午後、因幡霊場で、荼毘の前のお経をあげました。
朝、よく知るご門徒さんから連絡がありました。生活面でいろいろと気にかけていた方が亡くなられていたことがわかり、今日の午後に火葬をすることになったというのです。「住職、火葬場でお経をよんでもらえんだろうか」とのことでした。
午後、火葬場で短い読経ののち、炉の前に。ご門徒さんは、「○○ちゃん、ありがとな。お父さん、お母さんに会ってかわいがってもらいんさい」と声をかけました。親しくされていた近所の友人の方、自治会長さん、役場の方と手をあわせました。
ご門徒さんはこの間、その方の故郷にまでいって親戚を探し、訪ね歩いたたそうです。そして遺骨を持って再訪する気持ちでいらっしゃるようです。
付き合いがあったのは故人さまが引っ越して来られた2年ほど前からのことといいます。それで、これだけの仕事を当たり前のようにこなしておられます。
私は、「必要ありません」とお断りしたのですが、ご門徒さんは「車代だけえ、とっといて」と譲りません。この尊いお布施は、食料無料市に寄付することにします。
自分が同じ立場に置かれたらここまでのことができるだろうか。
ご門徒さんの姿に、深く学ばせていただきました。
胸が震えました。












