盆参り2日目です
浄土真宗の仏壇には基本的に位牌はありませんが、過去帳といって、往生された方の氏名、日にち、法名、行年を記載する法具があります。
あるお宅で、昭和20年8月12日、お名前、法名、そして行年23歳と記された過去帳が開かれていました。
ご家族にうかがうと、中国で戦死された方とのこと。終戦まであとわずかで若い命を失ったのです。
仮にこの方が生きておられたら、いま90代後半です。ことしの春、この方と同い年の方の葬儀がありましたから、もし戦争がなかったらと思わずにはいられません。
その過去帳をながめながら、私たちは何をしてはならないのか、何をしなければならないのか、考えさせられるのでした。

こどもたちがいるご家庭に散華をもってまわったところ、思いのほか喜んでくれました。しおりがわりにいいですよ。