報恩講が終わりました

坊守です。

2021年西法寺報恩講2DAYS、無事、つとまりました。


初日の岩井の本堂に続いて、翌日13日は、9時半から網代の道場(西法寺布教所)、午後1時半から田後の薬師堂さんをお借りしての実施でした。昨年と同じ形です。2日目は2会場あわせて41人(講師様のぞく)でおまいりしました。最年少は、小学一年生。おばあちゃんに連れられてのお参りです。「正信念仏偈」を声を出していっしょに読んで、ご講師さんの話にも楽しそうに笑っていました。最年長は92歳の方。昨年もお参りいただきました。


「今回初めて」という門徒さんが3カ所すべての会場に複数おられたことが、ありがたかったです。

本番1週間ほど前から明らかにソワソワしていた住職を尻目に、私の方は仕事がかなり立て込んでいて、なんとかかんとか仏花やお菓子の袋詰めをする位の役しかできませんでした。
あちこちの場面で、役員の皆さんや門徒さんたちに支えてもらっていることを、再確認する2日間でありました。

仏花は、極楽鳥花を初めて使ってみました。遠目だと、鳥が飛んでいるようにも見えます。松は、なかなか手頃な枝が見あたらず、山や海辺を住職と半日ほっつき歩いてなんとか確保しました。

暗くなるまで保護者が帰らない日が続いて、留守番に飽きたナモとタリには、ご褒美をあげないと。

「ここは何のお祈りをするのですか」〜報恩講初日

本堂での報恩講に32人のご門徒さんがお参りでした。30席のイスでは足りず、イスを追加してのお勤めです。

講師は出雲覚専寺の住職・佐々木俊教さん。最近では北海道を回ってこられたとのことです。

豊富な引き出しをお持ちで、ノートに資料をたくさん挟んでおられました。きょうも直前まで法話の準備をされていました。

全てを再現することはできません。佐々木さんのお話からひとつだけ紹介します。

1975年、イギリスのエリザベス女王が来日されたときのこと。各地の寺社仏閣を訪ねてまわったのです。その際、「ここでは何をお祈りされているのですか」と聞かれました。本願寺にお見えの際、当時のご門主は、「人間がおいのりする場ではありません。阿弥陀さまが先手をかけて十方衆生を救おうと働いてくださっています。その阿弥陀さまの願いを聞かせていただく場です」と説明されました。女王は、「私もですか?」と。ご門主は「もちろんです」と応じられました。すると女王は、帽子をとって丁寧に頭を下げられたそうです。

「迷い続けるこのわたくしを救ってくださる教えは、これしかありません」と佐々木さん。

お話を聴きながら、思いました。

自分の欲望を満たすために仏さまに手をあわせるのではないのです。こんなお恥ずかしい私をめがけて「必ず救うぞ」とはたらき続ける仏様に感謝し、せめて、その真似事でもさせていただかないと申し訳ない、もったいない。そんな気持ちで生きていける、生きていこうと。

親鸞聖人が800年近くも前にあきらかにされた教えは、不思議なことに現代を生きるこの私にも届いているのです。胸を打つのです。

今日は、はじめて報恩講にお参りされたご門徒さんもいらっしゃいました。「お誘いいただいてありがとうございます」とおっしゃられる方も。

「しんらんさま」を歌って報恩講は終了です。胸が詰まって涙されていた方もいらっしゃいましたが、みなさん笑顔でおかえりでした。

よくお参りいただきました。

パズルに当選したご門徒さんにプレゼント

お寺の掲示板(2021年11月)

瀬戸内寂聴さんがご逝去されました。

全国各地でご法話され、たくさんの方の悩みを傾聴された寂聴さんは、たくさんの言葉を遺してくださいました。

お子さんに「何のために生きるの?」と聞かれたら、「誰かを幸せにするために生きるのよ」と答えてあげてください。

仏教の精神である「利他」の心をわかりやすくお話しされたのだと思います。

この言葉を口にしようと思えば、その人の生き方もまた問われ、私もがんばろうと背中を自分で押すことができそうですね。

寂聴さんが歩まれた道を、たどたどしい足取りではありますが、歩ませていただかなければと思います。

(時間がなくて手本をなぞりました。ご容赦ください)

報恩講前日

明日に向けて準備を続行中です。

午前中は法要で読み上げる表白と、お参りの方にお渡しするあいさつ文を兼ねた短い法話をつくりました。

昼間には、岩美町の支えあいクーポンを利用して町内の和菓子屋さんと洋菓子屋さんで買い物です。「クーポン助かります」と店の方もよろこばれているご様子。私が「お寺の住職です」と自己紹介すると、おまけをいただいたり、少し安くしていただいたり。「すみません、また来させていただきます」とお礼を申し上げて店を後にするのでした。こういうことはチェーン店では考えられないでしょう。地元のお店ってありがたいです。

午後、網代道場でお飾り用のソテツの葉を3枚切り、習字教室へ。ご門徒さんから、「あら住職、きょうは来ないと思っとったが」と言われつつ参加です。別のご門徒さんからは、「あさっての網代の報恩講、お参りさせてもらいます」と声をかけられました。初めてお参りされるそうです。ご近所のご門徒さんが「いっぺん参ってみようや」と以前から声をかけてくださっていたのです。うれしいことです。

同じ教室に通うHさんが持ってこられたさつまいもを蒸してみんなでいただいて、意気揚々とお寺に帰ってきました。

仕事帰りの坊守さんは仏華をたてる作業の続きです。私は本堂のお飾りの確認、そしてお寺の掲示板を書く予定です。

数十年ぶりの再会

いつもお世話になっている網代のご門徒さんが昼間、娘さんといっしょにお寺に来られました。私が幼少の頃、遊んでもらったことがあるそうです。その節はありがとうございました。数十年ぶりの再会でした。

ご門徒さんは干したカレイ、親ガニ、そしてお手製のロールキャベツをお寺と町内に住む私の妹夫婦に届けにこられたのでした。

あさっての報恩講にも、「参らせてもらうけえ」とのことでした。そして、岩井にある町の老人福祉センターの大浴場に娘さんと向かわれました。

夕方にはロールキャベツをいただきました。

その後は、仕事帰りの坊守が花をいける予定です。忙しいのにありがたいことです。冷え込んできたので電気ストーブを出しましょうか。

岩美町は町長選挙です

次の日曜は岩美町の町長選挙です。岩井在住の前副町長さんが立候補され、今日の朝、出陣式があり、その決意を聞かせていただきました。

岩美町は平成の大合併に加わらず、単独自立を選びました。私はこちらに帰ってきて、その決断は大変大きな意味があったように思っています。町民のみなさんは賢明な判断を下されました。

役場があり、病院があり、地域のつながりがまだ生きている町です。高齢化がすすむなかでも、生き生きと生活されている方がたくさんいらっしゃいます。もちろん課題もたくさんありますが、これはどの中山間地にも共通しています。

私自身も、Uターンで帰ってきた一人です。岩美町のためにできることがあればさせていただきたいと思っています。

尾崎翠の部屋の裏庭をきれいにしたい

この前の土曜日、お寺の清掃日の際、ご門徒さんに紫陽花を植えていただきました。場所は本堂裏側です。尾崎翠さんが生まれた部屋の外、山際の土地です。

日当たりはそれほどありません。

なんとかきれいにならないものかと以前から考えていました。お客さんが見えられた際に、窓を開ける楽しさがあれば。紫陽花のほか、どんな草花を植えたら良いものでしょうか? あるいは別の考え方も? 良いアイディアがある方は、ぜひご提案下さい!

カニ漁が解禁されました

昨日、カニ漁が解禁されました。今日の早朝に水揚げされたばかりのカニを、ご門徒の漁師さんがわざわざお寺まで届けてくださいました。ちょうど法事の最中でお礼できなくてすみませんでした。

カニには申し訳ないのですが、ありがたくいただきます。そして漁師のみなさんに感謝。

タリ坊の目にはどう映ったのでしょうか?

現在、イギリスでCOP26が開催されています。このまま温暖化が進むと、海水が酸性になり、甲殻類の殻が溶け、エビやカニが生きられなくなると懸念されます。そうならないように、この気候危機に私たちが真剣に向き合っていかないといけません。

屋根瓦の修繕終わりました

奈良の職人さんによる屋根瓦の修繕が今日で終わりました。予定よりも早めに作業完了です。

足場をつたって本堂の屋根の高さまで上がってみましたが、怖い。私には高いところでの作業はムリです。

職人さん、お世話になりました。今後ともよろしくお願いします。

雪のあと、この状態でした