この冬、苦労したことランキング

坊守です。

またまた雪は積もりましたが、急上昇した気温がどんどんとかしてくれています。こちらに引っ越してから3年目で、ようやく岩美らしい冬を体験しました。皆さんもお疲れ様でした。
「もう降り終わりや」と、さっき近所のおじさんが断言したので、すっかり冬を見送る気持ちになっています。笑
そこで…!突然ですがこの冬、苦労したことランキング!!!をお送りしましょう

3位:雪かき
かいても降り積むと分かっていながら、プラスチックのショベルで集めた雪をひたすら溝に落とす作業をするなんて初めてでした。馬力に自信はありますが、腰痛を起こし1日仕事を休みました。HONDAの除雪機が導入され、重労働から解放されました。除雪機のことをあこがれを込めて「赤い彗星」
と呼んでいます。

2位:雪道運転
東京の自動車教習所では雪道運転はビデオ学習でした(!)
周りからは色んな雪の恐怖体験をきかされたせいか、雪にちょっとハンドルを取られるだけで冷や汗が出ました。往復1時間の通勤なので家族にも心配かけました。夜に雪がたくさん降るとなにもかも見えなくなって怖いことも知りました。タイヤのパンク、バッテリー上がりも体験。おかげでかなり慣れました。

1位:野良猫の寒さ対策
このところ何度も登場している野良猫ダブさん。みっしり毛が生えて体格もいいのですが、安全な居場所があるか、本人は語りません。吹き降りの雪や、最高気温がマイナスという時にも背中や足を濡らしてご飯を貰いにやってきました。凍えて倒れないよう、藁を敷いたダンボール箱を置いたり、室内に避難させる夜があったり、色々心配しました。
それが少し本人に伝わったか、縁側に遊びに来るようになって2カ月、きょうはっきり甘えてくれました。
うっふっふ

わけあってもへらないよ

田舎暮らしのいいところは、分かち合ったり、助け合うことが生きていることにあると思います。

世界も日本も、この精神が発揮されればなぁ、と思わされるニュースばかりです。


世界のワクチン接種の75%をわずか10カ国が独占し、130カ国は1回分すら入手できていないー国連事務総長はそう現状を報告し、ワクチン平等に向けた世界計画の策定が必要とのべました。


国際NGOオックスファムによると、世界人口13%の先進国がワクチンの51%を独占しているそうです。


株価が3万円をこえ、日本のビリオネア(10億ドル以上の金融資産を保有)の資産が11カ月のあいだに、12兆円から24兆円と2倍に。

一方でこんなニュースも。

南米アルゼンチンで1月に富裕層への課税を強化する法律が成立しました。対象となるのは1万2000人。その税収約3600億円をコロナ対策にあてるそうです。

ブッダなら、なんていうでしょうか。

「楽しいことは、みんなでわけあってもへらないよ」(『ブッダがせんせい 心を育てるこども仏教塾』より)

またも大雪に

本堂の前には約30㎝の積雪です。

昨日の夜から朝にかけてこれだけ積もりました。

日中も夕方まで雪予報です。

朝から除雪作業に追われています。今シーズン最後の雪だといいのですが。

ダブは室外機の上に置いたネコハウスの中で寒さをしのいでいます。坊守が電気式のカーペットを敷きました。

梅の花咲く雪景色

昨日から雪が降ったり止んだりです。これまでの雪と違うのは、梅が咲きはじめた中での雪景色ということです。


雪と梅が同時に見られるのは、実にいいですね。雪の白に梅の花が映えます。


この景色を詠んだ漢詩があることを知りました。


有梅無雪不精神 有雪無詩俗了人

薄暮詩成天又雪 與梅併作十分春

梅ありて雪なければ精神ならず

雪有り詩無ければ 人を俗了す

薄暮詩成って 天又雪ふる

梅と併せ作す 十分の春

今日から確定申告

昨年も書いたように思います。お寺はお布施への税はかかりません。固定資産税も必要ありません。しかし、僧侶の収入には当然ながら税がかかります。

その額がいくらになるのかをあきらかにする確定申告がきょうからはじまりました。私の場合はパソコン上で書類を作り、それを打ち出して郵送しています。計算はパソコン上で済みますから、楽と言えば楽です。

会社なら厚生年金、社会保険(被用者保険)がありますが、一部の大きなお寺以外、僧侶は個人事業主のようなものです。年金は国民年金で2階部分はなし。国保は勤め先のとの折半がありません。全額自己負担です。不安定かつ、自費負担分がかなり多いのが実情です。

経費もなかなかのものです。本山に納める賦課金(コンビニのロイヤリティーみたいなもの)、本堂の保険(掛け捨て)、お花や仏具など日常経費もけっこうかかります。

昨年びっくりしたのは国民健康保険料の高さでした。国は制度を支える気があるのかとふだんあまり頭にくることのない私ですら腹が立ちましたから。

今年もさらに値上げをする自治体が多いそうです。岩美町がそれに当てはまるのかどうか確認はしていませんが、皆保険を支える財政をもっと手厚くと願わずにはいられません。

などなど、愚痴めいたことも記しつつ、今から申告の準備をします。

堂内に響く『阿弥陀経』

昨日、因幡組に所属するお寺の本堂でお通夜がありました。お寺に関係される方のお通夜にお参りするのはまだ2回目です。そうそうあることではありません。

コロナ禍のなか、本堂に収容できる人数の半分ほどのお参りに制限されていました。それでも僧侶は十人近くはいたのではないでしょうか。僧侶とご門徒のみなさんが声をそろえて『阿弥陀経』を読むと堂内に響きわたりました。私もつられるように大きな声を出していました。

ご往生された方と、もういっしょに読経することはできないけれど、その懐かしい声は、このお堂の中にきっと残っていくに違いないと思いました。

合掌

お礼のはがき

昨年から年回法要にお参りいただいたご門徒さんにお礼の葉書を送っています。文面は何度か変えてきましたが、2月から写真にあるような内容にしました。

いつも親鸞聖人の和讃を一つ紹介していますが、今回は、

曠劫多生のあひだにも 出離の強縁しらざりき
本師源空いまさずは  このたびむなしくすぎなまし

を紹介しています。

曠劫(こうごう)とは、きわめて長い時間のことです。その間じゅう阿弥陀仏のみ教えに触れる機会がありませんでした。このたびの人生においても、もし法然聖人に遇うことが出来なかったら、むなしい人生で終わっていたでしょう。

そのように師匠との出遇いを喜んでいます。

年回法要というのは別れたことからはじまります。悲しみとともに、出遇えたことを喜び、営まれるのではないかと思います。そして、その機会をご用意くださったのは亡き方に他なりません。

コロナ禍のなか、お参りされる人数は減っていますが、きていただけること自体ありがたいことです。

来週は平日もお参りが続きます。気持ちを込めてお勤めさせていただきます。

お念珠をいただきました

島根のお寺さんよりお念珠をいただきました。私と坊守に一つずつ。ご自身で糸を通されたお手製です。ありがたく使わせていただきます。

ひらめきました。今年どこかで、お念珠を手作りする機会をもちたいと思います!

その前に私も作り方をマスターしなければ。

笑ってはいけない話です

昨日の坊守に続いて住職からもひとこと。

「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」

森喜朗氏の、この口にするのも恥ずかしい女性蔑視発言。その場で誰かからいさめる発言が出ても良さそうですが、笑いが漏れたということも報道でみなさんご存知だと思います。

「何を笑うかによって、その人の人柄がわかる」。フランスの劇作家マルセル・パニョルのことばです。

その通りではありませんか。

高まる抗議の声のなかで森氏はオリンピック・パラリンピックの組織委員長を辞意を固めたそうですが、それだけで済ませてはいけない問題のように思います。

日本は政治・経済の各分野で指導的地位を占める女性の割合が極めて低い。男女の違いにより生じる格差(ジェンダーギャップ指数)は世界121位と後進国です。

笑っている場合ではないのです。

世界から、男性中心主義がはびこる日本が笑われているという自覚をもたないといけない。そう思います。

あの方の辞任に思うこと

坊守です

1月に引き続き押せ押せの状態で仕事をしている今月ですが、きょうのように休日があると助かります。庭の手入れが少しできました。

さて、きょうも葬儀で、合間に昼食に戻った住職がテレビをつけたら、ニュース速報が流れました。東京五輪・パラ会長が辞任するとのこと。のけぞるような差別発言をした人物には当然の結果で、むしろ遅すぎるくらいに感じます。

わたしも社会人なので「男性はずいぶん下駄を履かせてもろてはるやないの」とアンフェアを感じる場面は、何度も経験しています。
今回は謝罪会見しても幕引きできないくらいに内外の世論が形成されたことに、一方でホッとしたのでした。

森喜朗氏の問題発言はこれまでも多くありました。
「日本は神の国」
「子どもをつくらない女性を税金でみるのはおかしい」
「大事な時に必ず転ぶ」(ソチ五輪で転倒した浅田選手に)
仏教では智慧と慈悲が重要な要素ですが、この方に関しては、知性も情も足りてないな、と思います。差別発言に遭遇した時は、相手が誰でも笑って済ませるもんかと再確認しました。

ただ、クリントン大統領夫妻が来日した際のやりとりには、笑わせてもらいました。

森「フーアーユー」 (how are youを間違えたらしい)
クリントン「アイム ヒラリーズ ハズバンド」(私はヒラリーの夫です:相手のミスをジョークで返したつもり)
森氏「MeToo!」(わたしも同じです)

こんな落語みたいなこと、ほんとにあったんでしょうか。
うーむ