長い月曜日があけ、入院3日目、火曜日の朝です。大きな病院にはさまざまな患者さんがいらっしゃいます。同室の方は昨日の昼間に退院され、また別の方が手術のため午後から入室されました。
結石が出なかったことで入院の機会をいただきました。病気で入院される方は、おそらく誰でも不安を抱えつつ、できれば来たくなかったと思うものでしょう。私も同じです。しかし、いざ来てみると、覚悟も決まりますし、なにより病院の方たちの献身的なサポートに胸を打たれるのです。ちょっと大袈裟かもしれませんが、人間の素晴らしさを感じます。
書いていて思い出しました。3年ほど前、入院されたご門徒さんのところにお見舞いに行ったことがありました。その前に、家族の方がお寺に来られて、「もう長くないと思います。市内の病院に入院しています」と教えてくださいました。「お見舞いしても構いませんか?」と問い合わせたところ、「来てください」との返事があり、私は坊守から香袋をたくされて、病室にうかがいました。ご門徒さんは喜ばれて、「いいにおいがしますなあ」とおっしゃいました。お寺にも節々でお参りされる念仏者の先輩でした。その時が、この世でのお別れでした。こういうお見舞いをさせていただきたいと気持ちも新たにしたのですが、残念ながらコロナ以降できなくなりした。
西法寺のご門徒さんで入院される方、ご希望ありましたら携行御本尊をお貸しします。そのために本山から入手した仏さまですから。手を合わせ、ながめていると気持ちが和らぎます。
それと、ご門徒さんで、ネコカレンダー欲しい方がいらっしゃったら、お声かけください。こちらは楽しい気分になれると思います。
経過良好とのことで、管をはずし、血栓防止の締め付けるソックスも脱いで、ベッドからおりました。あとは数時間の点滴治療です。この分だと予定通り木曜日に退院できそうです。ナモ、ター坊、オンちゃん、シマちゃん、そして忙しいなか、毎日飼育係を担当してくれた坊守さま、もうしばらく待っていてください。
点滴は前回の結石以来、9年ぶりです