龍の尊さを知る

昨夜、タイガースが7点差をひっくり返してドラゴンズに逆転勝利を収めました。最後のサヨナラホームランのシーンをテレビで観戦し、思わず声が出てしまいました。

今日は午前中、葬儀会館へ向かいました。臨終勤行(りんじゅうごんぎょう)をおつとめし、ご家族からお話をうかがいました。私は故人さま、ご家族とも今回が初対面です。故人さまは長くイカ釣り船に乗られ、船を降りてからは地域活動に励まれたとのこと。奥さんは「生一本(きいっぽん)な人でした」と振り返ってくださいました。

お寺に帰り、故人さまの法名を考えました。船名に、龍の文字をつけておられたので、それを活かすことに。
実は、龍は仏教の守護神でもあります。親鸞聖人の和讃(わさん)にも、次のような詩があります。

「南無阿弥陀仏をとなふれば 難陀(なんだ)、跋難(ばつなん)、大竜等(だいりゅうとう) 無量の龍神(りゅうじん)尊敬し  よるひるつねにまもるなり」

当寺(西法寺)の欄間(らんま)にも立派な龍の彫刻がほどこされています。
私はタイガース(虎)ファンですが、龍(ドラゴン)もお寺にとっては、切っても切り離せない大切な存在ですよと、故人さまから教えていただいたように思います。

葬儀がつづきます

今日は午後、葬儀です。退職後、本格的に米作りの道に入られました。耕作を続けるのが難しくなった方からの依頼にも快く応じ、地域の米の守り手でもありました。曲がったことが嫌い。面倒見がよく、優しい。多趣味で、冗談好き。お孫さんが、「あんな大人になりたい」と憧れるおじいさんでもありました。そばの実を栽培し、そば打つのも得意で、お寺の大晦日、美味しい年越しそばを振る舞っていただいておりました。

昨日のお通夜の最後に、ご家族からうかがったエピソード、そしてご法名の意味についてお話ししました。

私が個人さまと最後にお会いしたのは、一昨年の夏のお盆参りの際でした。体調は小康を得ていた頃だったと記憶しています。私自身、残念な気持ちが強くあります。正面の遺影と南無阿弥陀仏のご本尊を眺め、「ありがとうございました」とつぶやいてから、経を読むのでした。

昨日のことをブログに記そうとパソコンに向かっていると、葬儀会社から葬儀の依頼がありました。お寺のご門徒さんではありませんが、おそらく、お寺に納骨堂があることを知っておられるのでしょう。「ご家族は、納骨もあわせてとのご希望なんですが、いかがでしょう」。もちろん、お引き受けいたします。あさってが葬儀となります。私は故人さまと面識がありません。明日、ご家族からお話をうかがうことになりました。

久しぶりに葬儀が続くことになります。先週から引きずっている鼻風邪もずいぶん良くなりました。気持ちを込めておつとめしたいと思います。

尾崎翠を訪ねて

今日の午前中、県東部の老人クラブ連合会のみなさんが来寺されました。
作家・尾崎翠さんの生涯と作品について約40分、私からお話ししました。
うまく伝わったのかどうか…。



「尾崎翠さんの名前をご存知の方は?」。23人来られたうち、7割ほど手があがったでしょうか。
「作品を読んだことがある方は?」。お一人いらっしゃいました。

1999年に映画が公開、その後、県内では翠フォーラムも15年続けて開催されるなど、知名度はアップしています。ですが、小説まで読み進めるのはなかなか。

私にとっては、尾崎翠さんの主要な作品と主な評論を読むことができた、大変よい機会でした。少しだけですが、彼女の小説や散文の一節を読み上げて紹介もしました。翠を愛読した芥川賞作家の吉行理恵さんの書評、「文章を少し読むだけでも潤いを与えられ、心が豊かになる。…噂話をすると部屋の空気が汚れる、と(翠は)書いている」を読み上げると笑いがもれました(狙い通りです)

今年は引き続き、翠さんの未読の作品を読んでいこうと思っています。将来的には輪読会などできないものかと。

蓮の観察日誌①

つめたい水の世界から萌えるような光の世界にぽつと生れ出た若芽は只不思議な瞳をみはつて光を眺めてゐます。そして強い息づかひをして更に空気の世界に生きやうと努めてゐます。
ーー1914年、尾崎翠作。18歳。



今年の蓮の観察日誌は、尾崎翠さんの文章からスタートです。


同年、「女子文壇」7月号に掲載された散文です。春に鳥取高等女学校を卒業し、7月より岩美町の大岩尋常小学校に代用教員として勤務した年にあたります。
京都に旅立った同級生を想い、記したもののようです。女学校の近く、鳥取城のお濠に芽吹いた睡蓮を眼にしたのでしょう。観察眼、そして豊かな感性と知性を感じます。

「私の胸にも、更に更に新しい血潮がみちて参りました。そして新緑のさゝやきに共鳴つてゐます」と文はむすばれています。

お寺フェスに向けて④役員会をひらきました

本日は午後、お寺の役員会がありました。議題は31日のお寺フェスと午後の法要について。このイベント・法要もはや4回目です。みなさん、慣れておられるので安心です。当日、事故なく楽しい1日になるよう、役割分担の確認です。いまのところ晴れ予報です。

会議後、リベルタ・ラ・クチーナさんへ。フェスの打ち合わせを少し。コーヒーの提供とお弁当をお願いしています。田んぼの見えるソファーに座り、熊本の生産者からとりよせているハチミツとレモンが入ったレモンスカッシュをいただきました。レモンも安心して食べられるとのこと。たしかに、えぐみがなくさわやかでした。

翠の資料をつくる

今日は朝からパソコンの前に座り資料作りです。尾崎翠さんのおもな作品と、彼女について記した評論の主要なものをこの間、時間をみつけては読んできました。それを昨日からテキストにして、今日はパワーポイントの資料としてまとめました。私は文学作品を評論できるような才は全くありませんので、彼女の生涯をおおまかに紹介することと、プラス私自身が読んでおもしろいな、ハッとしたなという言葉をいくつかピックアップしました。

本番は19日です。どの程度、みなさんに伝わるのか未知数ですが、課題を与えられたので読むことができたのだと思います。何かにいきることでしょう。

翠さんはそれこそ一心不乱に机に向かっていたそう。彼女が座っていた座布団の下の畳が腐ってしまったというエピソードがあるそうです。そうして書き上げたのが、「第七官界彷徨」、彼女の代表作です。そんな話をふむふむと読みつつ、夕方、腰をあげました。

車で数分走り、白地(しらじ)集落にお寺フェスのチラシを配って歩きました。ちょうど農作業帰りのGさんと道端でばったり。医療生協の班会メンバーです。「わざわざ配って歩いとるだか。私はいくで」。

雨は最近降っていませんが、集落を勢いのある水が流れています。プランターでなく、路地に咲いた花たちが見事。

チラシはあと100枚ほどあるので、無駄にならないように配り切りたいと思います。

ネコの小径にて

このブログを読んでくださっている方はご存知でしょうか? お寺の駐車場から我が古家の中庭をつないでいる石畳の通路があります。数年前に岩井集落の職人さんにつくっていただきました。そこに、「ネコの小径」という名称をつけたのです。

今日は朝からお寺の集会室でよりあいがあり、その合間に相談事で見えられた方の応対。よりあいが済んで大工さんとの打ちあわせ。午後からは住職部屋に戻って、尾崎翠さんについて紹介する19日の集まりで話す資料作り。そして、17日の役員会に提案づくりです。会議では、お寺フェスの当日の動きについて確認することにしています。そうそう、仏教書も読みました。

ひとくぎりついたなぁーと腰をあげたのが午後6時前。シマちゃんがまっているかなと歩いて1分の古家にむかうと、駐車場に。

そして彼の先導で「ネコの小径」へ。

最近はハチワレ猫が、おそらくナワバリ争いでやってきて、昨日も夜中、シマちゃんと喧嘩していたそうです。私は寝ていて気づかず。坊守が喧嘩の仲裁をしたのだとか。分があるのはハチワレですが、シマちゃんは古家の庭のナワバリを死守しているようです。

昨日夜中のシマちゃん

私以外ではもっとも利用しているのがシマちゃんでしょう。赤ちゃんネコだった頃のター坊にご飯をゆずり、ノラだったくう太郎をかわいがっていたシマちゃんです。あすも、あさっても、その先も、この小径をどうぞご利用ください。

田植えが終わった銀山から

この数日、岩美町の風景をお届けしてきました。今日は銀山の田植えが終わった田んぼです。

岩井から南東に向かって6キロほど走ったところが銀山です。その名の通り、戦国時代後期から銀を産出し、江戸の初めには掘り尽くされました。西法寺が最初に創建された地でもあります。

ご門徒さん宅にお寺フェスの案内を配って歩きました。

どこでもサギの姿を目にします。田んぼの農薬がへったこと、サギはなんでも食べることから増えているのだとか。

カキツバタが満開です

昨日、お約束した風景はこちらです。牧谷にある又助池のカキツバタ群落。見学に来られた方から、「わぁー、きれい」と歓声があがります。

紫色のじゅうたんのようです。

黄菖蒲もちらほらと。

こんなにたくさん咲いている時に訪れたのははじめてのように思います。

ここは潟湖です。浦富海岸の砂浜から切り離されてできた湿地です。

自然のすばらしさに加え、手入れされている方たちのおかげでこの風景が守られているのです。

カエルが鳴き、ウグイスのさえずりが聞こえる又助池からお届けしました。

浦富海岸にてひと休み

今日はお寺フェスの案内を浦富(うらどめ)地域にお住まいのご門徒さん宅へポストインです。

曇り空。朝から気温が高く、まいりました。海でも眺めようと浦富海岸へ。きれいな砂浜が広がります。波の音を聞くとリラックスした気持ちになりますね。

実はもう1箇所、紹介したい風景があったのですが、立ち寄れず。明日もチラシ配りを続行するので、その合間に立ち寄ることにしましょう。お楽しみに!