石材屋さんとの会話

今日も報恩講の案内で町内をドライブ&ウォーキングです。歩数は6000歩でした。明日、お寺周辺と山間部のご門徒さんに宅に届けて完了となります。この間、全体に2回お知らせしましたが、目前に迫り、この2日間、網代・田後・浦富を中心に150軒ほど回りました。

午後には、お墓じまいされたご門徒さんのお墓のご遺骨を納骨堂に納めました。石材屋さんと少しお話ししました。「仏事をめんどくさいものとして敬遠する風潮がこの10年ほどで広がっていますね。とても心配です」「石材屋も、墓をつくるより、お墓じまいのニーズが多いです」。業者さんも変化にとまどいつつ、それに対応して仕事をされています。

時代とともに葬送儀礼は変わるものです。お墓は江戸時代に主に始まり、今、家族形態の変化にさらされています。形は変わっても死を悼む、手を合わせるという行為がなくならないようにお寺はがんばらないといけないなと改めて思いました。

墓じまいのお勤めに

今日は早朝より過去帳を2冊記載しました。残りはあと1冊。幕末からつづくご門徒さんの過去帳です。ご先祖さんの法名は約30人。これだけたくさんの方の法名を記載するのは初めてですが、なるべく早く書きあげたいと思います。

ついで墓じまいのお勤めに。明日、お墓の撤去作業を行い、ご遺骨はお寺の納骨堂でお預かりすることになりました。お墓は小さな山の中腹にあります。私も何度かきたことがある墓地ですが、土の道でコケなども生えていてかなり滑りやすい道です。これからはお墓参りもずいぶん楽になると思います。

午後は報恩講の案内はがきをもって町内のご門徒さん宅へ。ウォーキングも兼ねて50軒ほどまわったでしょうか。歩数は5000歩弱でした。

今日はアメリカの中間選挙の開票の行方に注目しています。これ以上の憎悪や分断が引き起こされる結果にならないことを願うばかりです。

報恩講の案内をもって

報恩講に向けて案内チラシをハガキサイズで作成し、届けはじめました。親鸞聖人のイラストを入れてみたのですが、「おじいさん?」との反応があり、明日からはイラストをかえようかと思います。

田後(たじり)の海は御講凪(おこうなぎ)です。俳句を読まれるご門徒さんに以前、「御講凪は季語だで」と教えていただきました。報恩講をお勤めする頃のおだやかな日和のことを、この言葉は意味しているそうです。当日も良い天候に恵まれますように。

初物をいただきました

山陰はカニ漁が解禁になりました。こちらはズワイガニのメスです。漁師のご門徒さんが今日あがったばかりの初物を届けてくださいました。毎年ありがとうございます。

大根といっしょに味噌汁にすると美味です。

多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。

深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。

久しぶりの網代にて

記載した過去帳をもって網代のご門徒さん宅へ。新しいお仏壇の前でいっしょに手を合わせ、読経しました。入院のため四十九日は前住職が勤めました。「ご住職さん、大変でしたね。無理せんと過ごしてください」と。報恩講にお誘いしたところ、「はじめてお参りさせてもらいます」とのこと。大歓迎です。「足がないからお参りできない」という方がいらっしゃるようなので、送迎できるようにしたいと思います。

その後、なだばたカフェへ。ご門徒さんが働いているので、みなさん私の入院のことを知っておられ、店主さんから、「高い熱が出たんだって。ようなっただか」と。ご心配かけたようです。退院祝いにコーヒーをいただきました。

物価の高騰で商売は大変です。ぜひ網代にお越しの際はなだばたにみなさんいらしてください。

なだばたカフェ

帰りがけに、習字教室でご一緒している方と道端で立ち話。「御院家さん、ようなったみたいだが」と。やはり私のことをご存知のようでした。

みなさん、お気遣い、ほんとうにありがとうございます。

溜まっていた仕事にとりかかる

朝から冷たい雨が降っています。

この間、手についていなかったことに今日は取り掛かりました。まず、会計の実務です。先月の出雲での法要にお参りされた寺院宛に交通費の一部を送付しました。これは因幡組の事務局としての仕事です。インターネットバンキングは店舗に行く必要がないので、こういう時は便利なものです。

次に過去帳への記載です。先月から5冊、預かっていたのですが入院が長引いてまったくとりかかれずでした。午前中を使ってなんとか2冊分記載できました。お寺の過去帳と照らし合わせて間違いのないように記載しないといけません。この作業は神経を使うので、書き終えるとホッとします。

午後は、18と19日にお勤めする報恩講の案内づくりです。今年も本堂、網代道場、田後薬師堂の3会場でおこないます。昨年、案内を初めて作ってみたのですが、「お誘いいただいたので」とお参りしてくださったご門徒さんがいらっしゃいました。こちらは来週の前半、お配りしたいと思います。新たにお参りしていただける方が1人でも2人でも増えるよう声かけを広げたいと思います。

ナモの日記(2022年11月)

おばたんが、おぶつまとりびんぐにかーぺっとをしきました。りびんぐのしきものは、ぬくぬくになるので、あたいとター坊は、うれしくておおさわぎしてから、すわりこんでいます。おいたんも、いっしょにごろりんこしてくれることがあります。

おいたんは、びよいんで、ぽんぽんのいしをとってもらったそうです。ながいことかかったので、かえってきたとき、かみのけやおひげがちょっとのびていました。そんなおいたんをみて、ター坊はにげました。
おばたんは「やれやれ」といいました。おいたんがいないあいだ、びよいんとおてらのごようと、じぶんのおしごとがあって、あたいたちにごはんをあげられないひがあるかもしれんと、しんぱいだったんだって。ごはんをくれないなんて、わるいおばたんだ!(じっさいには、ごはんはよばれました)。

おじいさんネコのおんちゃんは、おうちのたんけんをねっしんにするようになったし、おそとのシマちゃんは、おばたんがおいた、えんのしたのべっどでひるねしています。

あたいたちのしっているひとも、しらんひとも、げんきでいるのがいちばんいいわ

継職法要にて

光賢寺さんの継職法要にお参りしています。朝は霧がたちこめ、あたりは真っ白。そして、絶好の秋晴れの1日となりました。

法要に先立ち、稚児さんの行列もありました。その子どもたちのために本堂では影絵が上映されました。「仏さまの生まれた日」。お釈迦さんの誕生の物語です。

クイズ大会もあり、子どもたちも楽しそうに参加していました。

継職法要は10時半からのお勤めでした。私の座る位置は、ご本尊阿弥陀如来の真横でした。新しいご住職とご門徒さんに向かって前屈みで立っておられる姿に触れ、仏の慈悲のお心を感じつつお勤めさせていただきました。ご住職、坊守さん、ご門徒のみなさま、本日はおめでとうございます。

今日はお招きいただきましてありがとうございました。

明日に向けて

明日は同じ因幡組のお寺さんで継職法要が予定されています。昨年の予定でしたが、コロナの影響で1年延期となりました。新しいご住職さんはもちろん、内陣に出勤する僧侶もみな七条袈裟をまといます。法要に先立って稚児行列もあります。

朝7時半から差定(式次第)説明がありますので、6時過ぎには出発しないといけません。法要では作法もありますので、間違えないように確認しているところです。

西法寺でも2019年5月に継職法要をお勤めしました。前日は慌しかったように記憶しています。今ごろ最後の準備をされているところでしょうか。作法もしっかりした若い住職さんですから、いい法要になると思います。ほんとうにおめでとうございます。

ブラジルは政権交代へ

南米ブラジルでの大統領選挙。ルラ元大統領が僅差で現職のボルソナル大統領に競り勝ちました。ボルソナル大統領は負けた場合、不正選挙だとして結果を認めない恐れがあるといわれていましたが、いまだに沈黙したままです。

ボルソナル大統領は、国営企業の民営化、公務員の給与凍結などをすすめてきました。経済を優先したアマゾン開発。「コロナは風邪」と、新型コロナウイルス対策を軽視して、米国に次いで世界第2位の死者を出したことなどに国内から強い批判がありました。一方、ルラ氏は、公共部門、民主主義の再建、最低賃金の引き上げ、

アマゾンの森林・先住民保護のための規制強化など訴え、幅広い共同の力で競り勝ちました。

ブラジルは2億人の人口のうち約6割がカトリック信者が占める国です。先月には、ボルソナロ大統領支持派がミサに乱入し、飲酒して暴れ、司教に野次を飛ばすなどの騒ぎがありました。ローマ法王は、「憎悪や不寛容、暴力から解放を」と大統領選挙についてコメントしていました。

どうなるのか注目していたので、今回のブラジル国民の選択が、深く分断された国の再建につながることを願うばかりです。