なもなもサロン(11月)

きょうはなもなもサロンの日です。月末の月曜の昼、網代の道場を会場に、集まってお弁当を食べる時間です。

今月は町内の「おばんざい菜」さんのワンコイン弁当です。お願いした際に、集まる方の年齢層を伝えたところ、小さなおかずがたくさんつまったお弁当をつくってくださいました。みなさん、「おいしい、おいしい」とよろこんでおられました。

「どこの弁当屋さん?」「道の駅の反対側にめだかという喫茶店があるでしょ?」「あそこ、わたしよくいくだで。コーヒーがおいしいけぇ」「そこのお隣さんです。道の駅にもだされてますよ」「ああ、買ったことあるわ」

これで500円は申し訳ないような内容です。また次回もお願いしたいと思います。

食事のあとは岩美町のご当地体操「玉手箱体操」です。いくぶん背筋が伸びたような。

来月は今年最後のサロンです。みなさん、またお集まりください。

網代のなだばたから大山を眺む

鳥取県東部の網代の海から、県西部の名峰大山(だいせん)が見えます。雪をかぶった姿。山を「せん」と読むのは呉音です。仏教では呉音で読むのが普通です。中国や朝鮮から仏教は伝わりました。「せん」と発音する民族が大陸から多く移り住んできたという説もあるそうです。

明日は月1回のなもなもサロンの日です。先週の網代報恩講では、道場のストーブが故障していることがわかり、難儀しました。それで朝、坊守とともにお寺からファンヒーターを運びました。帰りになだばたから大山をみることができた、というわけです。

坊守は道場からソテツの芽をいくつか持ち帰りたいとのこと。鉢に植え直せば育つのです。

朝の任務は完了しました。帰りに「めだか喫茶」さんで遅い朝食です。住職はサンドイッチ、坊守は小倉パンケーキをいただきました。おいしそうでしょ。はい、おいしかったです。

居場所と健康のかかわり

坊守です。
報恩講から1週間…しか経ってないの?!と思うくらい、俗世でのあれこれがたてこんでいますが、今日は半ドン。お供えのお餅の残りを切って、冷凍庫に入れる時間はできました。

さて、きょうは、前住職夫妻との会話で思い出した話題を。


長生きしたい、ということは多くの人が持つ願いだと思います。しかも、元気で長生き、ということです。

「健康づくり学会」という集まりが今年、医療生協で持たれました。生協では組合員が3人集まれば「班」を作ることができ、定期的に集まり(班会)を持てます。この学会では、こうした集まりに出ることは、健康にプラスになるんじゃないか?ということを検証する報告がされました。自治体にも協力を受けて何十万人分ものデータに基づいた研究です。


すると、いくつか分かりました。ひとつは、定期的に参加する場を持つ高齢者は、介護サービスのお世話になる確率が下がる、ということ。
さらに、そうした集まりの中で、役割(班長やお世話係など)を担う人は、単に参加しているだけの人たちより、介護サービスのお世話になる確率が下がっていたのです。


男性に限ってみると、月に1、2回でも笑う機会がある人たちの方が認知症になったり死亡するリスクが低くなっていました。


なお、この「集まりの場」は、健康に無関係でも良いそうです。これが重要。その理屈で捉えるならば、網代の道場を会場に始めた「なもなもサロン」も、季節季節にお寺でおこなわせてもらう法要も、お掃除でさえも「元気で長生き」につながるじゃないか!イエイ!!
であります。

西法寺でも、やってもらおうかな、班会。

珍しいツーショット。ナモ&おんじいさん

ネギの季節です

今日は冷たい雨が降っています。そんななか、ご門徒さんが収穫したばかりのネギをたくさん届けてくださいました。

「根本の方に少し水をさしといてもらったら、けっこうもちますけえ」。なるほど、そんな保存方法があるんですね。

午前中にお参りされたご門徒さんにもおすそわけ。「なんて太いネギだが」とよろこんでおられました。

鳥取はネギの産地です。特に冬の時期、道の駅には丸々としたネギが2本100数十円といった破格の値段で並びます。ここに品物を卸しているお寺のご門徒さんに「安すぎじゃないですか?」ときいたことがあります。いわく「適正な値段をようつけんですが。だけえ鳥取県民はお金がないですが」と笑っておられました。

それはさておき、ネギは全国9番目の生産量だとか。こちらに帰ってきてから食べる回数も増えたような。これがほんとのネギ坊主?

夕食は鍋の予定です。ありがたくいただくことにします。

火葬場でのおつとめにうかがって

今日は勤労感謝の日です。木曜の休みというのはいいですね。明日1日頑張れば週末ですから。
ちなみに私は法務にあたっております。
阿弥陀仏は「不断光」です。たえることなくはたらいておられます。
私も、少し、その真似事をさせていただいている、ということでしょうか。

今日は午前中、引っ越しをされた方の新居でのお勤めでした。この機会にお仏壇をクリーニングされたとのこと。ピカピカになってお引っ越しされたのです。ご家族とともに新居でもよろしくお願いしますと手をあわせました。

昨日、逮夜参りをしたご門徒さんのところでは新しくお仏壇を購入することを決めたそうです。随分、古いお仏壇でしたから、息子さんがこの機会にと決断さてたのでしょう。来年の春彼岸までには家にお迎えしたいということでした。

午後、因幡霊場へいってきました。葬儀会社の方からの依頼です。「お別れ会」を予定されていたご家族が、火葬場での読経を希望されたとのこと。それで数日前に、「西法寺さんにお願いできないでしょうか」と連絡をいただいていたのです。こういうご縁であっても声をかけていただけるのはありがたいことです。ご家族に名刺を渡し、「困ったことや不安なことがありましたら、なんなりと連絡ください」とお伝えしました。

数年前に別の葬儀会社の方にうかがったところ、鳥取市でも、葬儀をされない(できない)場合が増えているとのことでした。

経済的理由その他、事情があって僧侶をよべないという方がありましたら、連絡いただければと思います(ただし対応できるのは鳥取県東部中部とさせていただいております。県西部で力になっていただける方の心当たりもあります)

お寺での葬儀にお参りしました

今日は午前中、鳥取市の鹿野町にあるお寺さんへ。前住職さんがこのほどご往生され、今日が葬儀でした。お寺さんの葬儀は今月2件目です。


組長(そちょう)さんからは、「本堂のお飾りをよく見ておいた方がいいですよ」と耳打ちされました。うちも本堂で抜かりなく葬儀ができるように準備をすすめたいと思っているところです。

前住職さんは、京都市内で学校の先生を務められ、法事のあるとき鳥取へ帰っておられたそうです。今のように道が整備されていない頃のこと。さぞ大変だったことでしょう。

趣味はクラシック音楽。今日も葬儀の前に、前住職さんが好きだった曲が流れていました。

お浄土という世界は、それぞれの音が調和し、美しい音色を響かせるとお経にあります。

親鸞聖人は和讃に

清風宝樹(しょうふうほうじゅ)をふくときは
いつつの音声(おんじょう)いたしつつ
宮商和(しょうきゅうわ)して自然(じねん)なり  
清浄勲(しょうじょうくん)を礼(らい)すへし

とよんでおられます。

自分の音も、相手の音もぶつかり合うことなく、響きあうのがお浄土と味わっておられました。

現代は不協和音にあふれています。

前住職さんの法名には「響」の文字がありました。

「自己中心的ではなく、助けあい、響きあって生きていってくださいよ」

お顔を拝見し、そのように願っておられるのではないかと思うのでした。

合掌

たくさんのご門徒さんが車を見送りました


保護ネコ・おんじいさんの近況

ター坊がケージで過ごすようになり、それまで3段のケージの中に入れていた保護ネコ・おんじいさんを自由にしました。

扉を開けても当初はあまり出てきませんでしたが、ここ最近は、部屋の中を音も立てずにそそっと走っていたり、縁側で寝ている姿をよく見るようになりました。昨日はなかなかしたたかな動き。夕方、ごはんを食べるナモに音もなく近づいてきました。

当初、静観の構えだったナモも、あまりの接近に猫パンチを繰り出して応酬していました。しかし、ナモはたいてい全部食べないで、玄関のパトロールに出かけます。

そのときをじっと待っていたおんじいさんは、ふたたびナモのエサをねらってやってきました。ナモに気づかれないよう、慎重に慎重に。

作戦は成功したようです。そのあとは隣の部屋に移動してしばらくうなっていました。うまくいったおたけび? 推定年齢15歳以上。身体は小さいですが食欲旺盛。まだまだ元気でいてくれそうです。

お供えをおすそ分け

先日の報恩講では、カニ、カレイ、果物などお供えをいただきました。
また報恩講の夜、法事にうかがった際、施主さんから畑の野菜(白菜、大根、カブ)、そして漬物をいただきました。

とても食べきれませんので、ご近所さん、そして妹夫婦と姪っ子たちにカニをおすそ分け。姪っ子たちには松葉ガニを持っていったので大喜びでした(相当思い切らないと高価で買えません)。今日は、この間、生活相談に乗っていた方がお見えになったので野菜と、歯科医師のご門徒さんからいただいていたマスクを一箱さしあげました。困りごとが解決に向かうよう頑張っておられるようでした。「何かあったら遠慮なされず、なんなりと」とお伝えして別れました。

昼間、坊守が知り合いの方(ご主人は天台宗の僧侶)から「『お寺おやつクラブ』に入りませんか?」と誘われたとのこと。喜んで入らせていただきます。

縁結びの神様という表現はあっても、縁結びの仏様という表現はありません。
しかし、お寺というところは縁を結ぶところだと思います。

全てのことはつながり、成り立っている
私たちは誰かによって生かされている

縁を結び、縁をつなぐお寺でありたいと願っています。

器が違います

きょうは午前中、50回忌のおつとめでした。施主さんのおばあさんにあたります。結婚式の翌日に84才でご往生され、新婚旅行先から戻ったそうです。生まれたのは1889年になるのでしょうか。施主さんのお孫さんもお参りされました。お孫さんからみれば高祖母(こうそぼ)にあたります。それだけの時を経た先人を偲びお参りされたということになります。本堂の阿弥陀さまに小さな手をあわせる姿がほほえましくもありました。

午後は坊守と町内に住む妹の家におじゃましました。卵白だけでつくったシフォンケーキと卵黄だけでつくったブリュレをごちそうになりました。妹の手づくりです。皿とカップは陶芸家であるパートナーの作品です。器はいいし、妹のお菓子も美味しかったです。「コーヒーとセットで800円ぐらいとれるぞ」と私。おしゃれなカフェみたいな1枚だと思いませんか?

報恩講2日目 網代・田後にて

今日は午前中、網代での報恩講です。講師さんの法話の休憩時間に岩美町の体操・玉手箱体操をしました。私もですが、初めて体操した方が多く、笑いがおこり、和みました。講師さんも触発されたのか、12月に自坊で月亭方正さんを迎えた落語会を予定していること、落語の小噺をされて笑いをとっておられました。

午後は田後での報恩講です。強風が吹き付け、雪混じりの雨も落ちてきました。それでもたくさんの方がお参りになり、ともにお念仏もうしました。耳が聞こえづらくなったご門徒さんが、一心にお聖教をよまれました。少し遅れて聞こえてくるそのお声を、ほんとうにありがたく聞かせていただきました。

ご講師さんには5年続けてきていただきました。もうしばらくお付き合いくださいとお願いして、来年の約束をかわしました。

寒いなか、網代・田後あわせて44人のお参りをいただきました。お参りの記念にお配りした食事のことばを記したお箸はみなさんによろこんでいただけたようです。