午前中、臨終勤行をお勤めしました。一般的には枕経とよばれます。
先月、一度だけでしたがお見舞いに伺い、大変喜んでいただいたことを思い出します。もう一度伺わなければと思っていた矢先のことでした。
ご遺族に伺ったところご自宅の仏間にはお経のテープがあったそうです。お元気な頃にはよくお寺にもお参りされていた方でした。
お見舞いの際、「もういけません」とおっしゃっていましたが、淡々としたご様子で、ときには笑顔も見せてくださいました。痛い、しんどいと口にされることもほとんどなかったそうです。
いのちがつきたとき、ただちに仏とならせていただいて、縁ある人々を助ける存在となり、ついでみんなを救ってゆく。
浄土真宗の教えを何度も聞かれていたことでしょう。
お通夜、葬儀と続きます。自分に出来る精一杯のお勤めをさせていただきます。
合掌
