3連休ならぬ4連勤

2日以降きょうまで法事6件、役員会、通夜、葬儀と続きました。


おじいちゃんの法事で、なんまんだぶ、なんまんだぶと称えてくれた小学生
先祖から受け継がれたお仏壇と別れ、新たなお仏壇を迎えたご家族
親鸞さんの教えはええですなーと、出遇いをよろこんでおられたご門徒さん
何年たっても忘れられない別れに涙する方の姿
元気になって欲しいとの願い叶わず葬儀を迎えたご家族
これからのお寺の方向をいっしょになって考えてくださる方々
さまざまな場面に立ち合わせていただきました。

見たこと、聞いたこと、教えていただいたことを忘れず(忘れないためにここに書いているようなものです)、生かしていきたいと思いを新たにする4日間でした。

網代の子猫の写真に癒されるワタシ

門徒さんからの相談

坊守です。

休日のしめくくりは…

 怒涛の豚汁作りから明けて、今日は午前中は法事、午後は責任役員会と、やっと通常の休日(?)を迎えました。
 
 さあ、この役員会が終わったら、今日の任務は完了だ、と思っていたところ、ある門徒さんがみえました。
「役場からもらった書類を明日出さないといけんだが、書き方が分からんけ、相談に来た」と。
 手にされた書類に目を通すと「元気なうちに、あなたの意思を」と書かれてある何かの冊子の終活ページのコピーでした。高齢者には難しいかもしれない設問もあり、会議の後で一緒に書くことにしました。
 病気の告知や延命治療の希望、葬儀、遺影を準備しているかどうか、葬儀費用はあるか、墓、など…近しい家族、知人のいない高齢者に、もしものことがあった場合、病院や公的機関には必要な問いではありましたが、身寄りがない方だからこそ、解答に困りそうな内容もあり(緊急連絡先、喪主の希望など)、家でひとり、これを書くのをつらいと感じる方もおるだろう、と思いました。
 聞き書きもやはり難しく、見開き3ページを埋めるのに1時間半かかりましたが、とりあえず完成。
 緊急連絡先は住職のケータイにしました。こんどお寺参りに来られた時に、私が遺影を撮ることにしました。知り合いカメラマンによると、遺影を撮った人は、長生きするそうですから。

大量の豚汁と「おもろいゴール」

坊守です。住職をほっぽらかして、
若桜にある系列診療所の「健康まつり」で豚汁づくりをしてきました。

食数は…350。
数十人単位なら、それこそお寺の行事で作ることはありますが、ひとケタ違う。しかも、当初は「200弱」と伝えられた数が、当日が近づくにつれて増え、3日前に250、そして今朝、現地で300プラススタッフ分だと告げられたではないですか! さらに、チームの主軸はワカモノです。
「汁一滴、大根ひと切れも大事にしないと間に合わん!」と、まなじりを決したとたんに、出来立てを入れた小鍋にカメムシが身投げする事件まで起き、
「泣きっ面に蜂」「弱り目に祟り目」
「ふんだりけったり」などのことわざが、脳内をかけめぐりました。

しかし、農家の組合員さんから(医療生協の)分量以上の沢山の野菜をいただいていた上に、前日「野菜切り大会」と称して若い衆とともに食材の下ごしらえをすませ、管理栄養士やベテラン主婦の同僚たちが連休の中日にも関わらず、助っ人で来てくれたので、任務をやり遂げることができました。
ピンチの後のゴールは、何事もない時よりオモロいのです。

以前、大河なども手がけた脚本家のJさんが、「おもしろいドラマ」の必須条件として挙げていたことがありました。それは、「主人公のトラブル遭遇能力」。なるほど。

数日前に豚汁チームの可愛い後輩が、「できるだろうか」と不安をを口にしたので、「やり終えたら、料理の腕も上がるけど、困った場面で【なんとかなる】と、周りを励ませるようになるのが、大きいねんで」と、冗談半分で答えたまんまの1日となりました。
当の彼女からも、「自信がついた」と、メールが届きました。

お仏壇の引越し

あるご家庭のお仏壇の引越しに立ち会いました。正確にいうならば、町内のお宅にある古いお仏壇を本日処分し、新しいお仏壇をお迎えしての法要を本日、鳥取市内のお宅で行ったのです。

一般的には仏壇を引っ越したり処分する際は魂抜き、仏壇を新調する際は魂入れといわれます。

浄土真宗では、遷仏法要、入仏法要と言います。

古い日本家屋であれば仏間があるのですが、いまの住宅事情ではそうもいきません。

私は古い仏壇を譲り受けましたが、仏間のある家というのは芯があるような気がします。

仏壇のある家に住む子どもたちは、自然と手を合わせる習慣が身についているように感じます。

将来の人たちが仏壇を昔話にしないよう、私も受け継いでいきたいと思っています。

利他行の実践

岩美町で長年町議をされている方から、後援会ニュースに出てほしいと頼まれて、短かい文章を載せていただきました。

元町長さんはじめ、さまざまな方がたがこれまで登場されたとのことで、お引き受けしたわけです。

都会から帰ってきて僧侶をしているというのも、ある意味、ニュースかもしれません。

町内200軒ほどに配っているそうです。

皮肉も仏教のことば

本願寺発行の『大乗』の仏教語講座。今月は皮肉です。興味のある方は、ぜひ。

皮、肉、骨ときて髄。

皮肉骨髄という言葉があるのですね。

なるほど。皮や肉は骨髄まで届かない枝葉的なことであって、表面だけを刺す非難やイヤミを皮肉というようになったわけですか。

語源から考えると、言われた方より、いっている人の方が、実は浅はかなのかもしれませんね。

お互い皮肉には気をつけましょう。

わかめ塩焼きそば

網代のなだばたさんで昼食です。わかめ塩焼きそば定食。11月7日までの限定メニューだそうです。

どこが単語の切れ目かと言うと、わかめ塩+焼きそば、となります。

わかめと塩を合わせたわかめ塩が商品化されているのです。

塩味なのであっさりしています。彩りがあって見た目もいいですね。わかめ塩をまぶしたおにぎりがヒットかと。これ、テイクアウトであったらいいかも。

昨日は50人のお客さんがみえたそうです。

NHK「小さな旅」効果なのかもしれませんが、一度来てみると二度、三度と来たくなるところだと思います。

では、食後の言葉を

尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。おかげでごちそうさまでした。

世間はまさに狭いのです

坊守です。
色んなイレギュラーな仕事が飛び込んできて、あいかわらず右往左往、アップアップな毎日です。
楽しみは、住職の手料理…という話は置いておいて、今日は会議のハシゴ中、思いがけないことが浮上しました。
会議室から出てみると、若手の職員くんが待っていて「大した話じゃないんですが…」と、声をかけるのです。
「どした? 悩み相談か?」と、構えましたが、予想外でした。
「ボク、●●寺の甥っ子なんです」
なんと、鳥取にUターンして以来、お世話になりっぱなしのお寺の名前が出たのです。

伯父さん家で、西法寺通信を見たら、私の顔があったので気づいたとのことです。

世間は狭くて言葉もありませんが、とにかく、雑多な業務の合間にも、こんな嬉しい話題が紛れこんでくれて、幸せだなぁ、と思うのです。
「これからは、歳の離れたお姉ちゃんと思ってな」と、声をかけましたが、いや「叔母さん」で良かったかも…と、思ったりして。

さあ、帰ります。

「身の丈」発言にふれて

先日、あるお宅に法事でうかがった際、仏壇の隣の柱に、お孫さんの背の高さをマジックで書いたあとがありました。

年々大きくなっていく姿を書き込み、それが子どもさん、ご家族の喜びだったのだろうなあ、仏間はみんなが集まる場だったのだろうなあと思いながらしばらく眺めていました。身の丈を測ることが成長の証だったのでしょう。


ところが、「身の丈に合う」という言葉になると、使い方を間違えると上から押さえつける言葉になってしまいます。

萩生田文科相が、「身の丈にあった」という言葉を使ったことが問題になっています。


民間の英語の試験を2回受けることができ、その結果が大学入試試験に反映されるということですが、受験料は高いもので2万5千円、大都市が想定されている試験会場までの旅費・宿泊費などもかかります。導入予定は2020年度からです。

不安が広がる中で、責任者が「身の丈にあった」と文科相がいうのです。お金のない人はそれなりに、ということ以外に受け取りようがありません。


力を伸ばして人生を切り開いていきたいという若い人たちの願いを応援するのが、大人の役割では。

みなさんはこの発言、どのように思われましたか。

ご本尊を背負った薫玉堂さん

先週、釋徹衆さんと弁護士の大平光代さんの対談本『この世を仏教で生きる』を読みました。発売されたのは数年前ですから、新刊ではありません。

釋さんがこんな話を紹介しています。

「西本願寺の前に薫玉堂という有名なお香屋さんがあります。名字は負野(おうの)さんです。負野さんのご先祖は、本願寺が大阪で戦ったり、その後転々と寺基が移転した際に、ご本尊を背負って歩いたためにこの名字になったらしいんですよ」

本山の前にあるお店だとは知っていましたが、このような歴史があったとは。

一昨日の本山参拝の折に、薫玉堂に立ち寄りました。そして、今日の朝、都合で旅行をキャンセルされたご門徒さんにお土産としてお渡ししてきたところです。

お店の紙袋も捨てがたいデザインです。