ライブ配信できるように準備中

県内で新型コロナに感染する方が増加傾向にあります。みなさんの回復を願うばかりです。12時半現在、県の記者会見が行われており、私もパソコンで試聴しているところです。平井知事は「感染ルートが複数であり、いまが正念場」と危機感を口にされました。

冬にかけて感染拡大が心配されます。今週の報恩講、来週末のコンサートについては、県のイベントガイドラインに沿って、感染拡大防止につとめつつ開催する予定にしています。

普段の法事についても、YouTubeのライブ配信ができるよう準備しました。明日から配信できるようなので、テストをして、問題なく配信できれば、今後、ご門徒さんにも案内したいと思います。

西法寺農園に異変⁈

朝から冷たい雨が降ったり止んだり。

農園では最近、植えた覚えのないひまわりが発芽しました。秋のはじめに切り倒したひまわりから種が落ちたのでしょう。冬に向かって咲くのでしょうか…。

鉢植えにして室内に置けば良いのか。枯れてしまうのはかわいそうなので、考えないと。

本題はこちらです。仏華用にパンパスグラスを植えました。こちらはちゃんと大きくなって欲しいところです。

ミドリの拾い物

坊守です。
このところ、仕事の方が詰まっていて(業務スケジュールも「密禁止」だったらいいのに!笑)、日曜日は「やっとたどり着いた」という感じになります。ここに報恩講も間もなくという時期になってきました。

きょうはあたたかいので、法事のあと、近所の山に入ってみました。ほとんど人が立ち入らないのでしょう、舗装路でもぬるぬるしていて、何度か足元がすくわれそうになりました。山林の仕事につく人が減って、山の管理不足があちこちであるときいていましたが、ここもそうかもしれません。
で、その足元に目を落とすと、鮮やかな緑の水玉があちこちに。道路に落ちた土くれの上で、苔が育っていました。


きらきらした緑色があまりにかわいいので、葉っぱの上にいくつか拾いあげ、持ち帰りました。
スギゴケやハイゴケではないし、とインターネットで調べてみると、ホソウリゴケが近いのかな。
苔は尾崎翠の小説にも出てくるせいか、親しみを感じます。時間ができたら、苔玉づくりも楽しそうですね。いまのところ、時間的にも環境的にも(ネコのイタズラにあいそうです)、実現は遠いだろうと思っていますが。

きょうは掃除の日でした

13-14の報恩講に向けて本日はお寺の掃除の日でした。総勢14人で本堂内を清掃。

仏具をみがき、

内陣を掃除して、

扉をふいて、

さいごに外陣(げじん)の畳をふきました。

坊守のふるさとから届いたみかんをお土産で持って帰っていただきました。みなさん、ありがとうございました。

「放哉を書く」の展覧会に

鳥取市出身の尾崎放哉の句を書で表現する「放哉を書く」の展覧会にいきました。とりぎん文化会館など3カ所で展示されています。期間は8日まで。

網代の習字教室の皆さんといっしょに観賞。一般の部、高校生の部とも力作揃いです。

習字教室の講師をつとめる石原さんは前回の大賞受賞者です。今回は招待作品としての展示です。

網代の習字教室のメンバー4人の作品も展示されていました。

次回も挑戦したいと思います!

穴見海岸にて

きょうはとっても良い天気です。

ちょっと海を眺めたくて海岸線を走ったのですが、

岩美町の東隣に位置する兵庫県新温泉町の海岸線、すららしい眺めです。穴見海岸というところで駐車。溶岩や火砕岩が侵食された小島の点在する磯浜です。様々な形の岩があります。何人もの方が入れ替わり駐車されてました。たしかに、これは車を止めたくなる眺めです。

話は変わりますが…。

昨日は葬儀がありました。大正に生まれた百歳近くの方でした。親類の方が葬儀を執り行っていただき、ありがたかったです。小さい規模にしても葬儀費用は決して小さくありません。お寺で葬儀をした方が、経済的な面でも安心というご家族もあるでしょう。もちろん今でもお寺でできないことはありませんが、利用されるのは数年に一度という状況です。来年以降は、そうしたご要望にこたえられるよう、準備をしなければ、と思った次第です。そんなことを海を眺めつつ考えていたのでした。

湯村温泉が近くにあります。足湯にでもよって帰りますか。

ナモの日記(11月)

ナモです

きょうのあさ、おそらから、まるくてしろいものがおちてきて、おにわのいしのうえで、ころころころがっていました。
「ナモ、あられだぞ!」と、おいたんがいって、おばたんといっしょにおふとんをかけたおつくえをりびんぐにだしました。
このごろ、ぬくくなるしきものや、ぬくいかぜがでるしかくいはこがでてきました。どれもあたいのすきなものです。

すきなてれびは「ワイルドライフ」

このごろは、すぐにはらぺこになります。なつは、すまーとだったので「あんたはほんとうは、いたちか?」と、おばたんがいいましたが、もうそんなことはいわれなくなりました。

「ちゅーる」ということばは、おぼえました。わかやまのおかあちゃんや、しんしゅうのおねえたんが、おくってくれる、おさかなのあじがするぜりーです。「ちゅーるたべるか?」と、きかれたら、はしってごはんのおさらのまえにいきます。
あんまりくいしんぼうをすると、
「あんたは、ほんとうはたぬきか?」
と、おばたんにいわれるかもしれません。

大阪市の住民投票について

昨日、大阪市の廃止・分割を問う住民投票で反対が多数となり、大阪市は存続することになりました。

府に財源や権限を集め、ひとつの司令塔のもとカジノや大型開発を進める、世界と競うグレーター大阪をつくるといった夢を維新のみなさんは語っていたようです。当初は賛成多数になるのではと見込まれていました。しかし、コロナも経験し、いのちやくらし、医療を守る本来の自治体としての機能を大事にしてほしいと大阪市民のみなさんは考えを深められたのではないでしょうか。賛成の方も、その思いはそんなに変わらないのではと思います。

『維摩経』というお経があります。不二法門という教えが有名です。生と滅、善と悪など相対的な対立を超えていくことを説いています。

上から市民に持ち込まれた対立を乗り越え、賛成の人も反対の人も、力を合わせていくことの大切さを、住民投票の結果は示したのではないでしょうか。そういう意味において、賛成多数の場合に必ず残ったであろう対立と分断を、反対多数は取り除いていく道を示したのではないでしょうか。

お寺の掲示板(11月)

俺の夢は、戦争がなくなることだ Yeah!

ミュージシャン・忌野清志郎さんのメッセージです。

「(熊野が)世界遺産になるんだってな。遺産なんか遺すもんじやねぇーぞ。俺は息子と娘に30円ぐらいしか遺産を遺さないつもりでいます。俺の夢は、この世界中から戦争がなくなることだYeah! 本当の愛と平和がやって来ることだ! もう21世紀だ。戦争はもう終わった。終わったんだ! 古臭いぜ!」

「OK! この国の憲法を知ってるかい? 〝永久に戦争を放棄する〟絶対に戦争はやらないってことだよ。戦争に加担しないんだ。戦争の手伝いもしないってことだ。そして世界の平和のために努力するんだ。それがこの国の憲法なんだぜYeah!」

「この国の憲法はね、〝永久に戦争をしない、世界の平和のために貢献する〟…まるでジョン・レノンの歌みたいだろ? なんでみんな自慢しないんだ。世界中に自慢すればいいじゃないか。こんなすばらしい憲法を、堂々と胸を張って自慢するべきだ!」(『使ってはいけない言葉 忌野清志郎、名言集』)

あしたは文化の日。日本の文化・芸術は、新型コロナのなかで大きな苦境にあります。そして、11月3日は、日本国憲法が公布された記念日でもあります。

平和、そして文化・芸術を大切にしようぜYeah!

ご縁というのでしょうか

米寿のお祝いをさせていただいたAさんが、きょう昼前にお見えでした。手作りのおこわと干しカレイなどを携えて。お返しの方が多いくらいです。

その際、不思議なご縁がありました。

本日、昼のご法事はAさんのご近所で仲良しだったKさんの7回忌でした。Kさんの娘さんは他県にお住まいで、午前中に帰ってこられ、その足でお寺へお参りでした。そして、Aさんと娘さんはお寺の前で偶然の再会を果たしたのです。

「Kさんがあわせてくれたんだわ」とAさんも喜んでおられました。

人とのかかわり、つながりをつくっていくと、思いがけないことがあるものですねー。ご縁を大切にしないと、と思ったきょうの出来事でした。