コスモスロードはいまが見ごろ

JR岩美駅近く、吉田川沿いは、いま、コスモスが満開です。1キロ以上にのびるコスモスロード。秋を感じる風景です。

きょうは午前中、過去帳記載の続き、午後は習字教室、その後、網代の方に西法寺通信を届けにおじゃましました。

昼にご飯を食べつつメジャーリーグのポストシーズンを少し観戦。夕方、ご門徒さんに聞くと、「ダルビッシュ勝ったで」と教えていただきました。いつも思うことなのですが、メジャーリーグの野球を楽しみにしている方は、本当に大勢いらっしゃいます。昨年まで阪神タイガースの絶対的リリーバーとして活躍したスアレス投手が大ピンチを無得点で切り抜けたとニュースで確認しました。

そして夕方、コスモスロードを少し散策してホームセンターでネコのご飯を買って帰ろうかなと思ったら、田後のご門徒さんも買い物帰りでしばし立ち話に。お寺の役員をつとめていただいているのですが、来年5月に予定している法要(親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年の記念の法要です)に向けて声かけをはじめられたそうです。生前法名を授かる機会としても準備しています。「さっきスーパーで会ったMちゃんに、『いっしょにうけようで』と声かけただが」と。本当にありがたいことです。みなさんに支えられて、お寺も住職もあるのだなとあらためて感じさせられました。

古い過去帳を新調する

今、手もとに5冊の過去帳があります。2冊分は記載が終わり、3冊目に取り掛かっています。記載する必要のあるお名前は20人近くあります。お寺の過去帳とも照らし合わせて、間違いがないか確認しながら、新しい過去帳に記載を開始したところです。

お寺の過去帳で確認すると、明治45年に本山に参拝し、法名を授かったとの記載がありました。この当時、山陰本線は鳥取から京都まですでに開通していたようですが、どのくらい時間がかかったのでしょうか。どのようなお気持ちで帰敬式にのぞみ、ご法名を受けられたのでしょうか。その5年後に、息子さんも本山から法名を授かっておられました。

今回のように、古い過去帳をお預かりして、ページをめくってみると、わずか数歳で亡くなった子どもさん、戦死したご門徒さんの名前を見つけることも珍しくないのです。長寿社会というのは、本当に最近のことなのです。戦死者を77年間出していないということは、人類社会の歴史の中でも、相当、稀なことではないかと思います。私たちは、いつまで続けることができるでしょうか。誓いを新たにさせられます。

週末の法事の際に、新しい過去帳をお渡しする予定です。調べていたら、こんなことがわかりましたよと報告できそうです。

コンサートの義援金を送りました

8日に行われた心のコンサートで寄せられたウクライナへの義援金40430円を日本赤十字社に先ほど送りました。義援金を寄せてくださった来場者のみなさま、そして大須賀ひできさんに感謝。

1日も早く戦争が終結し、祖国が再建されることを願います。

ロシアの青年たちが、徴兵を逃れるために国外に移動していると報じられています。国内では動員令発動後、反対デモで2000人以上が拘束されたそうです。

無法な戦争はただちに中止するしかありません。

三連休が終わります

土曜から月曜にかけて三連休だった方も、仕事をされていた方もお疲れ様でした。


私はというと、土曜日は「心のコンサート」、日曜日は法事が4件(久しぶりに足が痛くなりました)、今日は西法寺通信の郵送と手渡し作業と、慌ただしい3日間でした。

法事でお参りのご門徒さんが、来年の本山参拝ツアーの申し込みをされ、20人の定員まであと一息です。

12月18日に予定しているお寺の忘年会は、余興でカラオケをすることにしました。参加される方は、ぜひ、一曲お願いします。坊守も「カラオケするの?」と乗り気です。歌の上手なご門徒さんは、「着物をきていきます」とのこと。が然、楽しみになってきました。

23日に行うお寺の勉強会の準備はほとんど進まずでした。

私事ですが、先週の金曜日に、5年ぶりにスマートフォンを買い替えました。気に入っていた機種だったので、もっと使っていたかったのですが、バッテリーがいよいよ怪しくなり、仕方なくです。さすがにこれくらい間隔を開けて購入すると、カメラの性能が進化していることを実感します。「心のコンサート」の大須賀さんの写真もきれいにとれて、いささかご満悦なのです。

「心のコンサート」には、高校1年生が2人きてくれました。「すごいよかった」「来年も来たい」。若い世代にも、大須賀さんの歌は届いたようでした。

オンちゃんの小さな冒険

坊守です。

雨の連休ですね。
1日のお勤めが四つで、走り回っていた住職を尻目に、わたくしは、平日の疲れを癒すべく、猫の世話と溜めた家事をゆっくりやっつけておりました。

ナモ&ター坊は欄間に飛び乗っていました

明るい時間に自宅に居られるのは、貴重な機会です。ナモタリのいたずらコンビが寝込んでいる間、古民家にやってきて2ヶ月半になるオンちゃんと過ごしました。といっても、ニンゲンには慣れていない彼なので、ケージの扉を開放し、美味しいものを座敷で与えるのが精一杯です。食べ終われば、さっとケージに戻ります。ところが今日は、ケージの方に戻りましたが、入り口付近で立ち止まり、あちこちに目をやっているではないですか。オンちゃんも明るいうちにお外に出る機会は少ないので、珍しいのでしょうか。おばちゃんが、その様子に気付いてない顔で後ろを向いていると、小さな足音がチキチキと聞こえ、隣の仏間に入っていく後ろ姿が見えました。
数分ほどでそおっと帰還。オンちゃん未踏の場は、1階では残すところ住職部屋だけになりました。

オンちゃんはゆっくり冒険

もうお爺さんなので、感情表現はしないし、好奇心なども薄いんじゃないかと思っていましたが、少しずつ少しずつ、オンちゃんも落ち着いてきたかもしれません。ここがボクの家だと分かる日が来ないかな、と淡い期待もしています。まだ、ニャーンという声も聞いていませんので、オンちゃんは、これからの楽しみをまだまだ残してくれているなぁ、と思います。

長生きしようね。フガフガいいながら、液体のおやつを食べる勢いをみていると、まだまだお迎えは来ないと思います。

第12回心のコンサート開催

秋冷えとなったきょう、第12回西法寺心のコンサートを開きました。本堂の引き戸をあけ、間隔をあけてイスを並べ、37人が音楽を楽しみました。

出演は、大須賀ひできさん。元デュークエイセスのトップテナーとして活躍。現在はソロで活動しています。

第1部は、懐かしのフォークから、デュークの「おんなひとり」、「いい湯だな」などお馴染みの名曲を歌い上げました。そして前半の最後は「しんらんさま」。

第2部は、なかにし礼さんが作詞した「リメンバー」からスタート。「愛と平和、自由を私たちにください。遠くとも核なき世界を目指してみんな歩き始めよう。リメンバー広島長崎。行動と勇気で生まれ変わろう」。胸に迫る歌でした。

ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが出演した映画「ひまわり」の主題歌も。この映画の舞台はウクライナ。戦争で引き裂かれた夫婦の物語です。

「平和でなければ心から音楽を楽しめません」と大須賀さんはスピーチされました。

故本田美奈子さんとミュージカルで共演した思い出の「アメイジンググレイス」。熱唱でした。


はじめて参加された方もいらっしゃいました。


寄せられたウクライナ人道支援募金は約4万円。
みなさん、ありがとうございました。

お寺の掲示板(2022年10月)

「人を不幸にする宗教は、宗教ではありません」

購読している『月刊住職』10月号は、統一教会について紙面の多くをさいて特集しています。巻頭の特集では、カルト脱会支援にも取り組む住職さんのインタビューが掲載されています。

日本脱カルト協会の立ち上げ人で、オム真理教の脱会支援にも取り組んだ神奈川県横須賀市にある日蓮宗大明寺の楠山泰道住職は、「人々を不幸にする宗教は宗教だと認めない、ときちんと論評しないといけない。そして苦しんでいる人は絶対に宗教者は救ってあげなくてはいけない」と語っています。

いま、仏教界も問われています。先駆者のみなさんに大いに学び、自らも役割をはたしていきたいと思います。

あれや、これやと

朝晩、めっきり冷え込むようになりました。
今日は、午前中、大谷翔平くんの今期最終登板を見届けてから、依頼されていた過去帳への記載をしました。
9月は葬儀が続き、その関係で、5冊の過去帳を手元に預かっています。浄土真宗は位牌がありません。過去帳という仏具に、ご往生された方のご法名と俗名などを記載します。この機会に過去帳を新調されたご門徒さんが3軒ありました。16人のご先祖さんの法名が記された過去帳もあります。お一人加えて17人分を記載します。16日が四十九日になりますので、そこまでに完成させる必要があります。

今日は、15日に四十九日を行うご門徒さんのところの過去帳と、この度、新たにご門徒さんになられた方から預かった過去帳に記載しました。なかなかに時間がかかります。書き終えると、「ふぅー」というところなのです。

昼から、明後日に迫った心のコンサートに向け、本堂に掃除機をかけ、お茶などを買いに走りました。参加の申し込みは40人になりました。先程、出演される大須賀ひできさんから「そちらへうかがえること、楽しみにしています」とのメールが届きました。私も大変、楽しみにしております。そうだ、横幕を書かないといけません!

それから、23日にひらく「念仏者の集い」(お寺の勉強会)に向けて、にわかに勉強もはじめました。テーマは「お浄土について」。現代人にとっては「?」でしょうね。写真の書籍『人は死んだらどこに行けばいいのか』を参考に、中世以降の「死生観」の変遷ということも念頭においてお話しできればと思っているのですが、準備が間に合うのか、現状かなり不安です。

夕方前、俳句をたしなむご門徒さんがみえられ、境内を散策されています。いい句が浮かぶといいですね。お土産に新鮮なカレイをいただきました。

夕方、西法寺通信第14号が届きました。真宗教団のカレンダーと本山作成の報恩講リーフレットとセットにしてみなさんにお配りします。明日は郵送の作業になりそうです。

と1日のまとめを書いていると、もう夕方5時になりました。猫たちの待つ家にそろそろ帰ります。

寺院サポート講座2回目

本願寺と全国の寺院がズームでつながる講座の2回目がありました。お寺から参加したのは住職、坊守、そして役員のMさんの3人です。

今回のテーマは「無形の価値」、お寺の目に見えない有り様のことです。講師からの講義を受け、書いて交流するという流れです。

無形の価値とは、具体的には関係性の力、組織の力、人の力という3つの項目があげられました。それぞれ記入し、ズームで交流しました。

さらに、これからのお寺に重要と思うことをポストイットに箇条書きで書き出し、それを絞り込んでいくという作業をしました。「境内でマルシェ」「共同墓づくり」「遺影撮影会」「盆踊りの復活」などなど、さまざま出ました。それを絞り込んで、「地域、ご門徒さんにあってよかったと思っていただけるお寺をめざす」。内容としては、①文化を楽しむ拠点としての役割発揮、②お墓や終活サポート、の2点について、3年を前にメドに実現していこうとまとまりました。

研修はあと2回。最終回はお寺のビジョンの発表会です。

ナモの日記(2022年10月)

ナモです。

きょうは、あめがふっています。こないだから、おおかぜかふいたり、あめがじゃあじゃあふったり、おてんきがわるいことがあります。
あたいたちは、おうちのなかにいるので、おててもあんよもぬれません。
おそとのねこのシマちゃんは、おてんきがわるいと、あそびにこなくなるので「シマちゃんはげんきかなあ」「おなかをへらしていないかなあ」と、おばたんと、おそとをみながらしんぱいしています。

あっついなつがおわって、むーとんのうえでねんねするのが、ふわふわで、めちゃくそにきもちよくなりました。むーとんだけではちょっとさぶいこともあるので、そんなときは、ター坊をだっこしてねます。おおきくて、ぬくいので、わるいことをしないときは、ひっついておきます。くびすじをかんだり、ぷろれすをしようとしたりするので、ゆだんできません。

もうじき、あたらしいとしのこともかんがえんといかんと、おばたんがかれんだーをつくっています。おしごとのときに、きばらしになるように、つくえにおけるおおきさのにするそうです。

ほしいひとは、おしえてください