じ仕事でも給与がかなり違いますから」と聞いたことがあります。
少子化に加えて、若い方が、進学就職で都市部にでて、そのまま帰ってこない例が多いということでしょう。私自身で考えてみてもUターンは想定していないことでしたから。
しかし、鳥取は素晴らしい星空と美しい海岸線、カニやイカをはじめとした海産物、各地に点在する温泉、人びとのあたたかさなどなど、いいところです。若い頃はあまり好きじゃなかったんですが…。住む住まないは別としても、鳥取に来てくれたり、関わってくれる方を増やすことはやっていきたいですね。
年賀状に、「鳥取に遊びに行きたい」と書いてくれた方に、まずは働きかけることからはじめてみましょうか。