網代の海をながむ

納骨のため、網代の墓地へ。集落の山の斜面にお墓があります。ずいぶん高いところにあるお墓ですから、広く遠くまで見渡せます。海面が光ってきれいです。堤防には釣り客の姿がありました。

いっしょにあがった1歳児のつむちゃんは、ひいじいさんがいたから、自分も生まれてこれたのかもしれないと知る日がいつかくるのでしょう。

網代のなだばたには陽よけのついたベンチがあり、本山参拝にごいっしょしたご門徒さんが顔馴染みの方達とおしゃべりの最中でした。「疲れがでとらんだか。わたしゃあ疲れたで」とのこと。医師からは100歳まで大丈夫と太鼓判をもらっているそうです。散歩して、ひなたぼっこして、友達としゃべる。体によさそうな生活です。

「来年もまた行きましょう」「来年のことはわからんで」

たしかにそうですね。でも泊まる先は「温泉旅館がいい」とのことですから、ご期待に応えられるようにしないといけませんね。

山のようなサザエ

本山参拝旅行をごいっしょした網代の漁師さんから夕方、電話がありました。

「サザエをとったけぇ、住職、とりにこんだか」

網代のなだばたまでいくと、発泡スチロールいっぱいに山のようなサザエが。

「これ全部ですか!もらいすぎです」

「ええけぇ、食べて」

「おらぁとれるとこをしっとるだけぇ。これではさんでとるだで」

法要にお参りしたこと、お母さんのご遺骨を京都で合流した娘さんといっしょに大谷本廟に納骨したこと、とても喜んでおられました。

疲れもあったことでしょう。これだけ獲るには随分時間もかかったはずです。

お裾分けして、ありがたくいただきます。

本山参拝を終えて

午後4時前、京都をあとにしました。

本願寺御影堂(ごえいどう)での慶讃法要、大谷本廟での納骨、京都国立博物館の親鸞展鑑賞と中身の濃い1日でした。

開式前のようす

みなさん、午前中の法要が心に響いたようです。

「はじめてお参りして感激しています」「法要の内容が充実していてよかった。コロナ禍、どこにもいけなかったので楽しかった」「感動しました。参らせてもらってよかった」

特別の演出(作法)でのおつとめ。見事な声明(しょうみょう)、雅楽の音色、出勤された僧侶の方たちのきっちりとした作法。隅々まで行き届いた演出が一体となった法要でした。

私も、最近これほど胸を打たれたことがあっただろうかと思うほどです。

ある僧侶の方から、「仏法を味わって得られる喜び、楽しさを法楽といって、それは人にとってもっとも大きな喜びですよ」ときいたことがあります。その言葉がふいに思い出され、満堂のご門徒さんとこの時を共にできたことを本当にうれしく思いました。

朝のお勤めにて

本願寺では早朝、晨朝というお勤めがあります。読経の後、短い法話があります。ご講師の方は20年も前、若い日の思い出を話されました。

はじめてつとめた通夜の席で、ご往生された奥さんを前に、ご主人が「ありがたいことじゃ、なんまんだぶ、なんまんだぶ」と声を出されたそうです。参列された方の中からは失笑がもれました。そのことを寺に帰って住職に伝えたところ、住職は大変喜ばれたそうです。

お二人は、若い頃からよくお参りされたご夫婦だったのです。悲しい別れではあるけれど、お浄土に生まれられたことをありがたいとご主人はおっしゃられたのです。ご主人は認知症でした。しかし、ほほには幾筋もの涙の跡があったそうです。

短い話のなかにも、ご門徒さんの姿と、そこから深く学んで歩んでこられたご講師さんの姿が重なり、なんともジーンとするお話でありました。

1日だけ留守宅日記

年度末の本山参りにはさすがに参加出来なかった労働者の坊守です。

山陰から京都に向かう、他のお寺の坊守と西法寺住職から、道の混雑具合や道中の出来事がリポートされてきて、面白かったです。両寺ご一行、最後は宿の夕飯会場で隣同士になっていました。笑

居残り組は、仕事が忙しいとはいえ、生き物たちを放っておけませんので、「5時ダッシュ(定時退社のこと)」を朝から宣言し、半時間だけ過ぎて帰宅の途につきました。

我が家につくと、玄関前には、生協の箱と夕飯を待っていたシマちゃん。そして玄関を開けると、ナモとター坊がドカドカと足音をたてて大騒ぎで迎えに出てきました。
いつもなら、昼休みに戻ってくるおじさんがおらず、ご飯は多めに皿に入れたままのセルフサービス、わがままをいって甘える相手もいませんので、静かなお家のなか、頑張って留守番したのでしょう。

勝手口には、山菜の天ぷらとフキの煮物(大坊守からの支援物資です)。

今日は体力も残っているので、勉強でもして夜を過ごしましょう。

本願寺境内にて

本願寺に到着しました。御影堂では午後の慶讃法要のおつとめです。各地からお参りされたご門徒さんの読経が響き、おごそかな雰囲気です。

国宝・御影堂

京都市内に入る高速は大渋滞でした。4年ぶりの本格的な観光シーズンを迎えたということでしょう。

本願寺の大銀杏

午後は境内を見て回りました。国宝の書院、そして飛雲閣を見学。桃山文化は華麗・豪華で圧倒されます。普段、書院も飛雲閣も非公開です。慶讃法要にあわせての公開です。お参りの方、観光の方、ぜひ、ご覧になってください。

国宝・唐門

もろもろ準備できました

午前中は明日、あさっての本山参拝旅行の準備、午後は西法寺通信16号と、お寺フェスのチラシをなんとか完成させ、夕方、印刷所に送りました。

やれやれです。

バスで使うマイクとスピーカーももっていきます。カラオケもできますが、出番はないかな?

考えてみると、京都に行くのは2019年の秋、継職記念の本山参拝ツアー以来のこと。

両日とも天候も良さそうです。有意義なお参りにしたいものです。

久しぶりの対面会議

コロナ禍のもと、これまでズームで開催してきた因幡組の執行部会が対面でありました。会場は鳥取市内の養源寺さん。次にみなさんとお会いするのは3日後、京都の本願寺ということになります。

境内にある尾崎翠のお墓にもお参りし、手を合わせました。

そしてお寺のすぐ近くにある武蔵屋さんへ。名物・素ラーメンにも手を合わせていただきました。美味しかったです。うどんの出汁に中華麺というちょっとかわったラーメンなんですよ。あっさりした味です。

半素ラーメンです

欅の鍵トレー

年度末らしく今日は因幡組(そ)の会計実務をしています。鳥取県東部地区の本願寺派寺院の集まりを因幡組といいます。全国には533の組があります。今日中に終わらせたかったのですが、明日までかかりそうです。

きょうは午前中、私がオーダーしていた鍵トレーを森と緑と風工房のYさんがもってこられました。

欅(けやき)の端切れで作られたそうです。平成17年、西法寺の本堂を修復した際、奈良の宮大工さんにお世話になりました。Yさんのお父さんは庭師さんです。宮大工の棟梁と気が合ったそうで、Yさんも棟梁から木材加工のイロハを学んで、いまこうして仕事をしています。この欅も棟梁からのいただぎものとのことでした。私は当時、こちらにはおりませんでしたので、そういう関わりがあったことをこの度、初めて知りました。

大いに気に入っております。鍵や小物置きとして使わせていただきます。

境内の桜、満開です

お寺の役員会を開きました

昨日は県内で黄砂が舞い、車が黄色くなりました。一転して、今日は冷たい雨が降っています。一気に散るかもと思っていた桜は、この陽気で、楽しめる時間がのびたかもしれません。
日々、寒暖差もあり、体調管理に気をつけないと風邪を引きそうです。


今日は午後、お寺の役員会がありました。
「お寺フェス」の詳細について報告し、意見を寄せていただきました。

送迎バスを手配すること、該当する地域の方は喜んでおられました。
役員さんの中にマイクロバスを運転できる方がいらっしゃいました。当日、運営の方で力を借りなければならないので、お願いするのはやめておきます。でも、いいことを教えていただきました。

お寺フェスについて、
「楽しみにしとりますで」
「たくさん来られるかもしれんで」
「WBCの決勝ではないですが、みんなで力をあわせて頑張りましょう」
などなど、役員さんの反応もよかったように思います。

楽しい時間にするためによろしくお願いします。