お参りに来られた方から、知り合いとの会話の中でお墓をどうするか話題になったという話を伺いました。
お墓は、家が続いていくという了解のもとに受け継がれてゆくものですが、いまそれは急速に崩れつつあります。
家業を継ぐ、家を継ぐということがふつうではなくなりつつあるなか、お墓は心配ごととなっています。
子どもや遺されたものに迷惑をかけたくないので、という相談も先日ありました。
「よく話し合っていただいて」とお願いしつつ、「当院にも納骨堂があります」とお伝えしています。
地域社会と家族の変化がすすむなか、不安に応えられるお寺をつくってゆくことが求められているといえそうです。