ご自宅でのお勤め

午前中は中陰のお勤め、午後は百箇日のお勤めが、いずれも網代でありました。「葬儀から慌ただしくて。今日はお経を読んで、久しぶりにゆったりとした気持ちになれました」「朝晩、仏壇の前で主人に1日の報告をするのが日課になりました」。こうしたお話を聞かせていただけるのは、ご自宅でのお勤めならではです。

お勤め帰りに久しぶりにナモのふるさと、ネコの泉にいってみると、白いネコが。

法事の間は道場の草刈りです。その合間に、らっきょうきりに精を出す地域の方に話しかけたり、ご門徒さんのところにうかがって近況を聞いたりと網代を歩いた土曜日でした。

ナモの日記(2021年6月)

ナモです。

きのうから、おうちに居なかったおばたんが、かえってきました。
お勝手からお顔をつっこんで「なにごともなく?」と、おいたんにたずねました。
おいたんは「へいきだったよ」といってから「あなたのへやで3回オシッコしたよ」と、いいつけました。

おばたんは、おうちをひとまわりして、あたいがきのうのばんにやったことをみつけました。

ばんに、おなかがへったのでほしたお魚のふたをあけておいたら、ありんこがおそとから、あつまっちゃいました。
あたらしいはこを、がりがりしたのも、みつかりました。

「はんにんは、だれだ?」と、おばたんがいうので、こうやってがりがりしたのよ、とみせてあげました。

ごはんのあとは、おばたんのぱそこんのかいぎがはじまったので、あたいもでてみました。

ナモがきてから初の外泊です

坊守です。

今週は木・金と県西部に出張が入りました。この1年は、インターネットで色んな業務を済ませてきたので、100キロの運転も外泊も久しぶりです。環境が変わると集中できて、すばらしい能率で仕事をこなし中。

それはさておき、今朝は本堂のお花を換えて出発せねばと、いつものお店で調達しようとしたのですが、あるはずの大きな菊が置いてありません。
モジャモジャの花がついたスモークツリーの枝と白い百合などを確保しました。スタンダードでないので落ち着きませんが、とりあえず新鮮なお花をお供えしましたよ、と阿弥陀さんに声をかけて、岩美を出発。駐車場の脇で密集する巨大ミントも密かに混入させました。

今夜の心配のひとつは、住職とネコが、仲良く過ごせるか?ということ。
2者はいい遊び仲間ではありますが、ナモは毎晩、私の掛け布団の上の足の間の凹みに埋もれて寝ているのです(おいたんの布団にはだいたいお漏らしをするので出入り禁止中)。

さあ、いったいどうなるのでしょう。ナモはおばちゃんが帰ってこないことに、いつ気づくのか。
結果は明日のナモの日記で…

衣替えの季節ですね

学生さんや制服のある会社員の方たちも衣替えをされたでしょうか。

実は、6月1日から僧侶も夏用の衣体(えたい)に衣替えをするんです。
黒い袈裟(けさ)はメッシュになり、下の白衣(はくえ)が透けて見えます。

葬儀の際につける七條袈裟、お通夜などの際に着る黒衣、法事の際に着る色衣、肩からかけて身にまとう五條袈裟、首から下げる輪袈裟(わげさ)など夏ものは薄手です。白衣や襦袢、足袋も夏用は薄手のものになります。Tシャツ半襦袢という便利な商品があります。Tシャツに半襦袢の衿がついていて、1枚で済みます。暑い時は私も着ています。

夏用の衣体、着てみての感想としては、そんなに涼しいというわけでもないのです。それでも見た目は涼しげに見えます。

街でお坊さんを見かけたらお袈裟に注目を。透けていたら夏用なのです。
夏用の衣は9月30日まで。10月1日から秋冬春用の衣となります。

お寺の掲示板(2021年6月)

雨の日は 雨の中を 風の日は 風の中を(相田みつを)

相田みつをさんは、雨や風について、人間の悩みや迷いのことといわれています。確かに、人生は晴れの日ばかりではありません。雨や風が吹く現実をあるがままに受け止めつつ歩んでいきましょうということになるのでしょうか。なかなか難しいことではありますが、イライラしたり、不安になったりしたときに、自らにいい聞かせてみることで、前を向く力になる言葉だと思います。

雨の中の掲示板を撮りたかったのですが、ここ数日、雨が降りません。カエルは毎日、元気よく鳴いているのですが。

5月も終わりです

ゴールデンウィークからあっという間に5月も終わりです。今日は法事のお礼の葉書作り、町内会の仕事、たまっていた会計作業、経産省のアンケート(経済センサス活動調査)への回答、さらには坊守からのお願いで梅(我が家に梅がなりました)をつけるための容器を買いに行ったりと、月末らしい?時間を過ごしておりました。
買い物先では今年97歳を迎えるご門徒さんのご家族とばったり。部屋からそらんじたお経を読む声が聞こえるそうです。お元気でお過ごしのようすで何よりです。

さて、鳥取県東部には17日に新型コロナ警戒事態宣言が発令され、6月20日まで延長となりました。先週、平井知事は、病床の使用率が10.0%と全国で最も低くいものの、近県では50%を超える状況となっていて、警戒を高める必要があるからと延長の理由を説明されていました。町の防災無線では、連日のように公民館の各種行事を警戒事態宣言が発令されている限り中止するという案内が流れます。網代公民館での習字もこの分では中止でしょう。

一方で、道の駅に行けば県外ナンバーの車がたくさん。私も東京に暮らしていたので気持ちがよく分かります。都会は便利で、楽しいことも多いのですが、狭い空間に人が密集していると疲れるのです。家だってそんなに広くもない。鳥取のように空気もいい、緑もある、しかも、感染のリスクが都会に比べて高くないと思われるとなれば、、、。ある意味、当たり前のことだと思います。

昨日、お寺の責任役員会では、この状況が夏まで続く場合に、お盆の宅参りをどうするのか議論しました。2年続けて中止ということは避けたいのですが、警戒事態宣言が発令されたままであれば宅参りを中止せざるを得ないのではないかという方向に。

事態の好転のためには、私たち個人の努力ももちろん必要ですが、感染の広がりが見られる地域での対策強化が欠かせないと思います。自宅待機のまま医療機関にかかれないで亡くなってしまう、病院ではいのちの選別が実際に行われているなど、痛ましい状況があります。

影響は多方面に広がっています。県内の学生さんを対象に、無料の食糧支援を行っている人たちによると、支援を受けたある学生さんは「月6000円の食費でしのいでいる」と話していたそうです。今日のニュースでは、大学生の間でメンタル不調を訴える人が増えていると報じていました。

見えない出口の中で、私たちにの側には緩みが、そして不安や生活苦が広がっています。検査を拡大して、広がりを把握し、抑え込むこと、ワクチン接種を急ぐこと、生活や営業を支える抜本的な補償を行い、感染を抑止することなど、いのちと暮らしを守る明確なメッセージを発してほしいところです。

6月はどんな月になるのでしょうか。

お寺の勉強会

今日はご門徒さん11人を前に、お寺の勉強会(念仏者のつどい)でお話しする機会がありました。

テーマは、浄土真宗では繰り返し読む『正信念仏偈」です。今日お話ししたのは、前半部分です。私たちが普段読むのは漢文の詩です。書き下し文と現代語訳を読み上げる形でお話ししました。

「わかりやすくてよかった」「むずかしい!!」

さまざま感想を寄せてただきました。

「この時間、自分が素直になれていると感じ、気持ちのよい時間を過ごすことができています」と感想を書いてくださった方もありました。

みなさんには、私の勉強につきあっていただいている面が大きいです。「むずかしい」話をよく耐えて聞いてくださいました。住職を育てているのだという気持ちで、ぜひ次回もご参加ください。

次回は7月25日(日)午後2時から4時までです。

「西法寺のホームページを毎日見ています。心が安らぎます」と感想を寄せてくださった方も。ありがとうございます。それを励みに、毎日更新を続けていきます。

カエルの大合唱

蓮の鉢に

最近、カエルをよく見ます。

お寺の前にて

ケケケとアマガエルが鳴きはじめるのは夕方。そして夜中には大合唱です。

東京で、隣家の池のカエルの鳴き声がうるさいと住民がカエルの駆除を求めて裁判に訴え、「カエルの鳴き声は自然音で騒音には当たらない」として退ける判決が下されたそうです。

最近は鹿も夜中によく鳴いています。カエルの次はセミ、さらに鈴虫やコオロギが鳴くのでしょう。みんな懸命に生きているのです。

さまざまなつながりを感じる

きょうは通院日で市内の病院へ。担当の先生は岩美町が実家です。夏の間は実家に帰って農作業もされているそうです。診察中に地域のことが話題となり、うちのお寺の檀家の方とご親戚であることを知りました。小さい頃はよく遊びに行かれたのだとか。

この病院には知り合いの方の息子さんが働いています。私を見つけて声をかけてくれました。

「あっ、Aさん。そういえば昨日、道の駅に買い物に行ったらお父さんがだしたそら豆ありましたよ」「売れても3千円くらいにしかならないようですが、それでも買ってもらえるのが嬉しいみたいです」

昨日は買いませんでしたが、冬に大根の漬物をよく出されていて、それは何度か買いました。安くておいしかったのです。この前、お父さんとお会いした際、「あれ、まただしてくれませんか?」「なにがぁ。大根の時期は終わっただで」と。たしかにそうでした。

これも知りあいのJAの方によると、「みんな安い値段つけすぎですが」とのこと。道の駅の野菜は100円ショップか!と思うほど安いのです。買い物していても観光客の方が、「安いわー」とびっくりされている姿をみることがあります。

私も、安すぎるのではと心配になることもありますが、「喜んでくれるのが嬉しい」というのは生きるはりあいになりますよね。はたらくとは本来そういうことじゃないでしょうか。

そういえば道の駅に新しく郵便ポストが設置されました。先日、岩井の郵便局の局長さんから、「山名さん、新しいポストが設置されたので、ぜひ見てください。ちょっと変わった形をしてますから」と案内があったのです。岩美だからカニかイカか、それともカレイかと想像をめぐらせたのですが、違ってました。

これ、何に見えますか???

僧侶の意見交換会

市内の興禅寺さんを会場に僧侶の意見交換会がありました。鳥取池田藩の菩提寺です。見事な中庭があり、池に水蓮が咲いていました。

住職さんが境内を案内され、無縁となったお墓を集めた供養塔、そして樹木墓苑を見学しました。

無縁墓を集めたお墓
僧侶20人が集まりました。

興禅寺さんは黄檗宗のお寺です。たくさんの仏様が手をあわす人たちに寄り添ってくださっているような感じがしますね。

本堂内

尾崎放哉の菩提寺でもあり、歌碑があります。

はるの山のうしろからけむりが出だした 放哉

意見交換会では、コロナ禍のなかでの葬儀の様変わり(ほぼ全て家族葬に)檀家さんに寄り添った関係づくり、法要のライブ配信の方法、僧侶の姿勢・あり方などなど活発な交流の場となりました。他宗の僧侶の方とお会いすることはほとんどありませんので、参加者にとって有意義な時間になっているのではないでしょうか。