胸が震える

午後、因幡霊場で、荼毘の前のお経をあげました。

朝、よく知るご門徒さんから連絡がありました。生活面でいろいろと気にかけていた方が亡くなられていたことがわかり、今日の午後に火葬をすることになったというのです。「住職、火葬場でお経をよんでもらえんだろうか」とのことでした。

午後、火葬場で短い読経ののち、炉の前に。ご門徒さんは、「○○ちゃん、ありがとな。お父さん、お母さんに会ってかわいがってもらいんさい」と声をかけました。親しくされていた近所の友人の方、自治会長さん、役場の方と手をあわせました。

ご門徒さんはこの間、その方の故郷にまでいって親戚を探し、訪ね歩いたたそうです。そして遺骨を持って再訪する気持ちでいらっしゃるようです。

付き合いがあったのは故人さまが引っ越して来られた2年ほど前からのことといいます。それで、これだけの仕事を当たり前のようにこなしておられます。

私は、「必要ありません」とお断りしたのですが、ご門徒さんは「車代だけえ、とっといて」と譲りません。この尊いお布施は、食料無料市に寄付することにします。


自分が同じ立場に置かれたらここまでのことができるだろうか。
ご門徒さんの姿に、深く学ばせていただきました。
胸が震えました。

週末の法事を終えて

本日は本堂で13回忌、四十九日、7回忌のお勤め、それが終わって1件、納骨のお勤めがありました。

13回忌には小さなお子さんもお参りでした。元気にあちこち動き回るので、大人は気が気ではありません。前屈みでお子さんを見張っていないと心配です。「阿弥陀さまも同じですね。前屈みに立っているのは、私たちのことが心配だからですよ」と私。お子さんのおかげで話がうまくまとまりました。

四十九日のお勤めでは、お参りのみなさんが声を出して読経されました。この間、2回逮夜参りもありましたし、勤行CDでかなりの練習を積まれたようです。節回しもバッチリでした。お孫さんが、「これは何ですか?」。「それは華葩(けは)といって、お勤めの際に、右前方に散らす作法があるんです。私はしおりとして経本に挟んでますよ。持って帰って使ってください」と私。

7回忌のお勤めでは、読経の前に、お参りいただいたご夫婦と、生前法名やお墓のことにについて30分ほど相談になりました。「娘にお墓を見てもらうことも難しいだろうし、どうしたらいいかと考えてるところです」。娘さんの意向をまず確認してから、再度、相談しましょうということになりました。

それが終わって納骨へ。施主さんの奥さんから、「義母の四十九日が終わってすぐに私の実母が亡くなりました。先日、四十九日がすみました。実家のお墓を継承することが難しく、菩提寺の納骨堂にお世話になることにしました」

土日、計7件のお勤めが終わりホッと一息。今日はこれにて終了です。

今、目の前には4冊の過去帳があります。うち転写(新調)が3冊。
来週は大仕事になりそうです。

土日は法事です

今日3件、明日も3件の法事が予定されています。

1周忌でお参りされた義娘さんがスーツ姿でお越しでした。昨年、お寺で義母さんの寺院葬をお勤めしました。その際にお世話になった鳥取市内の葬祭会社に、いまパートで働いているとのことでした。「西法寺さんが来ないかな?と思っているんですよ」と。先月は葬儀が多く、忙しかったそうです。「いい職員さんたちが多くてありがたいです。これもお義母さんのおかげかも。亡くなってからの方が話しかけることが増えました」

25回忌でお参りのご門徒さんからは、「納骨堂の話は進んでいるんですか?」とのお尋ねがありました。「納骨堂ができたら、お墓を閉まってお寺に納骨させてもらおうかなと考えとって」。境内を整備することは、寺報や昨年のアンケートでもみなさんにお知らせしています。3月末には役員会も予定されているので、話を前に進めていきたいと思います。

仏壇じまいにうかがって

今日は仏壇じまいのお勤めにいってきました。

長年、家にいらした阿弥陀さまが、その役割を終えられるとき、仏壇を閉じる法要をお勤めします。仏間には、長年家主さんが使っていた念珠がいくつか置いてあります。市内で生活されている3人のお子さんと一緒に「阿弥陀経」をあげました。

ご両親の遺骨はお寺の納骨堂でお預かりしています。納骨堂に移動して短いお勤めをしました。

もう5年ほど前にご家族から聞いた話です。
庶民が名字帯刀できなかった江戸時代の後期、この家のご先祖さんは旅館で働かれていたそうです。そのご縁があったのでしょうか。明治時代になり名字を名乗るようになった際、旅館の漢字を分割して名字にしたのだとか。

改めて私も名字をまじまじと眺め、なるほどそうなってるなぁと。

こういうことです。
仮に、その宿の名前を「岩美館」だったとしましょう。岩は山と石に分けることができます。石山さんという名字ができますよね。

いつからお寺のご門徒さんだったのか、過去帳をめくってみると江戸時代の後期からお亡くなりになったご先祖さんの法名が記されています。長い年月、このご家庭の中心には阿弥陀さまがいらっしゃいました。お勤めが終わり、「ありがとうございました」とご本尊にお礼を申し上げました。

今日で2月も終わりです。今年の2月は予定されていた年回法要も少なく、のんびりとした月になると思っていたのですが、前半は葬儀が続き、さらに2回の長い寒波と大雪に見舞われ雪かきの日々。忙しい月となりました。

ではみなさん、来月もよろしくお願いします!

ノノちゃん(仮称)の通院日誌

大雪の日、助けを求めて勝手口にあらわれたクロネコのノノちゃん(仮称)。今日、坊守が動物病院に連れて行きました。連れて帰るのは住職の役目です。

先生に診てもらってノノちゃん(仮称)のことがわかりました。

オスネコ

体重4キロ

推定年齢 2から3歳。

特徴 しっかりとした骨格。身体にはたくさんの古傷あり

診断 寄生虫がいるので駆虫薬をしばらく与えることが必要

これは坊守と私の想像ですが、ター坊とノノちゃん(仮称)は同じ時に生まれたきょうだいではないかと。まず顔つきが似ています。そしてター坊が気遣っているようなそぶりをみせるのです。ちょっと心配しているような。一方、ナモは「シャー」と威かくすることも。

今後どうするのかはまだ決めていませんが、厳しい環境を生き抜いてきたのですから休息が必要でしょう。しばらくケージのなかで養生してもらうことにします。

2月のゆかむり班

昨日のサロンにつづき、今日は医療生協の班会です。7人が参加してセルフ尿チェック。タンパク、糖、pHの数値から健康状態をある程度把握することができます。みなさん正常値でした。塩分チェックでは私ともう1人の方が高めとでました。お互いの尿の色を見たり、数値をたしかめて一喜一憂したり。なかなかおもしろい時間ですよ。

そのあとはフレイル予防についてのミニ学習と運動を少し。

このプリントをみなさんも参考にして身体を動かしてみてください。

こういった運動を継続することで転倒を防ぐことにつながるそうです。

雪があがりなもなもサロン

雪があがり今日は網代のなもなもサロンの日。鳥取医療生協のTさんを迎えてフレイル予防体操からスタート。昼食後も健康づくりの話題で大いに盛り上がっていました。坊守のケーキ、Kさんの文旦&いちご大福も美味しくいただきました。「この日が楽しみだ」との声も。

1時間半にわたったサロンも午後1時すぎに終了です。何人かの方は公民館行事へ。忙しいのは悪いことではありません。

後片付け中に、ある方が「私、どうしたら食欲を抑えられるか聞きたかったけど、恥ずかしくて聞けなんだ」。爆笑してしまいました。

Kさんから、「坊守さんにあげて」と大福を2ついただきました。

Kさん手作りの大福

来月もまた会いましょう!

ガトーインビジブル

坊守です。
この連休は大雪にほとんどのエネルギーを使っていました。みなさんはいかがですか?

そんな連休最終日の午後は、久しぶりにお菓子を焼いています。
週末、住職がおさがりのリンゴを持って帰ってきて「これで何かできるかな?」と言うのです。
えー、具体的指示はありませんでしたが、なもなもサロンのお菓子のことかしら?と解釈しました(サロンがあるから、これでケーキ焼いて〜と、ストレートに言っていいのに。笑)
いただきもののお菓子が潤沢にある時は、みなさんの摂取カロリーに配慮して、私の焼き菓子は見送っていたのですが、そうですか。
ということで、りんごが沢山入るお菓子をインターネットサイトで調べて「ガトーインビジブル」をつくることにしました。

リンゴを薄く切って、粉や卵やバターの生地に混ぜて焼くケーキです。
[インビジブル]というのは、気づかれない、とか隠れた、という意味だそうで。確かに、薄くスライスしたリンゴを生地に混ぜて焼くと、口に入れても生地なのかリンゴなのか分からへんやろな〜と思います。

つくるのも食べるのも初めてなので、果たしてうまくゆくでしょうか。
焼き上がるまで、しばし休憩しましょう。

ドカ雪の背景に地球温暖化

今日の朝も雪かきに追われました。この三連休は予定していた仕事は雪のためにキャンセルに。2月は2回の長い寒波に見舞われました。朝起きると20センチ以上の雪が積もっていることが何回あったことか…。2020年の12月に購入した除雪機(名称・十方号)をこんなにフル稼働させたのも初めてです。岩井集落には重機を持っている方がいらっしゃって、この2月、献身的に除雪にあたっておられました。本当に頭が下がります。私の十方号も、近所の雪かきに大奮闘してくれました。

今回のドカ雪について、その背景に温暖化の影響が考えられると「毎日新聞」が報じています。

https://mainichi.jp/articles/20250222/k00/00m/040/200000c

温暖化の影響で、降雨量は減るものの、海水温が上昇し、冬でも水蒸気が大量に発生。さらに北極にとどまっていた寒気が日本列島付近まで南下し、この寒気が海からの水蒸気を冷やして雪雲を発達させているとの研究者の方の分析が紹介されています。

除雪が追いつかないほどの降雪がありうるとの警鐘です。
来年以降も十分気をつける必要がありそうです。

ネコたちのSOS

あー。朝からあぜんとします。一晩の降雪量としてはこの冬最高でしょう。30センチほど新たに積もりました。

ご近所の方も、「体がもたんで」とうんざりの様子です。

これだけ降ると外のネコも生きるか死ぬかです。昨日は3匹のネコが勝手口に「助けて」とやってきました。

そのうちの1匹のクロネコは雪を被って見るからにしんどそう。勝手口を開けると入ってきたので、とりあえず保護しています。

これも房舎施(ぼうじゃせ)です。もしかしたら近所のネコたちは、あの古家にいけばなんとかなると思ってくれているのかもしれません。みんな拡散してくれていいから、とりあえずうちに集合! 

今日も雪かきの1日になりそうです。この大雪も明日まで。みなさん気をつけて過ごしましょう。