「夫婦2人で2000万円足りない」
年金だけではこんなにも足りない分が生まれてしまうという金融庁の正直な試算を、政府自身が「不適切」と否定に躍起ですが、試算自体は否定できないようです。
昨日の国会では、現在41歳の夫婦では3600万円にまで拡大するという指摘が野党議員からありました。
長寿の社会を、自分の力で、才覚で生き抜けということなのでしょうか。
高齢夫婦の娯楽費は総務省の調査で月2万5千円、交際費は月2万7千円にすぎないそうです。
一日に換算すれば数百円です。経済的な理由で外出も、人付き合いも控えなければならない方も多くいらっしゃることでしょう。
政府の方達は、こうした高齢者のみなさんに、「株を買え」「試算を運用せよ」というのでしょうか。
7月は参院選挙もあります。宗教者は社会で起こっている課題に対して無関心であってはならないと思います。