シロハタをいただく

今日は午前中の法事のあと、昼間に彼岸法要の案内のため網代集落へ。久しぶりの好天で、海もおだやか。

道場の近くを歩いていると、ご門徒さんの娘さんAさんと、一度お会いしたことのあるBさんと出会いました。なんでもAさんの家で飼っているネコが見当たらなくなり探しているとのことでした。そういえば、うちのナモも脱走したことがあり、夜中に近所を探したことがありました。明け方に庭で固まっているところを発見しました。ネコは無事見つかったのでしょうか?

配り物を終えて漁師さんのご門徒さん宅へ。この度お仏壇を新調され入仏法要です。お勤めのあと、家のルーツや網代に伝わる昔話など聞かせていただきました。

帰りがけ、「あっ、忘れるとこだった。シロハタ食べて。ちっこいのが多いけど」と箱いっぱいいただきました。

息子さんの船でとれたシロハタです。一般的にはハタハタで知られる魚です。大きなサイズは塩焼きや干物、小ぶりのものは煮付けにすると美味です。さっそく夕食の一品に。食べきれませんので町内在住の妹におすそわけしました。感謝。

オンじいさん、風邪を引く

保護ネコオンじいさん、先日のネコの日の独白で私もはじめて心の声を聞いたような。

昨日の夕方、いつものようにご飯をお椀にいれたところ反応なし。ケージのベットから動かず、調子が悪そうです。人の手が近づくと身体をそらせるところ、なすがままでさわらせてくれます。大好物のちゅうるをさしだしてみてもひとなめしてがっつきません。鼻水だらだら、ほほには涙が。結局、夕ご飯を食べることなく、じーっと動かず。

今日は少し身体を動かすようになり、ちゅうるも口にしましたが、風邪症状はかわらず。坊守が動物病院に事情を伝え、風邪薬をもらってきました。

水でといた薬をシリンジ(注射器の胴の部分)で吸い上げて、

ちゅうるとまぜてオンじいさんへ投薬。

薬はネコの好きな味とのこと。オンじいさんはもしかして初の薬かも?

よくなってくれるといいのですが。

今日は「ほよよー」なのです

YouTubeやU-NEXTなど、時間や場所を選ばないで視聴できる動画サービスが全盛です。スマートフォンやタブレットの登場は、一昔前と全く違う日常を作り出したと言えるのでしょう。

思い返せば、小学生から中学生の頃、私が見ていたアニメは、「ガンダム」「銀河鉄道999」「ドカベン」、そして鳥山明さんの「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」だったでしょうか。ビデオデッキはまだ高価なモノでした。うちにはなかったので、テレビの前、一発勝負で見ないと再視聴できるチャンスはほぼありませんでした。

1981年に放送が始まった鳥山明さんの「Dr.スランンプ」は大人気でした。衝撃的なアニメでした。キャラクターがすごかった。「ニコちゃん大王」。頭がお尻でした。

アラレちゃんの発する言葉(口ぐせ)がまた面白かった。

「んちゃ」(*こんにちは)
「ばいちゃ」(*さようなら)
「ほよよー」(*驚いたとき)
「かっくいい」(*カッコいい)
「うほほーい」(*喜んだとき)
「わくわく」(ワクワクしているときに使う)
「キーン」(*両手を広げて走る)
「めちゃんこ」(*めちゃくちゃ)

子どもの頃の記憶が蘇ってきました。今でもそらで出てくるほどです。毎週水曜日の午後7時。日本中の子どもたちが、それこそ「わくわく」しつつテレビを見ていたのだと思います。

鳥山明さんが3月1日にお亡くなりになられたことが今日発表され、内外メディアが大きく報じています。日本のアニメ文化を長く牽引された第一人者。私のように主に子ども時代に鳥山さんの作品に触れたものでさえ、なんだか気が抜けたような気分なのですから、影響を受けたクリエイターの方たち、いま作品世界を楽しんでおられるみなさんの悲しみはいかばかりかとお察しいたします。

来週末は春彼岸会

春の彼岸法要が近づいてきました。ことしは土曜日の開催です。みなさんに年間スケジュールとしてはお伝えしていますが、今週末、個別に案内はがきをもってまわりたいと思います。特に現役世代の方を意識して。土曜日と日程的にはめぐまれていますので。

お彼岸=墓参りと思っておられる方も多いでしょう。太陽が真東からのぼり、真西に沈む春分・秋分の日に彼岸・西方浄土に向かって手をあわせるようになり、お墓参りをこの時期に行うようになったといわれています。

春彼岸は3/17〜23までの7日間です。この時期は全国の寺院で法要がいとなまれます。普段はお墓参りで済ますという方も、一度、本堂に上がっていただいて、仏さまの智慧と慈悲に身をまかせていただければ。

ター坊の通院日誌⑨

今日は鳥大の動物医療センターへ。レントゲンを撮影して先生から話をうかがいました。

左今月、右先月

ター坊は順調に回復して、「骨がくっついた状態になったと思われます」とのこと。次回4/2にネジとピンを抜く手術を受けることになりました。一泊入院、生えそろってきた足の毛も再度丸坊主になります。ギプスもまた足にまかないといけません。ちょっと気の毒ですが、ター坊にがんばってもらいましょう。動物のお医者さん、よろしくお願いします。

ストーブにあたって気持ちよさそう

祟りの相談

今日は13回忌の法事がありました。今年95歳になるおばあちゃんも「足が痛い」とこぼしつつ、駐車場から杖をついて本堂まで歩いてお参りです。娘さんによると、「最近の記憶が定かでなくなってきていますが、元気です」。生前におつきあいのあった方の名前を本堂に掲示した年回札を見て、「ああ、こんなに経つのか」と。長い記憶の方ははっきりとされているようでした。今年もお元気でお過ごしください。

法事が終わると電話が。
「管理している親戚の家を片付けることになって。モノを動かしたるすると祟りが怖い。お祓いとかしていただけないですか?」
「浄土真宗はお祓いをしないので。神社さんにお願いしてはどうでしょうか」と、町内の宮司さんを紹介させていただきました。

こういうことは「ある」と不安な方にとっては、実に気になることなので、「『ある』と思うのなら、その不安を解消するためにされたらよいのでは」としかいいようがありません。わたしは「ない」と思うので、必要ありません。

亡き後も、ちゃんとお世話しないと祟りや幽霊となって現れるという考え方は、江戸時代に家が確立して以降、強くなったそうです。

さまざま考え方、捉え方はあると思いますが、「先祖の霊が祟っている」「供養しないと災いをもたらす」…などといって高額の寄進をさせるような、人の不幸につけ込む「宗教」には十分に気をつけてください。

ナモの日記(2024年2月)

ナモです。

たーちゃんがこのごろ、おうちをあるきまわってもいいことになったのだけど、おこたにはいってグウグウねてるので、あんまりおもしろくありません。
それで、おいたんのお坊さんのおしごとのカゴがおへやにあったから、はいってみました。


これに、あかいおきょうのホンや、おじゅずをいれて、なもなも〜と、おつとめにいくのよ。
そういえばアタイは、こねこのころ、おいたんがくろいキモノでおうちにかえってきたとき、にげたことがあります。キモノのニンゲンはみたことがなかったの。


おばたんは、おもしろがって、アタイがはいったままのカゴをもちあげました。アタイ、まいにちごはんをたくさんたべるようになったので、「おもいよ!」と、いわれました。

でも、アタイはてんじょうちかくの「はり」までかけあがれるし、にかいにあがるのに、かいだんなんか、いらないのよ。いっかいのてーぶるから、にかいのゆかまで、ぴよーん!!!と、とびあがることができるんだもん。

和歌山から届いた水仙

坊守です。

やーっと日曜!!年度末の多重課題にくたびれておりますが、休みの日の朝は元気です(笑)
昨日、実家・和歌山の母から届いた水仙を本堂にいけました。


境内の手水鉢の氷がぶ厚くはって、冷え込む朝でしたが、冷たい空気を吸うたびに花の香りも鼻腔に満ちて、心地よい。


雪をかぶった白い畑をみながら、こんなにたくさん花が咲く、温暖な和歌山をうらやましく思ったりもするのでした。水仙はご近所に分けても余ったので、岩美までやってきたのです。

陽だまりは、暖かいので、ター坊の真っ黒な体はほかほか。黒いものは光を集めるのというのは真実です。窓の外は雪の庭ですが、ご機嫌に過ごしています。

春の雪

午前中は法事が2件ありました。きょうは真冬並みの冷え込みで、みなさん、「寒い、寒い」とストーブのまわりへ。

昼、おつとめが終わり、本堂の戸を開けると雪景色です。立春を過ぎて降る春の雪です。

淡雪ですから、積もることはないと思いますが、外は真っ白になりました。

「雪のうちに 春は来にけり」(藤原高子 二條后)

なのかもしれませんね。

と風情を楽しんでいたら、午後、けっこうな降り方になってきました。

2月の宿題を提出する

「月刊住職」2月号の「第19回 住職関心事アンケート」を提出しました。なかなかの難問でした!

①この世に「宗教」はなぜあるのですか?
答)苦悩から脱却するためだと思いますが、現実に宗教が、自身がその役割を果たしているのか自問自答しています。

②この世に「寺院」はなぜあるのですか?
答)仏さまの願いをきかせていただくためにある。

③ご住職自身は仏様に実際に救われたことはありますか?
答)ある
理由)「息子は私がこうして手をあわせるために私のところに生まれてきてくれた」と早逝したお子さんのことを話される方があり、衝撃を受けました。私も仏さまのお慈悲に包まれているように感じ、胸を打たれました。

④もしも今お釈迦様が日本に現れたらなんと言うと思いますか?
答)私たちの苦悩に寄り添い、「なんでも話してください」とおっしゃるように思います。

⑤仏式葬儀に僧侶の出仕は不可欠ですか?
答)不可欠ではない
理由)お経をご家族や施主さんがあげられるということもあり得ると思います。

⑥仏式葬儀の挨拶で喪主が「親も天国に行きました」と言われたら、住職はどう思いますか?
答)私たちの努力不足もあり、「お浄土」というリアリティーがなくなり、「天国」の方がイメージしやすいのだと思います(実際、これまでも何回か、「天国に」とお話しされる施主さんがいらっしゃいました)


⑦2023年中に読んだ本でベスト3は?
❶「正信偈講座」梯実圓 
理由)法務のためということもありますが、繰り返し読みました。私も仏さまのお慈悲の中に生かされていることを感じます。
❷「ゼロからの資本論」斎藤幸平
理由)今の社会が抱える問題点とその克服の道筋について、多様な考え方を知ることは大事だと思います。
❸「戦争と平和 ある観察」中井久夫 
理由)「人類がまだ埋葬していないものの代表は戦争である」という導入の言葉が昨今の世界情勢と重なり、突き刺さります。