
坊守、そして私のことを気にかけてくださっている和歌山の前住職さんより本をいただきました。前住さんは若い頃、伝道院という真宗僧侶の研修・教育施設で学ばれました。その際、教えをうけたのが著者の松野尾潮音さん。前住さんにとっての恩師です。先日、三朝温泉での会食の際に、勧めていただいた本でした。ただし、前住さんも一冊しか手もとにもっておられず、「お貸しするから読んでください」とのことでした。ところが、やはり一冊プレゼントしたいと考えてくださったようです。知り合いの本願寺職員の方に古本で手に入れてもらい、そして私のところに前住さんが届けてくださったのです。
朝から読み始め、斜め読みですが午前中に一読しました。
「はじめに」に、「お釈迦さまの仏教の根本が、お念仏のみ教えにどう凝縮されているか」を話しますよとあります。これは私も大変関心をもっているテーマでもあります。
そして、門徒としての「肚を作っていただきたい」とのお願いがあり、講演の最後は「如来さまのお心に生きる道に入ろうとする決断を」との言葉で結ばれています。私などは僧侶歴も浅く、フラフラしているので、「決断」といわれると、「いやいや、そこまではなかなか」となるのです。だから格好の書ではなかろうかと。
前住さん、ありがとうございます。今度お会いする機会に、学んだこと、そして、その学びから活かすことができたことがあるのなら、それもふくめてお話しできるよう、じっくりと読んでいきたいと思います。
昼前に家にもどると↓

こたつから上半身を出して寝ているター坊なのでした。











