秋の彼岸法要

午前中、秋の彼岸法要を17名でお勤めしました。


本日のご講師さんは、姓が徳川さんです。
「徳川と関係があるのですか」と控室でお聞きしたところ、「ではそのこともお話ししましょうか」。
江戸時代に、お寺に徳川家の関係者が坊守として入られ、それ以降、徳川と名乗ったというお話でした。島根県に徳川さんは2軒、1万をこえる浄土真宗本願寺派寺院の中で徳川という姓は他にないそうです。

ご講師さんは、室町から戦国、そして江戸時代の初めにかけて、本願寺が歩んだ歴史を語られました。私もこの6月に本願寺の歴史というテーマでお話しする機会がありました。ですから、興味深く聞かせていただきました。本願寺は、戦国時代、織田信長と戦をし、長島の一向一揆は2万人の門徒が信長軍に殺害されるという大変な歴史を背負っています。そこまでして守り抜いてきた信仰のバトンが今日まで続いているということです。もしかしたら、今日は、その時代にもまして、次の時代にバトンを手渡すことは容易でないのかもしれません。親鸞聖人のみ教えをいかに引き継いでいくのか、そんなことも考えさせられたご法話でした。

明日は秋彼岸会

明日の午前中は秋彼岸法要を営む予定ですが、午後からは葬儀をお勤めすることとなり、朝方に臨終勤行へ伺いました。故人さまのありし日の思い出を拝聴し、深く想いを馳せさせていただきました。息子さまが新しい納骨堂の利用を考えておられるとのことで、完成の折にはぜひお運びくださいとお伝えしております。

寺に戻り、法名を熟考して法名板に記入し、明日の葬儀でお配りする原稿の用意をしておりますと、午後3時過ぎに郵便局の方が書留を届けにこられました。いつもお布施を届けてくださる町内のご門徒さんです。ありがたくお預かりいたしました。本堂の掃除はルンバに頑張ってもらいました。そうこうしているうちに、もう夕方です。

今年の秋彼岸は20日(日)から26日(土)までとなります。19日(土)からの連休中、まず19日には久しぶりのグラウンドゴルフ大会を開きます。19日と20日の午前中は法事を予定しています。21日(祝)にはお墓じまいの、ご相談でご門徒さんのご家族がお見えになります。22日と23日は「西法寺通信」の作成にあて、27日(日)には寺の役員会が予定されています。

その合間を縫って、岩井集落のみなさんへ「心のコンサート」のチラシをお配りして歩きたいと思います。

まだ彼岸花の開花は見かけませんが、お彼岸の最中には、出会えるでしょうか。

納骨堂建設日誌②

先週の金、土で土台敷と足場が作られました。

いよいよ今日は、棟上げです。
朝、起工式のお勤めを本堂で営み、その後、作業が一気に進められました。

木材はあらかじめ、パーツごとに分けられているので、ノコギリの音は聞こえません。木材をクレーン業者さんが吊り上げ、大工さんたちが次つぎに組み上げていきます。連携が見事です。

ご近所さんも見学に。「なんだあ音がするけえ、みにきてみただが。大きな建物をつくられるんですな」。土台だけ見ていたときは案外、小さいなと思っていたのですが、屋根まで組まれると、「あれっ、こんなに大きかったのか」と。

ときおり小雨が落ちていましたが、午後3時半ごろから本格的な雨模様に。そのころには屋根に防水シートがほぼ貼りおわったようです。

安全第一で、明日からもよろしくお願いします!

地域猫の保護活動に協力します

坊守です。

わたしの職場は鳥取市内の繁華街、というか…飲み屋さんがたくさん集まる地域に位置しているのですが、そこでの話題を。

野良猫がたくさんいる地域です。同時に、交通事故で倒れていたり、大きくなる前に命を落とした子猫を見かけることがしばしばありました。
うちの猫たちも、全員野良でしたから、積雪や酷暑の日は「ウチに来て偉かったね」と、思わず話しかけます。避難できる場所もお腹いっぱいになる食べ物も水もない環境では、命をつなぐこともむずかしい。彼らをみるたびに苦しくなりました。
それが数年前に、「地域猫の会」ができ、毎日お世話を始める人たちが現れたのです。
会の方とも知り合えました。職場近くでTNR(去勢、不妊手術をして、地域に戻す活動)の捕獲のために、暑い中、道端に立っておられるところに出くわし、「こんな暑いところにおらず、うちのビルで待機してください」と声をかけたのがきっかけです。

鳥取市に認められた団体で、地域の自治会にも公認されていますが、住民には猫を嫌い、活動中に心無い声を浴びせてくる人もあるそうです。動物が苦手な方は、餌なんかやって!と、腹立たしいかもしれません。ですが、飼い主のない猫たちは、生まれた場所で、ニンゲンに「あっちにいけ!」とおどされながら、生きるしかありません。一緒に生活してみると、1匹1匹に個性があり、感情があり、あたたかい、命そのもの、という存在です。
地域猫の会はTNRとともに、決まった場所に餌場とトイレを置き、管理します。すると、猫たちの移動範囲が固定され、ゴミをあらしたり、敷地に糞をされたり、交通事故にあうなどのトラブルが減るのです。こちらの会の方は、早朝に餌場やトイレの管理に歩きながら、道端のゴミ掃除もしてくれています。
ところがその、餌場とトイレの置き場に困っているのだと聞きました。ニンゲンが活動しない時間帯に軒下の小さなスペースがあればいいのですが、使用を許可してくださるお家がほとんどないそうです。
そこでこのたび、職場で相談して、敷地の一角を使ってもらうことにしました。
使っていなかった花壇を再生させるきっかけになりそうなので、この週末、草を引いてお掃除をし、我が家のジャングルから使えそうな日陰の植物たちを掘り起こしました。
会の方は「奇跡が起きた!」と喜んでくれましたが、私の方は、もっと情報収集して、はよ動ければ良かったのに…と反省しています。また時々、弥生町ならびに末広温泉町の地域猫のことをリポートします。

岩美ブルーの風景

いい天気になりました。お寺の会費の集金のお願いで、網代と田後へ。海は青く、澄んでいます。この辺りの海の透明度は沖縄に匹敵するそうです。近年は、岩美ブルーと呼ばれます。

網代のなだばた
城原(しらわら)海岸
カレイの干物

岩美町は海と山、そして温泉の町です。午後も引き続き町内をドライブして世話役さんのところにお願いして回ります。

稲刈りシーズンです(銀山)

西法寺のブログへようこそ

昨日、久しぶりに網代公民館で習字教室がありました。
暑い夏はようやく峠を越したのでしょうか。少し開けた窓から、部屋の中へ涼しい風が吹き込んできます。

今日も、Mさんの句集からこちらの句を書きました。

彼岸会や 法師福耳 もて語る

お寺でも、来週16日には秋彼岸法要が営まれます。

教室の終わり際、Iさんから「住職は毎日ブログを書いとるだか?」と声をかけられました。なんでも、ご主人がガラケーからスマホに機種変更され、それからお寺のブログを見てくださるようになったそうです。

2年ほど前にお寺で行ったアンケートで「ブログを読んだことがありますか?」とお尋ねした際、「ある」と答えた方は17%でした。今はもう少し増えているでしょうか。

では、改めまして画面越しにごあいさつを。

Iさんのご主人、スマホの操作には慣れましたか? 長年の海でのお仕事、本当にお疲れさまでした。決まった時間ではありませんが、毎日お寺のあれこれをつづっています。どうぞ気楽にお立ち寄りください。

「占ってもらおうかと」

昼間、若い方と少しの間、お話しする機会がありました。「週末はどこかに出かけるの?」と尋ねると、「占ってもらおうと思っているんです」とのこと。同世代の間では、占いは決して珍しくないそうです。

「何を占ってもらうの?」
「人間関係とか、将来のこととか」

明るく振る舞っていても、心には不安や、誰かに背中を押してほしい気持ちを抱えているのでしょう。

親鸞聖人は、次のような和讃を遺されています。

悲しきかなや道俗(どうぞく)の
良時(りょうじ)・吉日えらばしめ
天神(てんじん)・地祇(じぎ)をあがめつつ
卜占(ぼくせん)・祭祀(さいし)つとめとす

(なんと悲しいことであろうか。出家の人も在家の心ある人も、日の良し悪しを選び、天地の神々を崇めては、占いや祈祷を日々の拠り所にしている)

私自身、このお言葉には深く深く、「その通りだな」とうなずかされます。

しかし、迷いのなかにいる若い方に「占いなんて悲しいことだよ」と言っても、反発されるだけでしょう。
むしろ、目に見えない不安の中で彼らが懸命に生きている――その一端を、教えられた気がします。

「今度、結果を教えてくれない?」
「いいですよ。でも笑わないでください」

笑いませんとも。またお話を聞かせてください。

お釈迦さまの教えを学び直す

午後、久しぶりに広島仏教学院の「真宗講座」をリアルタイムで視聴しました。

本日の講義は次の2つでした。

  • 1限目:解脱上人貞慶(げだつしょうにんじょうけい)の戒律復興運動と興福寺奏状①
  • 2限目:仏陀の生涯とその教え①

1限目のテーマは、多くの方にとって「?」となじみが薄いものかもしれませんが、私にとっては「!」と新しい発見に満ちた面白い講義でした。
2限目は、仏教の開祖であるお釈迦さまの生涯についてです。最近「改めてお釈迦さまの教えを学び直したい」と思っていたため、タイムリーな内容でした。講師は、著書も拝読している仏教学者の佐々木閑先生。お話を直接(画面越しに)お聞きするのは初めてでしたが、とても有意義な時間となりました。

『ジャータカ』のお話を佐々木さんは紹介されました。
むかし、うさぎ、サル、キツネ3匹がいました。そこにお腹を空かせた修行者が現れました。サル、キツネはそれぞれ食べ物を探してきます。ところが、うさぎは何も見つけられませんでした。 うさぎは「自分を食べてもらおう」と考え、火の中に飛び込みました。 うさぎの心に感動した修行者は、うさぎを持ち上げ、月の中へと昇らせました。そのうさぎが、お釈迦さまの前世というお話です。

みなさんもどこかで聞いたことありませんか。だから月にはうさぎがいるのですね。

この真宗講座は、ほぼ毎週2時間の講義を年間1万円(継続は8,000円)で受講できる、大変良心的な講座です。アーカイブを活用すれば、過去数年分の講義を視聴することもできます。私も、研修会などで講師を務める際には、こちらのアーカイブを大いに参考にさせていただいています。

次週も、ぜひリアルタイムで視聴したいと思います。


納骨堂建設日誌①

昼前、納骨堂の設計を担当された建築士の方が、「ちょっと現場を見に来ました」と来寺されました。

工事が始まってから、早いもので約1ヶ月が経ちます。今日からときどき、この「納骨堂建設日誌」をつづっていくことにしましょう。

まずは、これまでの経過を時系列でご紹介します。

  • 8月4日:地盤補強のために砕石(さいせき)が敷かれました。
  • 8月11日:建設予定地を囲む板が立てられました。
  • 8月17日(お盆明け):本格的な地盤強化工事がスタート。
  • 8月20日:ミキサー車が到着。土台をコンクリートで固める作業が行われました。
  • 8月24日:コンクリートの上に鉄筋が張り巡らされました。
  • 8月26日:看板を設置。同時に、鉄筋の強度について検査員の立ち会い検査を受けました。
  • 8月27日:巨大なクレーンで土台にコンクリートを流し込み、職人さんがきれいにならしていきます。見事な手ぎわで、感心することしきりでした。
  • 9月4日:コンクリートがしっかりと固まり、型枠と周辺の板の囲いが撤去されました。

すべてをつぶさに見学できたわけではありませんが、高度な分業、そして見事な連携で工事が進む様子を頼もしく感じます。大工さんは今、建物のパーツを作業場で制作しているそうです。

今週も作業が続くようでしたら、第2回としてみなさまにご紹介させていただきます。

9/8現在です

「第16回 心のコンサート」を開きます

10月12日(祝)「第16回 西法寺 心のコンサート」を開きます。
開演は午後1時半。会場は西法寺本堂です。


出演はおなじみの大須賀ひできさん(元デューク・エイセス)
江﨑七海さん。ヴァイオリニスト・舞台俳優として活動されています。
楽しいひとときをご一緒しましょう。

チャリティーコンサートです。災害被災地への募金へのご協力をお願いします。