戦争体験をうかがう

ご門徒さんの親類にあたる方がご往生され、葬儀の依頼がありました。
午前中にご家族からお話をうかがいました。亡くなられたAさんは9人きょうだいの三男。長男さんは大正生まれで戦争体験者です。長男さんの息子さんから貴重な話をうかがいました。

「生前、父は、戦争を取り上げた映画やドラマを見て、『これはウソだ』というんです。『甲板なんかは血がべっとりとついていて、とても歩けたもんじゃない』『爆弾にやられると身体はバラバラになって、飛び散ってしまう。戦争はひどい』とよく聞かされました」

「呉の軍港で建造されていたヤマトのことも話していました。大きな囲いがしてあって、造っている途中は見えなかったそうです。完成して、囲いが外された時、『こんな大きな船があるなら、戦争に勝つかもしれん』と父は思ったらしいです』

海軍兵として戦い、仲間の多くが亡くなったそうです。

戦争が終わり、乗っていた軍艦は、進駐軍によって海で爆破されたとのことです。

戦争を体験された方の記憶をしっかりと記録しておかないといけないと感じさせられました。

ナモの日記(2022年3月)

ばんなりました。
ナモです。

みんながばんごはんをたべて、りびんぐでゆっくりするときが、だいたい、あたいのぱとろーるのじかんです。

このごろ、あたいたちのおにわに、シマちゃんじゃない子もくるので、ぱとろーるきょうかげっかんです。


ター坊はあんまりやくにたちません。イタズラしたり、あたいをぷろれすのあいてにしようとするので、こんやもおいたんにおこられて、おりにいれられました。でもほんにんはごきげんで、ねんねしています。
ター坊がねんねになったら、りらっくすたいむです。カリカリをたべたり、おにかいのろうかで、おばたんとおにごっこします。おばたんをつかまえたら、かかとをガブリとするるーるです。
「ター坊がいないと、こねこにもどるね」と、おばたんにわらわれました。

ふだんは、おねえさんらしくしてます。「ねーちゃんはつらいよ」

ついしん

おいたんはさいきん、とおいくにのにゅーすをあさみています。「ねこあるきのいわごうさんは、『ねこはへいわをあいするいきものです』っていってたよ。ねこはけんかをしてもころしあうようなことはしないのに、なんでひとはするのかな」とあたいにはなしかけました。

さるべき業縁のもよほさば

毎朝見ているBS NHKのワールドニュース。
今日はイギリスBBCのニュースのウクライナ現地リポートが詳しく報じられました。

サイレンがなるたび、地下の倉庫に避難する若い母親と2人の小さな娘さんの姿。
西に向かう列車に乗り込もうと殺到する群衆。妻と子どもを乗せ、国内に止まる男性の姿。
18歳から60歳までのウクライナ人の男性は、国外に出国することは禁じられています。手製の武器の部品として、家から釘を持ってきた障害を持つ男性の姿も。

市民を巻き込んだ悲惨な戦争です。胸が詰まります。

「一人にてもかなひぬべき業縁なきによりて、害せざるなり。わがこころのよくてころさぬにはあらず」(思い通りに殺すことのできる縁がないから、一人も殺さないだけである。自分の心がよくて殺さないのではないのですよ)
「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまいでもすべし」(その状況に置かれたなら、我々はいかなることにだって手を染めてしまうのである)

ーー「歎異抄」(第13条より)

プーチンに命令されたロシア兵も、侵略から祖国を守るために戦わざるを得ないウクライナの人々も、「さるべき業縁もよほさば」の中で、厳しい現実に立たされているのではないでしょうか。

戦争はむき出しの人間の本性を暴き出してしまいます。

「業縁なき」状態を、どんなに苦労してでも作り出し、持続させないといけません。

そして、たとえ戦争がはじまったとしても、それに反対し、侵略をやめよと叫ばないといけないのだと思います。

確定申告しました

2021年度分の確定申告を行いました。パソコン上でできるので、それほど手間ではありません。所得税を確定させ、クレジットカード決済で納付しました(手数料が836円もかかりました!!)

国民健康保険料、国民年金保険料、そして住民税は、郵便局の窓口から現金で納めています。口座からの引き落としの方が楽なのですが、いくら納めているのか、より自覚するためです。

春以降も、窓口で、「はあ」とか、「なんでこんなに高いんですかね」などとぼやきつつ、納めることになるのでしょう。

特に国民健康保険料は、協会けんぽの1.3倍、組合けんぽの1.7倍もの負担率です。全国知事会は公費からの1兆円投入で、協会けんぽ並の負担にするよう求めています。

これ、本当に実現してほしい。


過去帳を記入して思うこと

今日は雨降りです。屋根から落ちた雪は一時、1メートル半ほどありましたが、この雨で1/3ほど溶けてくれたようです。これで雪をかかなくてもよさそう。

午前中から2冊の過去帳にご法名やお名前など記入し、4時前に書き終えました。大袈裟かもしれませんが、肩の荷が降りるとはこのことです。

過去帳は、その家の過去の命を記録することを通じ、多くの命のおかげで今日ただいま私があるということを教えてもらうものであると思います。

1月にご往生された大正生まれの方のご法名、お名前もこの度記載しました。出身は町外ですが、戦後直後、町内の方とご縁があり、嫁いでこられました。ご家族にうかがったところこんな話を教えてくれました。

「母は父の名前は知っていたようですが、顔を見たことはなかったそうです。結婚することが決まり、初めて顔をあわせた時、弟さんも同席されていたそうです。母は、『私の夫になる人はどっちだろうかと思ったで』と話していました」

戦後直後というのは、そういう時代だったのでしょう。戦争で同世代の男性がたくさん戦死しました。あるご門徒さんのお宅で、戦地で亡くなった方のご命日を見て胸が締め付けられる思いをしたことがあります。そこには、「昭和二十年八月十二日」とありました。当時の日本男性の平均寿命は23.9歳です。それだけ男性が少なかったのですから、結婚したくてもできなかった女性がたくさんいらっしゃいました。

それから77年余り。

戦死者を記録しなければならない現実が起こっていることに憤りを感じます。

日本では、過去帳に一人の戦死者の名前も記載していません。
その重みをかみしめるのでした。

ツイッターでNo War

昨日はお参り前にと玄関の通路の雪をどけていたら、脇腹に激痛が走り数時間動けなかった坊守です。脇腹も捻挫するもんでしょうか?

先週は住職がお寺の掲示板を「殺すなかれ 戦争反対」に急きょ書き換えたことや、両国大使館にメッセージをしたという報告もしていましたが、ウクライナの人たちのことを考えると、何をしていても重い気持ちにおおわれています。
私が好きだった絵本『てぶくろ』が製作された国、チェルノブイリがある国。

ある国がほかの国を攻撃するという理不尽を目の当たりにしたのは、同時多発テロを受けたアメリカが、イラクを攻撃した2003年以来かと思います。
あの時はキャンドルデモやピースウォークがあちこちであり、私も仕事帰りに入れてもらって歩きました。ロシア国内でも侵攻当日から戦争に抗議する人たちが居て、1600人が拘束されたそうです。弾圧覚悟で街頭に立ったロシアの人たちにも連帯を。
戦争は権力者が始めて、命のやりとりをさせられるのは国民です。戦禍の国の庶民の一番の敵は、自国の権力者かもしれません。

昨日は午後から、Twitterデモをしようという呼びかけがあり、本堂裏に居た私も参加しました(「自分の手にメッセージを書いて」という参加条件でこんな風になりました)。

戦争や紛争のニュースにふれるたび「歎異抄」で親鸞聖人が唯円さんに「人を千人殺してみよ」といった十三章のくだりを思い返します。誰かを傷つけたり、命を奪うなどということは認めない世界にしなければ…と思います。

時代によってはそうした発言や意思表示がしにくい空気が強い時があるかもしれません。そんな時こそ、法律も政治状況にも左右されない世界観を持つ(はずの)宗教者には、戦のおろかさを語る役割があるんじゃないかとも思います。

ウクライナ大使館からの返信

先日、ロシア大使館に、侵略行為に抗議するとの声明を、鳥取宗教者平和協議会の名前で送信しました。同協議会は、県内の宗教者有志の会です。また、ウクライナ大使館に、ロシア大使館に抗議声明を送ったことをお知らせしました。

以下、声明です。

するとしばらくしてウクライナ大使館から、
「ご連絡及び応援してくださってありがとうございます。日本人の国民の応援は力強いですので私たちウクライナ人は最後まで頑張ります」(原文ママ)

との返信がありました。

ロシアの野蛮な侵略により、ウクライナの人々の命が奪われています。戦地に駆り立てられたロシア兵が傷つき、倒れていることにも胸が痛みます。世界中から「戦争反対」「ロシアは侵略をやめよ」「国連憲章を守れ」の声を上げ続けないといけません。

「殺すなかれ、人をして殺させるなかれ」(ブッダ)

七七七の漢字

今日は寒さも和らぎ、積もった雪も随分溶けはじめました。
午前中は法事が一件、午後の時間はご門徒さんからお預かりした過去帳を記載しています。二週間ほど前にお預かりしたのですが、なかなかとりかかれず、今日から書き始めました。何とか、二、三日中には書き上げたいと思います。

あるご先祖さんのご法名に「㐂」という漢字がありました。読み方の見当もつかず、スマートフォンの漢字アプリで検索したところ、「き」と読むこと、「喜」の異体字で、読み方も同じであることを知りました。

「七」は昔から特別な数と考えられてきました。
『無量寿経』には「七宝」が登場します。

「金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・硨磲(しゃこ)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)」

とあります。

字の方は、あいからわずいけません。最近は、大きな文字は、何とか、それなりに書けるようになってきたかなあと思うのですが、字を小さく、細く書くというのは…。

殺すなかれ 戦争反対

お寺の掲示板を書きました。

殺すなかれ 戦争反対

ロシア国内でも戦争反対の抗議が広がっていると報じられています。

遠いロシアやウクライナに届かないのは承知していますが、声を上げずにいられません。

殺すなかれ 戦争反対

何度でも何度でも叫ばないといけません。

他国を平然と侵略し、核兵器で世界を脅す指導者の愚行を、これ以上、許すことはできません。

殺すなかれ 戦争反対