久しぶりにNHKの朝ドラにハマり込んでいます。『カムカムエブリバディ』。脚本は藤本有紀さん。私の中ではドラマ史上最高傑作『ちりとてちん』も担当されました。これもやっぱり朝ドラです。テーマは落語でした。
『カムカムエブリバディ』は、祖母・娘・孫とつづく百年の家族の物語。現在の舞台は岡山です。主人公の安子、そして稔の関係を軸にこれまで進んできました。文通、手紙のやりとりを軸に15分間を描いた回もあって新鮮でした。その2人が親しくなるきっかけとなったラジオ英語講座は戦争の拡大のなか、打ち切られます。さやかな幸せが、戦争と戦前の家制度のもと、はかなく終わるのかと思ったら、今日は急転直下、結婚を許されます。学徒出陣により戦地に赴くことになった稔が実業家の父から安子との結婚を認められ、わずか1ヶ月の新婚生活、束の間の幸せが訪れたのです。
安子の実家は和菓子店です。砂糖は贅沢品となり、手に入らず、従業員の男性たちは戦場へ次々に送られます。稔の父は、軍服に活路を見出し繊維会社を大きくしていきます。
稔は大正生まれです。この時代に生まれた日本の男性のうち7人に1人は戦死しています。彼は帰ってこれるのでしょうか。
あの戦争を「正義の戦争」といまだに描きたい方がいますが、「戦争は全て悪だと、たとえ殺されてもいい続ける」と語った瀬戸内寂聴さんのことばにこそ、本当の正義があるのではと思うのです。
毎回、欠かさず見るのは『あまちゃん』以来です。見てない方には「なんのこと?」かもしれないですが、いまからでも、ぜひ。
















