ささやかですが、尾崎翠の本コーナーをつくりました。
翠は西法寺で生まれた明治の作家です(宮沢賢治と同い年)。10代で詩や物語を書きはじめ、東京の日本女子大に入学しましたが、小説が雑誌に載ったことで大学を追われてしまいました。当時の女性がその人らしく生きるには、いまでは考えられないハードルがたくさんあったのですね。いや、いまだって「女はつらいよ」と、言いたいコトはたくさんありますが。
結局、身体をこわして鳥取に戻ってから、創作をやめたので、作品はそんなに多く残しませんでした。亡くなってから注目されて、本や評論が出ています。
今回つくった本棚には、そうしたものを並べました。
澄んだ文章、独特の世界観、うまく言葉ではあらわせませんが、あの人が?と思うようなファンもおられます。
コーナーは、玄関をあがってすぐの集会室にありますので、のぞいてみてください。





