本日、お通夜のお勤めがありました。
以前勤めていた職場の大先輩から頂いた、「あなたの仕事は人の人生のいちばん悲しい瞬間に立ち会う仕事になりますね」とのことばをいつも思い起こしながらお勤めに臨むようにしています。
「人生に常ということはありません」などといったところで、悲しみが消えるわけではありません。
私のような経験の浅い僧侶が、最もらしく喋るのは申し訳ないと思い、そうした話をするのは最近、控えるようにしています。
うまく喋るということではなく、私も、遺族のみなさんと悲しみをともにすること、故人の人生に敬意を持って法要に当たること、これだけは曖昧にしてはいけないと今日も言い聞かせながら、短いお話をしました。
遺されたみなさんの声に、悲しみに耳を傾けつつ、今後の法要に臨んで行きたいと思います。