常はない「いのち」を生きる

今週末はまとまった積雪を覚悟していましたが、積雪はなく、冷たい雨が降っています。今日は夕方からお通夜、明日は葬儀となりました。老人ホームに入居されていたとのことで、お会いしたことがなく、昨日、初めてお顔を拝見しました。私自身、常ということはないいのちをいただいて生きていることを思い知らされます。くるべき時が来たら終わっていかなければなりません。そのことを受け止めないで、死を他人事にしたり、遠ざけたりすることはもったいないことであると思うようになりました。

白木の板に法名を記し、読経する『仏説阿弥陀経』、親鸞聖人の和讃に目を通し、皆さんにお配りする手製の経本をセットしました。

日常生活を中断して、故人の死と向きあう時間をご遺族は与えられました。気忙しいこととは存じますが、心静かにお参りいただければと思います。 合掌

朗読と音楽 奏で

午後、岩美町まちづくりの会主催の「朗読と音楽 奏で」が西法寺本堂にて開催されました。私も同会の一員です。

アイリッシュハープという楽器を初めて知りました。美しい音色です。宮沢賢治の『星めぐりの歌』よかったです。『あまちゃん』を思い出しました。奏者の横田さんは兵庫県香美町から岩美町に移住され、来年から町内で民宿をされるそうです。

朗読は尾崎翠の『花束』。「昔は良かったという追憶のため息」「人間の幸福はいつも過去にあるものですね」「追憶は人間を幾分かなぐさめる。人生の避難所だ」。追憶のなかにある幸福について冒頭に記し、大岩小学校で教員を勤め、網代道場に暮らしたなつかしい記憶を記したのが『花束』です。若い漁師さんとのほんのわずかな時間の交流がみずみずしく描かれています。翠さんの初恋の記憶のようです。その出来事が翠さんに幸せの記憶としてのこったのでしょう。

みなさん、寒いなかお越しいただいてありがとうございました。

雪国は満タンなのです

今日は荒れ模様。昼過ぎに網代に行きましたが、海は大しけでした。

夕方4時現在、お寺の私の部屋で依頼された過去帳を記載しています。外に目をやるとたたきつけるようなはげしい雨が降り、ゴォーっと強い風が吹いています。傘をさして歩くことはできないでしょう。これから夜中にかけて雪予報が出ています。

明日は午後からまちづくりの会主催の企画があります。寒い一日となるようです。本堂のストーブに満タンの灯油を入れました。雪が積もれば玄関先と駐車場の雪かきしないといけません。除雪機用のガソリンを買いにいき、満タンまで給油。ついでに、車にも満タンのガソリンを給油。雪国では何があるかわかりませんから、車のガソリンは常に満タンにしておかないと不安なのです。車はお互い慎重に運転しましょう。

去年も同じような時期に大雪が降り、思い切って除雪機を購入しました。あれからはや一年たったのです。そして山陰の冬の到来です。

この冬も頼りにしてます

山陰の冬の海

今日は引き続き、机に向かって作業中です。その合間に、年回法要の案内のため田後(たじり)、浦富(うらどめ)へ。

半世紀ほど前、ご門徒さんの高校時代の通学風景を聞いたのですが、当時はボンネットバス。当時は道が整備されておらず田後の集落までバスは入ってこなかったそうです。浦富まで歩き、バスに乗り、岩美駅へ。そして国鉄に揺られて鳥取市へと。自動車はまだ普及途上で、汽車はいつも満員。でも、大体、決まった場所に同じ人がいたそうです。

私の頃は35年ほど前。汽車の時間は忘れもしません6時52分。春から秋は岩井から駅まで自転車で、冬だけバスを利用していました。通学に要する時間は片道1時間半ほど。冬は大雪で汽車がストップすることもありました。学校の近くに住む同級生が本当にうらやましかったです。なぜなのでしょう。私の高校時代も、立つデッキはいつも同じ車両の同じ場所、それは私だけでなく、同じところに同じ人の顔を見つけることができました。人の習性なのでしょうか?

帰りに浦富海岸で冬の日本海を眺めました。きょうはそれほどの寒さは感じません。

週末は寒さが厳しく雪予報も出ています。去年も12月の中旬にまとまった積雪がありました。雪国のみなさんは気をつけて過ごしましょう。

浦富海岸の波の音

ご門徒さん宅でコーヒータイム

今日は午前中、元漁師さんのお宅に用事があってお邪魔しました。用事はすぐに終わったのですが、「コーヒー飲んでいかんかえ」とのお誘い。この2年、お盆参りもできず、仏間に入ったのも久しぶりです。短いお経をあげて手を合わせました。

その後、コーヒーをよばれて小一時間ほどおしゃべり。漁師時代のこと、奥さんの思い出話などうかがいました。奥さんとテーブルを囲んでご飯を食べるのが楽しみだったそうです。帰り際に、娘さんがいらっしゃって、義理のお父さんが作った立派な里芋をいただきました。せっかくなので坊守が昨日ブログに書いた無料市に供出します。

午後は数日前からとりかかっている年回法要の案内作成、役員会の議事録づくり、西法寺通信の直しなど。そうこうしているうちに、もう夕方です。案内はなんとか完成。明日からお知らせです。

先日アップしたパズルに間違いがあったとのことで、知らせてくださったお寺さんがあり、助かりました。この場を借りて御礼申し上げます。

年越し応援・食料無料市

年末計画進行中

坊守です。
もう師走も半ばです。
 
この年末、職場の皆とかたらって、年越し応援の食料配布をすることにしました。
コロナの生活への影響はまだまだありますし、ただでさえ物入りな年末年始、ちょっとホッとした気持ちになれたら…ついでに、困りごとのある方には相談にも応じさせてもらおう、というところです。
通常の食料支援のように一つところで行うカタチでなく、何ヶ所かにトラックを走らせることに。
あわせて「お届け隊」も結成し、重さのある食料を運ぶのが大変な世帯に配達しよう、と相談しています。

実施日は今月25日(土)、大急ぎでチラシはつくり、これから実施予定の地元自治会との相談や、当日の労働力(スタッフ)集めです。
なにより重要な食料集めは、どんなところに協力要請をするべかと他県のノウハウをちらちらと参考にしながらの取り組みです。

食べ物!食べ物!と、つぶやいていたら「長ネギ200世帯分確保したよ!」と、さっそく動いてくれる先輩も登場。

ブログ読者の皆さま、お野菜などの食料や日用品、お菓子などでご協力下さる方があれば、いただきに飛んで参りますので、お声かけください。

西法寺通信完成まであと一歩

きょうは午前中、四十九日のお勤めでした。生前に本山よりご法名を授かっていた方です。元気な頃はご夫婦でよくお参りされていたそうです。『仏説無量寿経』から2文字をいただいた法名を大切にされていました。その意味を調べる中で、あらためて無量寿経を読もうと思い、今、朝の読経は毎日、30ページを目安にして読んでいます。亡き方から学ばせていただいたことです。

午後からはパソコンの前に座って西法寺通信をつくっています。パズルも出来上がり、完成まであと一歩。週の前半には印刷に回したいと思います。

今年をあらわす漢字は?

午前中は今年最後となる年回法要のお参りでした。コロナ禍のなか、ことし年回法要にお参りしていただいたご門徒さん、そして縁者のみなさん、ありがとうございますという気持ちで読経しました。ふだん以上に大きな声が出たように思います。

午後は会合があり、出かけてきました。コメ農家の方や道の駅に野菜や漬物をだされている方もいらっしゃいました。米農家の方には、「ちょうどよかった。こんど玄米30キロもってきてください」とお願い。農家さんは秋に収穫前の田んぼをイノシシに荒らされ、収穫がへったそうです。せめて買って応援なのです。別の方からは、「これ、持って帰って」とたくあんと麹漬けをいただきました。手作りの柚子皮のピューレが会合のおやつでした。

次の月曜には、今年の漢字も発表されます。昨年は「密」でした。今年はどうなんでしょうか。

人とのつながり、地域とのつながり、自然とのつながり…。さまざまなつながりの中で生かされているのだなという、当たり前だけれども忘れがちのことを教えられる。今年はそんな一年だったなと、少し早いですが振り返っています。

選ばれることはないと思いますが、「繋」が私の今年の漢字です。

オリンピックのある年は金が選ばれる傾向にありますが、私は「会」ではないかと。少し会えるようになったけれども、まだ会えない、早く会える日が来るといいな、という意味において。

西法寺通信第11号作成中

年末にお届けする通信の作成をはじめました。今回登場していただくご門徒さんは、網代のあきんどさんです。魚を車に積んでお得意さんの元へ届ける行商のお仕事です。80歳を超えて現役。「『美味しかったで』がうれしい。生きがいです」とおっしゃいます。朝晩、仏壇の前に座り、お経をあげるのを日課とされています。たいへんな刺激を受けました!

他、年間スケジュール、クロスワードパズルなど。表紙に何を書くかが問題です。これはあした、頭を悩ませたいと思います。