仏壇じまいのおつとめ

午前中は仏壇じまいのおつとめへ。施主さんは4月の納骨堂説明会にもお越しでした。この秋にお墓じまいをして、新しい納骨堂を利用したいとのこと。「市内からだと岩井は近いので、今までよりもお墓参りが楽になりそう」とのこと。今のお墓は地域の墓地の一番上にあり、道は草に覆われ、季節によっては蚊や蜂にも注意しないといけません。市内在住の娘さんも、「私もいつか入れて欲しい」と。旦那さんの実家は九州で、「とてもそこには…」との思いがあるそうです。

「Yさんが、新しい納骨堂を利用される最初のご門徒さんになりますね」と私。

実はうちもお墓をしまって納骨堂にうつす予定です。石段が崩れかけており、上がるのもひと苦労です。骨を納めた最後は50年近く前。祖父までです。祖母と叔母の遺骨は、境内にある納骨堂に安置しています。新しい納骨堂では、これまでの住職、寺族の方たちもみなさんとご一緒することに。私もいつの日か、入れてもらうことになるのでしょう。

午後、毎回のお寺フェスでお世話になっているIさんが音響機器のセッティングでこられました。いよいよお寺フェス間近という気持ちになってきました。

明日の天気はかえられないが

昨日、葬儀会社から依頼された葬儀をおつとめしました。お寺のご門徒さんではない初対面のご家族でした。故人さまは、鳥取で長く女性団体のリーダーをつとめられた方でした。ご家族や参列された方から思い出話をうかがうこともできました。地方議会に教育費の負担軽減を求める請願を提出されるなど、政治にも積極的に参画されていたそうです。後日、ご家族とともに納骨することになっています。

以前にも記しましたが、門徒さん以外の葬儀をつとめることが増えています。鳥取のような地方でも、どこの寺院にも所属されていない方が少なくないということなのでしょう。

葬儀は人間らしい儀式であると思います。するしないは個人の自由ですが、したいという方が、お金のあるなしや、頼める寺がなく、ためらうようなことがあると気の毒です。それで、葬儀会社の方には、「困っている方があれば声をかけてください」と伝えています。一回のつきあいで終わることももちろんありますが、それがかえって印象深く記憶されることもあります。

本日は朝から駐車場と畑の草刈り、そして法事を1件、午後はお寺フェスの準備など。

当日は晴れ予報。これはもう変わらないでしょう。気温は高くなりそうです。坊守には、「お寺の行事で雨のことはない。住職は晴れ男」といわれています。たしかに、墓参りの時に急に雨が止んだこともゴールデンウィークにあったような。いや、私にはそんな力はありません。

昨日の葬儀のこと、故人さまの生涯を思いを馳せ、こんな言葉がうかんできました。

「明日の天気は変えられないが明日の政治は変えられる」(岡野加穂留)

残念なニュース

巨人阿部監督の逮捕と監督辞任のニュース、びっくりしました。姉妹喧嘩の仲裁に入った阿部監督は口ごたえされたことにカッとなって長女さんに手を挙げたのは事実のよう。娘さんはどう対応したらいいのか、チャットGPTに相談し、児童相談所に連絡。そして警察に連絡がいき、自宅に向かい暴行を加えた疑いで阿部監督を緊急逮捕。阿部監督はアルコールを飲んでおり、自制がきかず、駆けつけた警察が緊急逮捕することになってしまったのではないかと思います。家族といったん離し、頭を冷やす必要があったのでしょうか。

数時間で釈放されたものの今日、巨人の監督を辞することに。娘さんもまさかそんな事態にまでなるとは思いもしなかったようです。大変傷ついておられることでしょう。

ただ、いかなる理由があれ暴力はアウトです。プロ野球ファン、そして阿部監督の輝かしいキャリアに自身で傷つけてしまった、とにかく残念なニュースです。

なもなもサロンを開きました

今日は昼間、網代でなもなもサロンです。お弁当は市内の業者さんにお願いしました。岩美町まで届けてくれるので助かります。

デザートに高知の小夏をAさんが差し入れ。「白い皮が美味しいだでー」。確かにその通り。皮はふわっとした感じ。そして果実と一緒に口に入れると、甘さとやや酸味が広がります。これはいいですねー。

Aさんは来月の頭に白内障の手術をうけられます。ちょっと離れたところはぼやけて見えんだが」。来月のサロンでは、「住職の顔がよく見えるようになったで」と声をかけていただけるでしょう。

Rさんは、差し歯を飲み込んでしまい、それが出てこず、結局、内視鏡て摘出したそうです。下剤2リットルもおいしく飲まれたといいます。胃カメラも得意でむせたこともないとか。私はお寺フェスの翌々日が胃カメラ検査の日です。大の苦手で考えるだけで気分が沈みます。代わって欲しいぐらいです。

1時間半ほどワイワイと過ごして、いつものように玉手箱体操で散会です。

来月は29日に開きます。またお会いしましょう。

「本願寺派の寺院に」

あさって26日(火)に葬儀をおつとめすることになりました。19日(火)と22日(金)に続いて短期間のあいだに3件目となります。「浄土真宗本願寺派の寺院に」という希望をお持ちだったとのこと。明日のお通夜でご家族と初めてお会いすることになります。お話をうかがってあさっての葬儀にのぞみたいと思います。

今日は午前中、法事を1件おつとめし、午後からはお寺フェスの事前準備をいくつか。抜けがないようにチェックリストを作って一つずつ、やるべきことを前日までに。

昨日から植木屋さんに境内の木の剪定をしていただきました。生い茂っていた枝をはらい、また、裏山から大きく迫り出していた竹なども伐採して、随分と見通しがよくなりました。

転職して一年の職人さんは、「自然相手の仕事で、お客さんと直にやりとりできる。お礼をいっていただいたりするのが嬉しいですね」

いや、ほんと、きれいになりました。ありがとうございました。

プロの植木屋さんは、スゴイ

この土日は、植木屋さん3人に来ていただいて境内の剪定をお願いしています。作業スピードがはやいこと!

枝が伸び放題になっていたサルスベリなどは、大きな盆栽か!と思うほどに見事な形になっていました。

境内の景観を整えて31日のお寺フェスを迎えられそうです。

葬儀を終えて

葬儀が終わりました。四十九日の法要ののち、お寺の納骨堂でお預かりすることになりそうです。

考えてみると、今年は1/3の葬儀が門徒ではないご家族からの依頼です。形は、葬儀もあれば直接火葬するという「直葬」の場合も。お寺での葬儀がどれくらいかかるか費用をおたずねの上、本堂での葬儀を希望された方もありました。

先日、住宅関係の仕事をされている方から教えていただいたのですが、「仮に新築100軒とすると、うち仏間をつくる方というのは1軒あるかないかですよ」と。そういうものかと驚きつつ、現実はそうなのだなと。

新しい住宅にお住まいの方は、日常生活の中で手をあわせる機会はほとんどないのかもしれません。ですが、折々に、先祖のお墓参りするという習慣はそうそう消えていくとも思えません。

この秋、お寺の境内に作る納骨堂は、家族ごとの納骨壇と骨壷を安置できる納骨棚のいずれかを選んでいただける施設にする予定です。先日も、あるご門徒さんから、「いずれお墓じまいをするので、予約したい。一つとっといてください」とお願いされました。ご門徒のみなさんへの詳しい説明は7月の西法寺通信紙面上で行う予定です。

今後もしばらくの間、葬儀と納骨の両方をお願いされることがあるでしょう。ご家族に安心していただける施設を作らないといけないなという思いをいっそう強くしています。

龍の尊さを知る

昨夜、タイガースが7点差をひっくり返してドラゴンズに逆転勝利を収めました。最後のサヨナラホームランのシーンをテレビで観戦し、思わず声が出てしまいました。

今日は午前中、葬儀会館へ向かいました。臨終勤行(りんじゅうごんぎょう)をおつとめし、ご家族からお話をうかがいました。私は故人さま、ご家族とも今回が初対面です。故人さまは長くイカ釣り船に乗られ、船を降りてからは地域活動に励まれたとのこと。奥さんは「生一本(きいっぽん)な人でした」と振り返ってくださいました。

お寺に帰り、故人さまの法名を考えました。船名に、龍の文字をつけておられたので、それを活かすことに。
実は、龍は仏教の守護神でもあります。親鸞聖人の和讃(わさん)にも、次のような詩があります。

「南無阿弥陀仏をとなふれば 難陀(なんだ)、跋難(ばつなん)、大竜等(だいりゅうとう) 無量の龍神(りゅうじん)尊敬し  よるひるつねにまもるなり」

当寺(西法寺)の欄間(らんま)にも立派な龍の彫刻がほどこされています。
私はタイガース(虎)ファンですが、龍(ドラゴン)もお寺にとっては、切っても切り離せない大切な存在ですよと、故人さまから教えていただいたように思います。

葬儀がつづきます

今日は午後、葬儀です。退職後、本格的に米作りの道に入られました。耕作を続けるのが難しくなった方からの依頼にも快く応じ、地域の米の守り手でもありました。曲がったことが嫌い。面倒見がよく、優しい。多趣味で、冗談好き。お孫さんが、「あんな大人になりたい」と憧れるおじいさんでもありました。そばの実を栽培し、そば打つのも得意で、お寺の大晦日、美味しい年越しそばを振る舞っていただいておりました。

昨日のお通夜の最後に、ご家族からうかがったエピソード、そしてご法名の意味についてお話ししました。

私が個人さまと最後にお会いしたのは、一昨年の夏のお盆参りの際でした。体調は小康を得ていた頃だったと記憶しています。私自身、残念な気持ちが強くあります。正面の遺影と南無阿弥陀仏のご本尊を眺め、「ありがとうございました」とつぶやいてから、経を読むのでした。

昨日のことをブログに記そうとパソコンに向かっていると、葬儀会社から葬儀の依頼がありました。お寺のご門徒さんではありませんが、おそらく、お寺に納骨堂があることを知っておられるのでしょう。「ご家族は、納骨もあわせてとのご希望なんですが、いかがでしょう」。もちろん、お引き受けいたします。あさってが葬儀となります。私は故人さまと面識がありません。明日、ご家族からお話をうかがうことになりました。

久しぶりに葬儀が続くことになります。先週から引きずっている鼻風邪もずいぶん良くなりました。気持ちを込めておつとめしたいと思います。

尾崎翠を訪ねて

今日の午前中、県東部の老人クラブ連合会のみなさんが来寺されました。
作家・尾崎翠さんの生涯と作品について約40分、私からお話ししました。
うまく伝わったのかどうか…。



「尾崎翠さんの名前をご存知の方は?」。23人来られたうち、7割ほど手があがったでしょうか。
「作品を読んだことがある方は?」。お一人いらっしゃいました。

1999年に映画が公開、その後、県内では翠フォーラムも15年続けて開催されるなど、知名度はアップしています。ですが、小説まで読み進めるのはなかなか。

私にとっては、尾崎翠さんの主要な作品と主な評論を読むことができた、大変よい機会でした。少しだけですが、彼女の小説や散文の一節を読み上げて紹介もしました。翠を愛読した芥川賞作家の吉行理恵さんの書評、「文章を少し読むだけでも潤いを与えられ、心が豊かになる。…噂話をすると部屋の空気が汚れる、と(翠は)書いている」を読み上げると笑いがもれました(狙い通りです)

今年は引き続き、翠さんの未読の作品を読んでいこうと思っています。将来的には輪読会などできないものかと。